
シワやシミ・たるみなどの肌悩みを抱えている方に人気があるのが水光注射です。施術を受けるか決まっている方で「水光注射ができない人はいるの?」「施術後のダウンタイムが心配」という方もいるのではないでしょうか。
水光注射ができない方もいますが、受けられない可能性がある方もいるため、前もって把握しておくと良いでしょう。
この記事では、水光注射ができない人とおすすめの人を紹介します。また、メリット・デメリット、ダウンタイムに見られる症状も併せて解説します。水光注射を受けようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
水光注射ができない人とは?
水光注射は多くの人に効果が期待できる施術の1つですが、以下の人は施術ができません。
- 妊娠中・妊活中の方
- ステンレスアレルギーの方
- 添加物にアレルギーがあるの方
- 敏感肌の方
- 重度の糖尿病を患っている方
- その他
体質や健康状態によっては受けられないケースもあります。受けられない可能性がある方は、事前に医師と相談することをおすすめします。
それでは、1つずつ見ていきましょう。
妊娠中・妊活中の方
水光注射は、妊娠中の方だけでなく妊活中の方も控えたほうが良いです。なぜなら、水光注射で注入する薬剤の成分が、血液や胎盤を通じて赤ちゃんに影響を与える可能性があることと、妊娠中は痛みを感じやすくなっていると考えられているからです。
現在のところどのような影響を与えるのかは完全に解明されていないため、産後に施術を受けるようにしましょう。
また、妊活中の方も安全を第一に考え、施術を控えることをおすすめします。しかし、クリニックによっては妊活中であっても施術を受けられるケースもあるため、施術を希望する場合は、事前にクリニックで確認しておくと安心です。
ステンレスアレルギーの方
水光注射に使用される針は通常ステンレス製であり、ステンレスアレルギーがある方は施術を受けることが難しい場合があります。ステンレスアレルギーの方が施術を受けると、注射部分にかゆみや赤み、腫れといった症状が出る可能性があります。
リスクを避けるためにも施術前にアレルギーの有無を確認することが重要です。アレルギーがあるか不安な場合、パッチテストを実施することで、施術の安全性を確認できます。
添加物にアレルギーがある方
水光注射で使用される薬剤には添加物が含まれていることが多く、これによりアレルギー症状が出る方もいます。過去に化粧品や薬剤で腫れ、ほてり、赤みなどのアレルギー反応を経験したことがある方は、特に注意が必要です。
クリニックで使用する薬剤の成分を確認し、アレルギー反応が出る可能性がある場合は施術を避けるか、他の方法を検討すると良いでしょう。
敏感肌の方
敏感肌の方は、外部からの刺激に対して反応しやすく、水光注射の施術によって赤みや乾燥が強く出る方もいます。水光注射は肌に針を刺して薬剤を注入するため、敏感肌の方には刺激が強すぎる場合があります。
また、アトピー性皮膚炎を持っている方も施術による細菌感染のリスクがあるため、医師に相談した上で施術の可否を決定することが望ましいです。特に不安がある場合は、敏感肌対応の施術方法を検討すると良いでしょう。
糖尿病(重度)の方
糖尿病(重度)の方は、水光注射の施術後に合併症を引き起こすリスクが高くなるため、受けられない方が多いです。糖尿病は、傷の治りが遅く、感染症や炎症を引き起こすリスクが他の方よりも高くなります。
神経障害や動脈硬化の進行・皮膚のトラブル・腎症などの合併症を引き起こすリスクがあるため施術は受けない方が安心です。
その他
以下の条件に当てはまる方は、施術を受けられない場合があります。
- 自己免疫疾患
- 抗がん剤治療中
- 凝固異常症
- ケロイド体質
- B型・C型肝炎
- 施術部位に傷や炎症がある
- 内服治療中
施術が可能なクリニックもありますが、施術前に医師としっかりと相談し、健康状態やリスクをふまえて施術を受けるかどうか判断をするのがおすすめです。
水光注射がおすすめな人
水光注射は、以下の方におすすめの施術です。
- 乾燥による小ジワが気になる方
- 年齢とともに肌質の変化を感じている方
- 肌の明るさや透明感を向上させたい方
- 肌のハリやみずみずしさが失われている方
- 毛穴の目立ちが気になる方
- メイクのノリを良くしたい方
- エイジングケアをしたい方
- ほうれい線が気になる方
水光注射は真皮層に美容成分を届けて、肌の内側から肌質や肌悩みを改善する施術です。薬剤は肌悩みに応じて組み合わせをすることが可能なため、複数の悩みにアプローチできます。
水光注射のメリット
水光注射は短時間で効果が期待でき、さまざまな肌悩みを解決できる点で、多くの方から選ばれています。ここからは、具体的なメリットを解説します。
施術にかかる時間が短い
水光注射は、約1時間ほどで施術が完了します。1回の施術の時間が短いため、用事の合間にも受けやすいのがメリットです。
施術の流れは以下のとおりです。
- メイクを落とし、洗顔をする
- 麻酔クリームを塗布(笑気麻酔を行なう)
- 薬剤をダーマシャイン®バランスにセットする
- 肌を吸引しながら薬剤を注入する
水光注射は特殊な細い針を搭載した機械を使い、スタンプを押すように薬剤を均等に注入していくため、効率的です。
肌トラブルの改善が期待できる
水光注射はシミやシワ・たるみなど、さまざまな肌トラブルの改善に役立ちます。肌の悩みに合わせて薬剤の組み合わせを調整でき、同時に注入することが可能です。
一度に複数の症状に対応できるため、肌悩みが多い方にとてもおすすめの施術となっています。
ダウンタイムが短め
水光注射は、施術後のダウンタイムが短いこともメリットです。ダウンタイムは通常数日から1週間〜10日ほどで治りますが、個人差があり半日ほどで落ち着く方もいます。
ダウンタイムには赤みや腫れ・内出血などがみられますが、すぐに普段通りの生活ができます。また、細い針を使用しているため、施術後に大きな傷跡が残りにくく、メイクで隠すことが可能です。
水光注射のデメリット
水光注射には多くのメリットがある一方、いくつかのデメリットも存在します。水光注射のデメリットは、以下のとおりです。
- 施術時に痛みを感じる可能性がある
- 定期的に施術をする必要がある
- 費用がかかる
- 効果を実感できない可能性がある
- 施術当日はメイクができない
1つずつ解説していきます。
施術時に痛みを感じる可能性がある
水光注射は細い針を使用しますが、針を刺して剤を注入するため、チクチクとした痛みを感じる場合があります。針は細ければ細いほど痛みが軽減されますが、敏感な方や痛みが苦手な方は痛みを感じるケースもあります。
痛みが苦手な場合は、麻酔クリームを使うことで、痛みを軽減することが可能です。クリニックによっては、笑気麻酔を使用できるところもあります。
定期的に施術をする必要がある
水光注射の効果は、1回の施術で長期間続くわけではありません。そのため、定期的に施術を受ける必要があります。
初回の施術から3〜4回目までは1ヶ月に一度、それ以降は1〜2ヶ月ごとに施術を受けるのがおすすめです。肌質が改善されると効果が持続するようになり、3ヶ月〜半年ほどのペースでの施術も可能です。
費用がかかる
水光注射は、効果を維持するために継続的に施術を受ける必要があり、費用がかかります。費用はクリニックや薬剤の種類・組み合わせにより異なりますが、1度の施術で数万円かかるケースもあります。
水光注射は、長期的な効果を得るために定期的な施術が必要ですが、無理なく通えるよう、予算に合わせて計画を立てることが大切です。
効果を実感できない可能性がある
水光注射は肌の潤いとハリを向上させる施術ですが、深いシワや皮膚のたるみが顕著な方にとっては、期待通りの効果を感じにくい場合があります。
医師から別の施術方法を提案されることもあるため、事前のカウンセリングで肌の状態や悩みを相談することが重要です。
施術当日はメイクができない
水光注射の施術後は、肌がとても敏感な状態になるため、機械によっては施術当日にメイクができない場合があります。肌への負担を軽減するためにも、当日のメイクは控えるようにするのが望ましいです。
施術当日にメイクをしたい方は、クリニックに導入されている機械を確認するようにしましょう。
なお、Wクリニックでは、当日からメイクが可能な機械を導入しており、施術後すぐにメイクをしたい方にもメイクできます。
水光注射のダウンタイムに見られる症状
水光注射のダウンタイム中には、肌荒れのほか、内出血・傷あと・肌のボコボコなど、さまざまな症状が見られます。それぞれの症状や期間を解説します。
肌荒れ
水光注射の施術後には、赤みや腫れなどの肌荒れの症状が出ることがあります。症状は針の刺す深さに比例し、深く刺せば刺すほど症状が強くなります。数日で軽快する方が多いですが、10日ほど続く方もいて、個人差が大きいです。
赤みや腫れが気になる方は、冷やすことで症状が軽快する可能性がありますが、痛みなどがとても強い場合には、医師へ相談しましょう。
内出血
水光注射の施術では針を使用するため、内出血が起こることもあります。特に、目の周りや皮膚が薄い箇所では、内出血が起こりやすく、点状出血のような小さな内出血が見られることがあります。
時間とともに自然に治まることがほとんどですが、症状が気になる場合は、患部を冷やし、触りすぎないようにしてみてください。さらに、内出血はメイクで隠せる程度のため、当日もしくは翌日にコンシーラーなどを活用してカバーすることで目立たなくなります。
傷あと
まれに、針を刺した跡が肌に残ることがありますが、数日で軽快することがほとんどです。施術当日は肌が敏感になっているため、冷やすことで回復を早める効果が期待できます。
翌日以降も針跡が気になる場合は、軽くメイクをしてカバーしましょう。
肌のボコボコ感
施術後、一時的に肌がボコボコする方もいます。肌のボコボコは、注入された薬剤が均一に広がっていないことにより起こります。徐々に薬剤が吸収されていくため、数日で落ち着き、徐々に馴染んでいきます。
万が一、ある程度の期間が経過してもボコボコが治らない場合には、マッサージをしてみてください。
水光注射のダウンタイムの期間
水光注射のダウンタイムは、一般的に数日〜1週間ほどです。半日ほどで肌が落ち着く方もいますが、10日間ほどかかることもあります。
ダウンタイム中の症状はメイクで隠せる程度ですが、長くかかる方もいるため、施術後のスケジュールを考慮しながら施術を受けるようにしましょう。
水光注射に関するよくある質問
最後に、水光注射に関するよくある質問に回答していきます。
ダウンタイム中に気をつけた方が良いことは?
ダウンタイム中は肌が敏感な状態であり、血行が促進すると赤みや腫れが強くなる可能性があります。以下の点に気をつけて、施術後過ごすようにしましょう。
- 飲酒や運動を控える
- 紫外線対策をしっかり行う
- 顔を頻繁に触らない
- 顔をこすらない
- 当日は入浴を避ける
- 肌に強い刺激を与えない
赤みや腫れが強い場合には、施術部位を冷やすようにしましょう。
いつから効果を実感できる?
水光注射の効果は施術後2、3日目あたりから実感する方が多いです。1回目から効果を実感でき、数週間ほど持続しますが、使用する薬剤によって効果の感じ方や持続期間が異なります。
どの薬剤が良いかわからない方は、カウンセリングのときに医師と相談してみてください。
施術の頻度はどれくらいが良い?
水光注射は、1回目〜3回目までは1ヶ月に一度施術を受けましょう。4回目〜5回目以降は、1ヶ月〜2ヶ月ごとに施術を受けることで、効果が持続しやすくなります。
初期段階で効果を最大限に得たい方は、2週間〜3週間ごとに施術を受けるのがおすすめです。
水光注射とダーマペンの違いは?
水光注射とダーマペンの違いは、以下のとおりです。
特徴 |
水光注射 |
ダーマペン |
作用 |
肌に潤いやハリを与える |
コラーゲン生成 自然治癒力の向上 |
ダウンタイム |
短い |
部分的に赤みが強く出ることがある |
効果の実感 |
3日~数日ほど |
1週間〜10日ほど |
推敲注射は肌内部に潤いやハリを与える施術です。一方、ダーマペンはコラーゲン生成や自己治癒力の向上が期待できる施術となっています。
まとめ
水光注射は、肌のシワやシミ・たるみなどを改善したい方に最適な方法です。しかし、糖尿病の方や、ステンレスアレルギーの方・妊娠中・妊活中の方は、水光注射ができません。
さらに、ケロイド体質や施術部位に傷や炎症がある方なども施術が受けられない可能性があり、健康状態やリスクをふまえて施術を受けるかどうか判断をするのがおすすめです。
水光注射は痛みを感じる可能性や定期的に施術を受ける必要がありますが、施術時間が短いうえ、肌トラブルの改善が期待できます。ダウンタイムも短めであり、複数の薬剤を組み合わせできることから、効果的に肌悩みの改善が期待できます。肌に関する悩みがある方は、ぜひ水光注射の施術を受けてみてください。

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