ヒアルロン酸は肌や美容に良い効果が期待できる成分です。
ヒアルロン注射は美容でよく行われている治療法のひとつです。
今回はヒアルロン酸の肌への効果や関係性、美容注射の効果や副作用、限界について解説します。
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目次
ヒアルロン酸とは
肌はヒアルロン酸とコラーゲンによって弾力が保たれています。
ヒアルロン酸は水分を多くとりこみ、水に溶けると粘り気がでてくることで肌に弾力が出ています。
美容にも効果があるヒアルロン酸ですが、年をとるとともに減少してしまいます。
肌に弾力を持たせるためにもヒアルロン酸を日頃から意識的にとるのが大切です。
ヒアルロン酸の肌への効果
ヒアルロン酸の肌への効果は、保湿効果によって肌が潤ったり、ターンオーバーという肌の生まれ変わりのサイクルを整える効果があります。
それぞれの効果について紹介します。
肌が潤う
ヒアルロン酸は、肌に水分を含ませて効果的に保湿します。
肌にヒアルロン酸が多く存在すれば、空気中の水分を肌に含ませて保湿効果が高まります。
肌に保湿効果や弾力性、潤いを持たせられるヒアルロン酸は美容効果が高く、目の下のしわやほうれい線に対しても効果があると報告されています。
ターンオーバーを整える効果がある
ヒアルロン酸は肌を保湿することで、ターンオーバーを整える効果があります。
肌は28日周期で生まれ変わっていき、これをターンオーバーと呼びます。
肌の一番表面の層が汚れてしまうと、肌がはがれ落ちなくなりターンオーバーが不調になります。
ヒアルロン酸は、表面を保湿することではがれ落ちやすくし、ターンオーバーを整えられるのです。
効果的なヒアルロン酸の取り方
ヒアルロン酸を効果的にとるには、ヒアルロン酸を注入するヒアルロン酸注射や、ヒアルロン酸の美容液を塗ったり、サプリメントをとるのがおすすめです。
ここでは各々の方法について紹介します。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸を注入することで、肌の真皮にヒアルロン酸が直接いきわたります。
肌の弾力を取り戻すのに効果的で即効性があります。
また、肌のたるみやしわを治療するのに外科的に手術する方法もありますが、費用が高額でダウンタイムも長くかかります。
ヒアルロン酸注射は外科手術よりも費用が安く、注射後のダウンタイムも基本的にはありません。
また、ヒアルロン酸注射は外科手術とは違って、修正できるのも大きなメリットです。
修正する場合は、ヒアルロン酸分解剤を注入します。
ヒアルロン酸の美容液やサプリメントなどもありますが、効果が出るまで時間がかかります。
ヒアルロン酸注射だとすぐに効果が得られるのでおすすめです。
各方法の特徴について下の表にまとめてみました。
ヒアルロン酸注射 | 外科手術 | 美容液 | サプリメント | |
効果が出るまでの時間 |
すぐ効く | 数週間 | 時間がかかる | 時間がかかる |
持続時間 | 半年〜1年 | 場合による | ほぼ持続しない | ほぼ持続しない |
ダウンタイム | ほぼなし | 数週間〜1ヶ月 | なし | なし |
費用 | 外科手術より安い | 高い | 安い | 安い |
修正 | 可 | 不可 | × | × |
ヒアルロン酸の美容液
ヒアルロン酸の保湿効果は、肌に存在する間だけ期待できます。
軟膏やクリームもありますが、すぐに取れてしまうことがあります。
そのため、保湿効果を維持するためには、肌に馴染むように定期的に塗ることが重要です。
サプリメント
ヒアルロン酸をサプリメントで取るのも効果があります。
しかし、ヒアルロン酸を吸収して肌に届くまでには時間がかかりますし、吸収効率も良くありません。
ヒアルロン酸の配合量や、体内に吸収されやすい分子量が少ないサプリメントを選ぶのがおすすめです。
ヒアルロン酸注射の美容効果
ヒアルロン酸注射が美容で効果を期待できるのは、たるみやしわを改善することです。
涙袋やあご、鼻を作ったり、唇をふっくらさせたり、おでこを丸くしたりできます。
ヒアルロン酸注射の肌への美容効果の限界
ヒアルロン酸注射は、美容での効果が期待できますが、その一方で副作用や、注意すべき影響やポイントがあります。
表情のしわには効果がない
ヒアルロン酸注射は、笑った時だけに出る目尻などの表情のしわには効果がでにくいです。
このような場合にはボトックス注射がおすすめです。
年を重ねてしわが無表情の時でも目立つようになれば、ヒアルロン酸注射とボトックス注射を組み合わせることで、効果を発揮します。
肌のたるみや影、しわの全ては消せない
ヒアルロン酸注射の効果は、肌のたるみやしわを改善することですが、全てを完全に消せるわけではありません。
ほうれい線は、頬や口の形によっては浅くはできますが限界があるケースもあります。
また、おでこのしっかりとしたしわは、何度も注射しても浅くすることさえできないことがあります。
フェイスラインは治療しにくい
ヒアルロン酸注射は、頬のたるみなどのフェイスラインは改善しにくいです。
ヒアルロン酸を注入しても、目の錯覚で頬が上がったように見えることがありますが、実際に肌が持ち上がることはありません。
効果は永久ではない
ヒアルロン酸注射の持続期間は永久ではありません。
時間が経過すると効果が薄れ、元に戻ることがよくあります。
一般的に効果は半年から1年ほど持続しますが、ヒアルロン酸の硬さによって期間が異なり、硬いヒアルロン酸ほど効果が長持ちします。
しかし、ヒアルロン酸が残っているにも関わらず効果が感じられなくなることもあります。
副作用
ヒアルロン酸を美容で注射することは一般的に行われていますが、体に悪い影響を与えることがあります。
ヒアルロン酸に対するアレルギーや赤み、青くなるチンダル現象、腫れ、内出血、しこり、血行障害などがあげられます。
ヒアルロン酸注射の副作用について詳しく知りたい方は「ヒアルロン酸注射後の内出血が起こる原因や早く治す方法、予防法を解説」の記事もあわせてご覧ください。
まとめ
ヒアルロン酸は、肌を保湿し弾力をもたせています。
年齢を重ねると減っていきますが、個人差があるので肌が気になる方は積極的にヒアルロン酸をとるのが大切です。
ヒアルロン酸を効果的に体内に取り込むには、ヒアルロン酸を注入するヒアルロン酸注射がおすすめです。
肌のたるみやしわなどを改善できます。
その一方で、アレルギーや腫れなどの副作用や、表情のしわを含んだ全てのしわを消せるわけではないこと、治療しにくい場所があること、効果が永久には続かないことなどに注意が必要です。
当院では、特に鼻とあごにおすすめのヒアルロン酸注射を行えます。
効果は約1年半から2年続くのでおすすめです。
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