ダーマペンの施術では、様々な導入薬剤を使用することができます。
そのひとつにウーバーピールがありますが、どのような効果が期待できる薬剤なのでしょうか。ウーバーピールの効果についてお伝えします。
ウーバーピールは、ダーマペン専用のピーリング剤です。
美肌を促進する成分が配合されていて、ニキビ改善、毛穴の開きや詰まり、くすみ、色素沈着、肌のざらつきなどへの効果が期待できます。
どのように施術しますか?
ダーマペンで、皮膚の表面に無数の穴をあけた後に、ウーバーピールを塗布します。
肌に穴があいている状態なので、薬剤に含まれている有効成分がしっかり皮膚の深部まで浸透し、肌のターンオーバーを正常に戻しながら、肌の生まれ変わりを促進させていきます。
ダーマペンはどれくらいの深さで施術しますか?
ウーバーピールの場合は、0.2~0.5mmの深さで施術します。
比較的浅い層になるため、治療直後の赤みやダウンタイムも控えめになっています。
目次
ウーバーピールに含まれる成分と期待できる効果
ウーバーピールにはどのような成分が含まれているのでしょうか?
マンデル酸、乳酸、レジルシノール、ヒアルロン酸、ピルビン酸、コウジ酸、ビタミンA、フェルラ酸、アルブチン、銅ペプチド、ナイアシンアミドが含まれています。
マンデル酸
肌のターンオーバーを促進させる成分で毛穴の詰まりを解消します。
乳酸
古くなった角質を柔らかくして、有効成分をより浸透しやすくしてくれます。肌にハリや透明感も与えてくれます。
レジルシノール
美白効果と抗酸化作用があります。
ヒアルロン酸
保湿効果が高く、肌に潤いと弾力を与えます。
ピルビン酸
古くなった角質を優しく除去します。
コウジ酸
美白効果と抗炎症作用があります。
ビタミンA
シミやシワを予防します。健康的な皮膚に導く成分です。
フェルラ酸
高い抗酸化作用があり、シミやくすみ、シワを防ぎます。
銅ペプチド
肌の新陳代謝を促進させて毛穴を引き締めたり、肌の凸凹を改善させます。
ナイアシンアミド
セラミドの生成を促す作用があります。肌内部のコラーゲンの減少を抑えます。
ヴェルヴェットスキンとウーバーピールはどちらが良いのでしょうか?
炎症性の赤ニキビがある方や、トラブル肌の方はウーバーピールのほうがおすすめです。
刺激が少なく、表皮にアプローチすることができるため、肌表面を整えていくことができます。
ハリ感アップやたるみの引き締めなどをしっかり実感されたい場合は、ヴェルヴェットスキンがおすすめですが、肌状態によって受けて頂くことができないケースもあります。
ウーバーピールは、ニキビ治療をされたい方におすすめの薬剤です。
ダーマペンとの組み合わせでしっかりニキビ肌、トラブル肌を改善していきます。施術を検討される方は、お気軽にご相談ください。

Kaoru Matsui
Wクリニック福岡院院長
松井 郁
2001年 | 福岡大学医学部医学科 卒業 |
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2003年 | 福岡大学病院 |
2008年 | 独立行政法人九州がんセンター |
2009年 | 福岡医科歯科大学病院 |
2010年 | 福岡大学筑紫病院 |
2013年 | 医療法人 天翠会 小倉きふね病院 |
2021年 | Wクリニック 勤務 |
日本美容外科学会所属
先生、ウーバーピールについて教えてください。