Wフェミナクリニック(婦人科)|腱鞘炎(ばね指・ドケルバン腱鞘炎)

腱鞘炎ばね指・ドケルバン腱鞘炎

ばね指とは

指を曲げた後、指が伸びなくなって曲がったままになり、伸ばそうとするとバネのように急に伸びる病気です。初期に特徴的な症状で、さらに進行していくと反対側の手で伸ばすのを手伝わないと伸びなくなり、無理に伸ばそうとすとひどく痛むようになります。
60代の方が多い病気なので、加齢による原因が考えられますが、70代以降に低下傾向がみられますので、加齢による病気とは言い切れません。
ばね指の特徴として、女性が多いことが挙げられます。更年期の女性に多く、妊娠出産期の女性にも多く生じます。女性ホルモンの関係についての報告は多くみられます。

ばね指の治療法

非手術治療と手術治療があります。
手術は根本治療で、狭窄した靭帯性腱鞘を切開して腱の滑動性を改善させることです。
症状が再燃したら、注射を行います。ステロイドの副作用もありますので、2~3回注射して改善がなければ、手術療法をお薦めします。

ドケルバン腱鞘炎とは

大きな物を持ったり、絞ったり、手を着いた際に痛みが手首の親指側に痛みが出る病気です。
親指を伸展する2本の伸筋腱のうちの短母指伸筋腱の腱鞘炎です。母指CM関節症と痛みの部位は近いです。
産後の女性に多い印象があり、経年的変化よりも女性ホルモンや、使用頻度、使用法に原因があるようにも思われますが、詳細はわかりません。

ドケルバン腱鞘炎の治療法

非手術治療と手術治療があります。
手術は根本治療で、狭窄した靭帯性腱鞘を切開して腱の滑動性を改善させることです。
症状が再燃したら、注射を行います。ステロイドの副作用もありますので、2~3回注射して改善がなければ、手術療法をお薦めします。