ボトックス注射は、しわ改善や多汗症の改善・毛穴の引き締め効果などが期待できる施術です。そんなボトックス注射ですが、「目をぱっちりさせることができるのか知りたい」「目をぱっちりにした場合のデメリットを知りたい」と思う方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ボトックスで目をぱっちりさせる方法やメリット・デメリットについて解説します。また、クリニックの選び方も併せて紹介します。
この記事を読めば、ボトックス注射で目をぱっちりさせる方法について理解できるので、目を大きくしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ボトックスで目をぱっちりにする方法

ぱっちりとした目元は、顔全体の印象を大きく左右します。理想の目元を実現するために注目されているのが、ボトックス注射です。
ボトックス注射は、手軽で安全性が高く、目元の形状を目的に合わせてデザインできるのが特徴です。アーモンドアイやタレ目、大きな丸い目など、希望する目元を実現できます。
ここからは、ボトックスで目をぱっちりにする方法を詳しく説明します。
アーモンドアイなら目頭に注入して蒙古ひだを緩める
アーモンドアイは、目の横幅が広く、シャープで洗練された印象を与える目元です。アーモンドアイを希望する場合は、目頭にボトックスを注入して「蒙古ひだ」を緩めるのが効果的です。
蒙古ひだとは、目頭を覆っている皮膚の一部で、目が小さく見える要因となります。ボトックスで蒙古ひだを緩めると、目の横幅が広がり、ぱっちりとしたアーモンド型の目元に近づけます。
さらに、二重のラインが際立つ効果も期待できるため、目元全体の印象が変わるのが特徴です。ただし、蒙古ひだの形状は個人差が大きいため、事前のカウンセリングで医師と理想の目元についてしっかり相談することが大切です。
タレ目にするなら目尻に注入して目尻を下げる
優しい印象を与える「タレ目」は、近年人気のデザインです。タレ目を実現するには、目尻にボトックスを注入する方法が適しています。
ボトックスを目尻に注入することで目尻がわずかに下がり、柔らかく女性らしい目元を作れます。ボトックス注射は目尻の小じわを同時に改善できるため、目元全体が若々しくみえる効果も得られるのが魅力です。
ボトックス注射は変化が控えめで自然な仕上がりになるため、初めて美容施術を受ける方にも適しています。周囲に気づかれずに印象を変えたい方や、柔らかい雰囲気を求める方におすすめです。
大きくて丸い目ならこめかみに注入して眉の位置を上げる
大きく丸い目は、華やかな目元を演出できるのが魅力です。大きくて丸い目を実現するためには、こめかみにボトックスを注入し、眉の位置を引き上げる方法が適しているでしょう。
眉が上がることで目の縦幅が強調され、目元がぱっちりと見えるようになります。また、こめかみにボトックス注射をすることで、目元だけでなく、顔全体のバランスを整える効果も期待できます。
ハリがある目ならヒアルロン酸も注入してまぶたの組織を補う
ハリがある目元を実現するためには、ボトックスとヒアルロン酸を組み合わせた施術が最適です。ヒアルロン酸をまぶたや目元周辺に注入することで、肌のボリュームを補い、若々しい目元を作り出せます。
ボトックスとヒアルロン酸の組み合わせは、加齢によって目元がくぼんで見える方や、ハリが失われたと感じる方におすすめです。若々しい目元を求める方に最適な施術法といえるでしょう。
ボトックスで目をぱっちりにするメリット

ボトックスを活用して目をぱっちりさせるメリットは、以下の5つです。
- メスを使用しないためダウンタイムが少ない
- 短時間で施術できる
- 一定期間経つと再施術ができる
- 傷跡がほとんど残らない
- 施術したことが周りにバレにくい
それぞれ詳しくみていきましょう。
メスを使用しないためダウンタイムが少ない
ボトックスの施術は、切開を伴わないためダウンタイムが非常に短いのが特徴です。施術後すぐに普段通りの生活を送れるため、忙しいスケジュールの合間にも施術を受けられます。
施術後に軽い腫れや赤みが生じることもありますが、通常数時間から数日で解消するため「仕事や予定が詰まっているけど目元の印象を変えたい」という方にもおすすめです。
短時間で施術できる
ボトックスの施術は、1回あたりの所要時間が非常に短く、平均で15〜30分程度で完了します。クリニックによっては、カウンセリングを含めても1時間以内に終わる場合も多いため、時間があまりない方でも施術を受けられる点がメリットです。
短時間で済むうえ、施術中の痛みもほとんどないため、初めて美容施術を受ける方にも適しています。ボトックス注射は、短時間で魅力的な目元を手に入れたい方に最適な施術となっています。
一定期間経つと再施術ができる

ボトックス注射の効果は、3ヶ月〜6ヶ月程度持続します。効果が自然に薄れていくため、再施術を行うことで、理想の目元を維持することが可能です。施術に満足できなかった場合や、時間の経過とともに目元の印象を微調整したい場合は再施術することで、印象を変えられます。。
ボトックス注射は、定期的に施術を受けることで、目元の形状や美しさを長期間キープすることが可能です。継続的にアプローチできる柔軟性は、ボトックスならではのメリットといえるでしょう。
傷跡がほとんど残らない
ボトックス注射は、極細の針を使用して皮膚に薬剤を注入するため、傷跡がほとんど残りません。施術後は、針を刺した箇所が一時的に赤くなる場合もありますが、数時間から1日程度で消えるため、周囲の目を気にしなくて済みます。
また、切開を伴わない施術のため、傷跡が残るリスクが極めて低いのが特徴です。自然な仕上がりを求める方や、施術を受けたことを知られたくない方にとって、傷跡がほとんど残らないのは、大きな安心材料となるでしょう。
施術したことが周りにバレにくい
ボトックス注射の効果は、施術直後に劇的な変化が現れるのではなく、数日から1週間程度かけて徐々に現れるため、施術したことが周りに気づかれにくいという特徴があります。
また、腫れや赤みが軽度なため、施術後すぐに外出やメイクが可能です。周囲の人に美容施術をしたことが気づかれたくない方にとっては、ボトックス注射は最適な施術といえるでしょう。
ボトックスで目をぱっちりにするデメリット

ボトックスはダウンタイムが少なく、短時間で施術が可能などのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。事前にデメリットを理解し、ボトックス注射が自分に合う施術かどうかを検討することが大切です。
ここからは、ボトックスで目をぱっちりにするデメリットを紹介します。
施術時に痛みが伴う場合がある
ボトックス注射は、針を使用する施術のため、チクッとした痛みを感じることがあります。また、施術後に注射箇所が一時的に痛む場合もあります。
痛みが苦手な方や不安な方は、クリニックで麻酔クリームを利用できるかどうかをチェックしましょう。また、医師の技術や使用する針の種類によっても痛みの程度が異なるため、信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。
施術後に内出血や腫れが出る可能性がある
ボトックス注射の施術後に、内出血や腫れが生じる可能性があります。内出血は注射針が毛細血管に触れることで起こり、数日から1週間程度で自然に治まるのが一般的です。
内出血や腫れを軽減するためには、施術後24時間は激しい運動や飲酒を控え、冷やすなどのアフターケアを行うことが推奨されます。また、内出血しやすい体質の方は、事前に医師に相談しておくと良いでしょう。
効果が持続するのは半年ほどのため永久的な効果はない
ボトックスの効果は、施術後約3ヶ月〜6ヶ月間持続しますが、効果が薄れるにつれて筋肉の働きが徐々に元に戻るため、再施術が必要となります。永久的な効果を求める場合には、別の施術を検討するのが良いでしょう。
短期間で気軽に試せる反面、継続的なメンテナンスが必要であることを理解しておくことが重要です。ただし、繰り返しボトックス注射の施術を受けることで、より効果の持続時間が長くなる可能性もあります。
施術が受けられない人がいる

ボトックスは安全な施術ですが下に該当する方は、施術を受けられない可能性があります。。
- 妊娠中や授乳中の人
- アレルギーがある人
- 筋力低下の疾患がある人
それぞれ詳しく解説します。
妊娠中や授乳中の人
妊娠中や授乳中の方は、ボトックス施術を避ける方が良いとされています。施術による直接的な悪影響は明確に確認されていないものの、胎児や授乳中の赤ちゃんへの影響が完全に否定できないため控えるようにしましょう。
アレルギーがある人
ボトックスの成分に対してアレルギーがある場合、施術を受けることはできません。また、アレルギー体質の方は、事前に医師と十分に相談し、パッチテストなどを受けるのがおすすめです。前もってパッチテストをしておくことで、安心して施術を受けられます。
筋力低下の疾患がある人
筋力低下や重症筋無力症やALSなどの神経系の疾患を患っている方は、ボトックス注射によって症状が悪化する可能性があることから、施術を控えることが推奨されています。
医師に必ず疾患の詳細を伝え、他の選択肢を検討するようにしましょう。
ボトックスで目をぱっちりさせる際のクリニックの選び方

ボトックスで目をぱっちりさせるためには、信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。ここからは、クリニックの選び方のポイントを紹介します。
医師の実績や経験は豊富か
ボトックス施術は、医師の技術力によって仕上がりが左右されます。そのため、施術件数が多く、経験が豊富な医師を選ぶことが重要です。
公式サイトや口コミをチェックし、医師の経歴や症例数を確認しましょう。
十分にカウンセリングしてもらえるか
施術前にしっかりとカウンセリングをしてくれるクリニックを選ぶことで、理想の目元を実現できる可能性が高まります。
希望や悩みを医師に伝えて、最適な施術が提案されるか、施術内容やリスクについて詳しく説明してもらえるかどうかをチェックすると良いでしょう。
アフターケアや保証は十分か
施術後のアフターケアや保証が充実しているクリニックは、万が一トラブルが生じた場合にも対応してもらえます。
施術後の状態をフォローアップしてくれる体制が整っているかどうか、事前に確認しておくのがおすすめです。
ボトックスで目をぱっちりにする際のよくある質問

最後に、ボトックス注射に関するよくある質問4つに回答します。
ボトックスで目がつり上がる可能性はありますか?
目元にボトックス注射をする際に、適切に薬剤が注入されない場合は、目がつり上がったように見えることがあります。注入箇所が誤っていたり、薬剤の量が多すぎたりする場合に起こる副作用の1つです。
目がつり上がるのを避けるためには、施術経験が豊富な医師を選び、施術前のカウンセリングで仕上がりの希望を明確に伝えることが重要です。また、施術後に違和感を覚えた場合は、早めにクリニックに相談しましょう。
目頭ボトックスで失敗するとどうなりますか?
目頭ボトックスは、蒙古ひだを緩めて目の横幅を広げる目的で行われますが、失敗すると不自然な仕上がりになる可能性があります。目頭の筋肉が過度にリラックスしすぎると、目元のバランスが崩れたり、二重のラインが崩れる可能性があるため注意しましょう。
失敗を防ぐには、目頭ボトックスの症例が豊富なクリニックを選び、適切な部位に適量の薬剤を注入してもらうことがポイントです。
目尻ボトックスは目が小さくなりますか?
目尻ボトックスでは、目が小さく見えることはまれです。ただし、筋肉の動きを抑えすぎたり、不適切な施術を行ったりすると、目を開きにくくなることがあります。
不安がある場合は、カウンセリング時に目尻ボトックスの具体的な効果やリスクについて詳しく尋ねてみてください。
眉間にボトックスを打つと目がぱっちりになりますか?
眉間へのボトックス施術は、眉間のしわを軽減する目的で行われることが一般的ですが、目元がぱっちりする効果も期待できます。理由として、眉間の筋肉が緩和されることで、眉の位置がやや上がり、目の縦幅が強調されることが挙げられます。
ただし、ボトックス注射による効果は控えめのため、大きな変化を求める方は、他の施術と組み合わせることを検討すると良いでしょう。
まとめ

この記事では、ボトックス注射で目をぱっちりさせる方法を解説しました。アーモンドアイを目指すなら、目頭に注入し蒙古ひだを緩める方法が適しています。タレ目にするなら目尻への薬剤を注入し、大きな丸い目を際立たせるにはこめかみへ注入するのが効果的です。
目元にハリを与えたい場合は、ヒアルロン酸と組み合わせることで、理想の仕上がりとなるでしょう。
ボトックス注射のメリットは、メスを使わないためダウンタイムが少なく、短時間で施術が完了することなどです。一方で、痛みや内出血、効果の持続期間が短いといったデメリットもあります。
ボトックス注射で目をぱっちりさせるためには、信頼できる医師やクリニックを選び、事前のカウンセリングで仕上がりを共有しておくことが重要です。
この記事を参考にして、理想の目元を手に入れましょう。
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