Wフェミナクリニック(婦人科)|ガングリオン

ガングリオン

ガングリオンとは

ガングリオンはゼリー状の物質が詰まった腫瘤です。
典型的なものは手の甲に生じ、これは手関節の関節を包む袋状の関節包に繋がっています。

その他、ガングリオンのできやすい場所は、下記の図のような場所になります。

ガングリオンの症状

非手術治療と手術治療があります。
手根管内へのステロイド+局所麻酔の注射を行うこともありますが、効果は限定的なので、繰り返し注射を行うことの神経への直接影響も考慮するとあまりお勧めできません。

やせた筋肉を戻すことは困難なので、箸が持ちにくくなったり、つまみ動作が困難になったりするようなら、早めの手術をお勧めします。

ガングリオンの治療法

ガングリオンは腫瘤だけが出来た状態で無症状であれば放置しても心配はありません。
ただし、痛みが強いもの、だんだん大きくなってくるもの、神経が圧迫され、しびれや痛みや運動麻痺などの神経症状が出てくる場合は治療が必要になります。
保存的療法としては、ガングリオンに注射針を刺して注射器で吸引し内容物を排出します。
何回か吸引排出する治療を行ううちに治ることもあります。
その他にも、ガングリオンを押し潰す治療法もあります。
それでも繰り返し内容物が溜まるようなら、手術で摘出します。
再発することもありますので、防止するためには、茎を含めたガングリオンの摘出が必要になってきます。