おでこにヒアルロン酸を注入することで自然な丸みを持たせ、若々しい印象を得られる効果に期待できます。そんなおでこへのヒアルロン酸注入ですが、「ダウンタイムはどのくらい?」「施術のメリットやデメリットは?」と思う方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、おでこにヒアルロン酸を注入した際のダウンタイムについて解説します。また、ダウンタイムを短くする方法や、施術のメリット・デメリットも詳しく紹介します。

この記事を読めば、おでこへのヒアルロン酸注入について理解できるので、施術を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

ダウンタイムがほとんどない?おでこのヒアルロン酸注入とは

おでこへのヒアルロン酸注入は、額の丸みを整えたり、しわを改善したりする目的で行われる美容整形の1つです。ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分のため、副作用が少なく、高い保水力で肌の弾力や潤いを保つ効果が期待されています。

施術はメスを使わないため比較的短時間で完了し、ダウンタイムが短い点も特徴です。施術後すぐに日常生活に戻れるケースがほとんどで、大きな腫れや痛みが出ることは少ないとされています。

ただし、個人差があり、軽度の腫れや赤みが生じる場合もあるため施術後のケアが重要です。以下の記事では、ヒアルロン酸注射の特徴について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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おでこのヒアルロン酸注入のダウンタイム

おでこにヒアルロン酸を注入すると、ダウンタイム中に以下のような症状が現れる場合もあります。

  • 痛み
  • 内出血
  • 赤み
  • 腫れ
  • むくみ

1つずつ詳しくみていきましょう。

痛み

施術中は麻酔をしているため痛みを感じにくいですが、ヒアルロン酸を注入した後に、鈍い痛みを感じる場合があります。おでこには多くの神経があるため、他の部位と比べて痛みを感じる方もいるようです。

施術後の痛みは2〜3日程度でなくなり、冷却することで痛みを和らげる効果があります。我慢できない痛みが出た場合は、医師に相談すると良いでしょう。

内出血

ヒアルロン酸注入の際に、針が細かい血管に触れることで、軽度の内出血が起こることがあります。特に、おでこは皮膚が薄く血管が多い部位のため、まれに内出血による青あざができることもあります。

内出血は通常1〜2週間ほどで自然に治りますが、早めに改善したい場合は、施術後に冷却ケアをすると効果的です。また、施術直後は血流を促進する行為(入浴や運動、飲酒)を控えることで、内出血のリスクを軽減できます。

赤み

ヒアルロン酸注入後に赤みが生じるのは、針を刺したことによる皮膚の刺激や、軽度の炎症が原因です。赤みは数時間から数日以内に引くことが多く、適切なスキンケアや冷却をすることで症状を軽減できます。

赤みが生じる際は腫れも伴う傾向にあり、落ち着くまでに1〜2週間程度かかる可能性もあります。

腫れ

おでこのヒアルロン酸注入後に起こる腫れは、ヒアルロン酸が皮膚内に広がることで一時的に生じるものです。通常、施術後の腫れは24〜48時間以内にピークを迎え、その後徐々に落ち着きます。

腫れを最小限に抑えるには、施術後のマッサージを避け、冷却ケアをすると効果的です。また、施術直後は血流を促す行動(サウナや激しい運動)を避けることで、腫れの悪化を防げます。

むくみ

ヒアルロン酸は周囲の水分を吸収する性質があるため、注入後に一時的にむくみが生じることがあります。特に、施術後数日間は水分バランスの変化により、顔が膨らんだように感じることもあるでしょう。

むくみは1〜2週間ほどで自然に解消されることがほとんどですが、塩分の多い食事を控え、適度な水分補給を心がけることで早い改善に期待できます。また、就寝時に頭を少し高くして寝ると、顔のむくみを抑えるのに効果的です。

おでこのヒアルロン酸注入|ダウンタイムを短くする方法

おでこにヒアルロン酸を注入した後のダウンタイムを短縮する方法は、主に以下のとおりです。

  • 冷やす
  • 刺激を与えない
  • 血行が良くなる行為を避ける

それぞれ詳しく解説します。

冷やす

施術後の腫れや炎症を抑えるには、患部を冷やすと効果的です。冷却パックや氷をタオルに包み、施術部位に優しく当てることで、腫れや内出血を最小限に抑えられます。

ただし、冷やしすぎると回復が遅れる可能性があるため、適度に時間を空けると良いでしょう。

刺激を与えない

施術直後はヒアルロン酸が皮膚内に定着するまでの期間を要するため、施術部位を強く押したり、マッサージしたりするのは避けましょう。定着していない時期に患部へ刺激を与えると、ヒアルロン酸が移動して皮膚に凹凸が現れる場合もあるため、注意が必要です。

また、メイクやスキンケアも優しく行い、過度な摩擦を与えないように注意してください。

血行が良くなる行為を避ける

施術後は、血行が良くなる行為を避けることが重要です。熱いお風呂やサウナ、激しい運動や飲酒は腫れや内出血を悪化させる可能性があるため、少なくとも施術後1週間は控えましょう。

当日の入浴は控えて、シャワーにした方が無難です。

おでこにヒアルロン酸を注入するメリット

ヒアルロン酸をおでこに注入するメリットは、以下のとおりです。

  • バランスが良くなる
  • おでこに丸みが出る
  • 若返り効果に期待できる
  • 施術時間が短い
  • 効果を実感できるのが早い

1つずつ解説するので、ぜひ参考にしてください。

バランスが良くなる

ヒアルロン酸を注入することで、おでこに適度なボリュームを持たせ、顔全体のバランスを整える効果に期待できます。特に、おでこが平坦な場合や凹みがある場合には、丸みを持たせることでフェイスラインがより美しく見えるでしょう。

また、額の高さを調整することで鼻や顎のラインとのバランスが取れ、横顔のプロポーションが整います。

おでこに丸みが出る

ヒアルロン酸注入によっておでこに自然な丸みを持たせることで、柔らかく女性らしい印象に期待できます。額が平坦だと顔全体がのっぺりとした印象になりがちですが、適度な丸みを持たせることでより若々しく、洗練された印象になります。

額の形が変わることでメイクの仕上がりにも違いが出るため、より華やかな印象を与えられるでしょう。

若返り効果に期待できる

おでこのしわに悩んでいる方は、ヒアルロン酸を注入することでハリが戻り、若々しい印象を保てるでしょう。

おでこのしわは加齢とともに脂肪やコラーゲンが減少し、皮膚がたるむことで刻まれやすくなります。そこで、ヒアルロン酸を注入することで肌の内部からふっくらと持ち上げられ、しわを目立たなくする効果に期待できます。

また、額に丸みを持たせることで目元や頬のたるみが目立ちにくくなり、顔全体の印象が引き締まって見える効果もあるようです。ヒアルロン酸注入は、単にしわを改善するだけでなく、顔全体の若返りをサポートする施術ともいえます。

施術時間が短い

ヒアルロン酸注入は10〜30分程度の短時間で完了するため、忙しい方でも気軽に受けられます。また、メスを使わないため傷跡が残ることもなく、初めて美容施術を受ける方にも適しています。

施術後はすぐに日常生活に戻られるため、仕事や家事で忙しい方でも負担なく受けられる点も大きなメリットです

効果を実感できるのが早い

ヒアルロン酸注入の魅力の1つは、施術直後から効果を実感しやすいことです。注入直後からおでこの形が整い、ふっくらとした丸みが出るため、即時的な変化を感じられます。

また、ヒアルロン酸は体内に徐々に馴染んでいくため、施術後数日〜1週間程度でより自然な仕上がりになります。ダウンタイムも短いため、イベントや特別な予定の前に施術を受ける方も多いようです。

ただし、ヒアルロン酸の種類や注入量によって仕上がりが異なるため、医師と相談して自分に合った施術方法を選びましょう。

おでこにヒアルロン酸を注入するデメリット

ヒアルロン酸注入にみられるデメリットは、以下のとおりです。

  • ボコボコになる場合がある
  • 仕上がりが不自然
  • アレルギーのリスク
  • 永久的には続かない

1つずつみていきましょう。

ボコボコになる場合がある

ヒアルロン酸を注入した直後に、おでこの表面がボコボコと不自然に見えることがあります。これは、注入されたヒアルロン酸が均等に広がらず、局所的にかたまりができてしまうために起こる症状です。

特に、皮膚の薄い人やもともと骨格が平らなおでこの場合、凹凸が目立ちやすくなることがあります。皮膚がボコボコになる症状を防ぐには、経験豊富な医師のもとで施術を受けることが重要です。

また、施術後にマッサージや刺激を与えるとボコボコになりやすいため、ダウンタイム中は扱いに気をつけましょう。

仕上がりが不自然

おでこに過剰にヒアルロン酸を注入すると、膨らみすぎて不自然な仕上がりになることがあります。特に、日本人は骨格的に欧米人のような丸いおでこではないため、不適切な注入量で施術すると不自然な膨らみが目立つことがあります。

また、医師の技術不足や注入する層が適切でない場合、局所的に膨らんでしまったり形がいびつになったりするケースもあります。

こうしたリスクを避けるには、患者の骨格や顔全体のバランスを考慮してくれる、技術力のある医師を選ぶことが重要です。

アレルギーのリスク

ヒアルロン酸自体はもともと体内に存在する成分ですが、まれにアレルギー反応を引き起こすことがあります。特に、過去にヒアルロン酸注入で炎症を起こしたことがある方や、アレルギー体質の方は注意が必要です。

アレルギーの症状としては注入後に強い腫れや赤み、重篤なケースではアナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあります。施術前には医師と相談して、パッチテストを受けることも検討すると良いでしょう。

永久的には続かない

ヒアルロン酸注入は時間の経過とともに体内に吸収されるため、永久的な効果はありません。おでこに注入したヒアルロン酸は6ヶ月〜2年程度で分解されるため、効果を維持するには定期的な施術が必要です。

施術を継続する場合は、医師に施術のタイミングを相談すると良いでしょう。

おでこにヒアルロン酸を注入する際の注意点

おでこにヒアルロン酸を注入する際は、施術のタイミングや仕上がりの確認が重要です。ここからは、ヒアルロン酸注入の注意点を解説します。

大事なイベントの前に施術を受けない

ヒアルロン酸注入は比較的ダウンタイムの短い施術ですが、注入直後は腫れや赤み、内出血が発生する可能性があります。そのため、大事なイベントや写真撮影を予定している場合は、少なくとも1週間以上前に施術を受けることが推奨されています。

また、万が一仕上がりに違和感があった場合に修正や馴染むまでの時間を確保する必要があるため、イベント直前の施術は避けるようにしましょう。

仕上がりを他人に見てもらう

ヒアルロン酸注入の仕上がりは、自分ではわかりにくい場合があります。特に、おでこの形状は正面だけでなく横からのシルエットにも影響を与えるため、施術後は鏡でチェックするだけでなく他人の意見を参考にすることが重要です。

家族や友人など信頼できる人に見てもらい、不自然な膨らみや違和感がないか確認すると良いでしょう。また、クリニックで施術前後の写真を撮影し、比較しながら調整をするのも効果的です。

ダウンタイム中に後悔しない!おでこのヒアルロン酸注入に適したクリニックの選び方

おでこにヒアルロン酸を注入する際には、クリニック選びが重要なポイントとなります。適切なクリニックを選ぶことで、仕上がりの満足度が高まり、ダウンタイムのトラブルも最小限に抑えられるでしょう。ここでは、クリニック選びで重視すべきポイントを解説します。

カウンセリングが丁寧

ヒアルロン酸注入は、個々の骨格や肌質に合わせて施術する必要があるため、事前のカウンセリングが重要です。カウンセリングが丁寧なクリニックでは、患者の悩みや希望をしっかり聞き取り、適切な施術方法を提案してくれます。

また、カウンセリングの際にリスクやダウンタイムについて詳しく説明してくれるクリニックは、信頼できる傾向があります。施術後の仕上がりをイメージしやすくするために、事前にシミュレーションをするクリニックを選ぶのもおすすめです。

経験と実績がある

ヒアルロン酸注入は、医師の技術力によって仕上がりが大きく左右されます。経験豊富な医師が在籍しているクリニックでは、解剖学的な知識に基づいた安全な施術が行われるため、トラブルも少ない傾向にあります。

また、実績が豊富なクリニックでは過去の症例写真や施術後の経過などを提供していることが多いため、事前に確認すると良いでしょう。施術経験の多い医師がいるクリニックを選ぶことで、より自然で美しい仕上がりが期待できます。

アフターフォローが充実している

ヒアルロン酸注入後は、腫れや内出血などの軽度な副作用が発生する可能性があります。そのため、施術後のアフターフォローが充実しているクリニックを選ぶことが重要です。

たとえば、施術後の経過観察やトラブル発生時の対応がしっかりしているクリニックでは、万が一のトラブルがあっても迅速に対応してもらえます。施術後に不安なことがあった場合に気軽に相談できる環境が整っているかどうかも、クリニック選びの重要なポイントです。

ヒアルロン酸注入に失敗しても修正可能

ヒアルロン酸注入は仕上がりに不満があった場合や、不自然な膨らみが生じた場合でも修正可能な施術です。ヒアルロン酸が過剰に注入された場合や形が崩れてしまった際には、ヒアルロニダーゼという酵素を使用してヒアルロン酸を分解し、元の状態に戻せます。

ヒアルロニダーゼを用いた修正は、体内にヒアルロン酸が残っていれば2年前に注入した分でも対応可能です。ヒアルロニダーゼを注入した後のヒアルロン酸注入は、数週間程度間を空けることを推奨するクリニックもあります。

修正を避けるためにも、事前に信頼できるクリニックを選び、経験豊富な医師のもとで施術を受けることが重要です。

まとめ

この記事では、おでこにヒアルロン酸を注入した際のダウンタイムについて解説しました。
おでこへのヒアルロン酸注入は、額に自然な丸みを持たせ、若々しい印象を与える効果に期待できます。

ダウンタイムは比較的短いものの、施術後の腫れや赤みが生じる場合があるため、適切なアフターケアが重要です。また、血行が良くなる行為や肌への刺激を避けることで、ダウンタイムを短縮してより自然な仕上がりを得られます。

しかし、ボコボコした仕上がりや不自然な膨らみなどのリスクもあるため、クリニック選びも重要です。施術前に丁寧なカウンセリングを受け、信頼できるクリニックで施術を受けましょう。

この記事を参考に、おでこにヒアルロン酸を注入する際のポイントを押さえ、理想の仕上がりを目指してください。

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足立 真由美
この記事の監修者 医療法人 涼葵会 理事長 足立 真由美
美容医療の豊富な経験から美容医療の枠を超え、東洋医学・アーユルベーダ等のホリスティック医療を展開。「美は健康な身体から」をテーマに、美容クリニックとは思えない多彩なアプローチで、最新の美を提供する。
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