
年齢とともに唇が薄くなったり、しわや乾燥が目立ったりして悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんなときは、唇にヒアルロン酸注入がおすすめです。短時間で手軽に自然なボリューム感と潤いを取り戻せるため、理想の形に近づきます。
この記事では、唇にヒアルロン酸を入れる際のおすすめの量や効果、持続期間や注意点を説明しています。解説する内容を読めば、唇に注入する適切なヒアルロン酸の量についての知識が身につくでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
目次
唇へのヒアルロン酸注入は何cc必要になる?
唇にヒアルロン酸を入れると、かわいらしくふっくらとした唇に変わります。ここでは、次の4つの部位ごとの適切なヒアルロン酸の注入量を解説します。
- 唇を厚くする
- アヒル口
- M字リップ
- 人中短縮
部位ごとの適量を把握し、施術を受けるかどうかという判断材料にしてください。
唇を厚くする
唇全体をふっくらとさせたい場合、以下のように上下それぞれに0.5ccから2.0cc程度のヒアルロン酸を入れるのが一般的です。
少しボリュームを出したい場合:0.5ccが目安
しっかり厚みを出したい場合:1.0ccから2.0ccが目安
「唇が厚くなりすぎて、不自然にならないか心配」と思う人は、ヒアルロン酸の量を細かく調整すると、思いどおりの仕上がりになります。唇を厚くふっくらさせて若々しくセクシーな魅力を引き出し、理想的な表情を手に入れましょう。
アヒル口
かわいらしいアヒル口は、唇の中央部分を前に突き出し、口角を上げた形が特徴です。このデザインは若々しくキュートな印象を与えるため、特に人気があります。アヒル口にするためには、バーミリオンボーダーと呼ばれる唇の端を中心に片側0.5ccから1.0cc程度を注入します。
「かわいくしたいけれど、不自然になるのは困る」と感じる人は、少しずつ入れてもらうとよいでしょう。医師のセンスが仕上がりを左右するため、実績が豊富なクリニックを選ぶのがポイントです。
M字リップ
M字リップは上唇にくぼみを作り、輪郭を美しく際立たせるデザインです。立体感があり、セクシーで上品な印象を与えるため人気があります。M字リップの場合は、全体で1.0ccから2.0cc程度のヒアルロン酸を入れるのが目安です。
上唇の中央と両サイドに分けて、バランスを見ながら少しずつヒアルロン酸を入れていきます。元の形に合わせて入れると、バランス良く仕上がります。希望する形や仕上がりのイメージを、カウンセリングで伝えましょう。
人中短縮
人中短縮は上唇を前に出す形でヒアルロン酸を入れ、鼻の下(人中)の距離を短く見せる施術です。この方法で口元のバランスが整い、顔全体が引き締まった若々しい印象を与えます。
人中短縮の場合は、上唇の中央部分に0.5cc前後のヒアルロン酸を入れるのが一般的です。唇の上部がふっくらと上向きになり、やわらかく女性らしい印象を引き出します。人中が短く見えると口元に立体感が生まれ、かわいらしさだけでなく小顔効果も期待できます。
唇にヒアルロン酸注入する効果とは
ふわっとした唇や立体的なフォルムを作り出し、理想的な口元を手に入れられるのがヒアルロン酸注入の大きな魅力です。
- ヒアルロン酸注射の特徴
- 唇の理想的な黄金比
- 唇にヒアルロン酸注入するメリット
- 唇にヒアルロン酸注入するデメリット
- 唇にヒアルロン酸注入が向いている人
ここでは、以上の5つについて解説します。
ヒアルロン酸注射の特徴
ヒアルロン酸注射は体に存在する成分を使用した施術のため、安全性の高さが特徴です。数ヶ月から1年程度で少しずつ体に吸収されるため、体への負担が少なくアレルギーのリスクも低いとされています。
10分程度で施術が完了するため、忙しい人でも気軽に受けられるのが魅力です。また、ダウンタイムが少なく、翌日からメイクが可能な場合がほとんどです。「短時間で理想の唇に近づけたい」「ダウンタイムが少なく、安全な施術を探している」という場合、ヒアルロン酸注射は適した方法といえます。
唇の理想的な黄金比
一般的に、唇の理想的な黄金比は上唇と下唇の厚みの比率が1:1.5とされています。黄金比は、さまざまな顔の形やパーツの特徴に対応できる万能な基準です。この比率を取り入れると唇全体のバランスが整い、上品で洗練された印象を与えます。
唇の黄金比を意識する際は、鼻と唇の間(人中)の長さやあごの形など、顔のバランスをみて判断するのも大切です。自然で若々しく魅力的な唇に仕上げるため、施術前のカウンセリングで医師に相談しましょう。
唇にヒアルロン酸注入するメリット
唇にヒアルロン酸を入れる主なメリットは、以下のとおりです。
- 唇がボリュームアップして、顔の印象が華やかになる
- 輪郭を整えて、立体感のある唇に仕上がる
- アヒル口やM字リップなど、希望の形に変えられる
- 乾燥やしわを軽減できて、若々しい印象になる
- ダウンタイムがほとんどなく、翌日からメイクができる
唇へのヒアルロン酸注入は、形やボリュームを自由にデザインできる人気の施術です。理想の形に整えると、華やかで魅力的な笑顔が引き出せます。
唇にヒアルロン酸注入するデメリット
ヒアルロン酸を入れる施術には数多くのメリットがありますが、以下のデメリットも存在します。
- 6ヶ月から1年程度で体内に吸収されるため、定期的な施術が必要
- 注入量や場所によっては、不自然な形になる可能性がある
- 内出血や腫れが数日間続く場合がある
唇にヒアルロン酸注入する場合は実績のある病院を選び、カウンセリングで理想の形や注入量を確認しましょう。内出血や腫れは、数日で回復する場合がほとんどです。気になる症状がある場合は、医師に相談しましょう。
唇にヒアルロン酸注入が向いている人
「唇が薄いから、寂しい印象に見える」「もっと華やかで魅力的な唇にしたい」と、感じている人も多いでしょう。ヒアルロン酸を入れる施術は、次の悩みを持つ人に向いています。
- 唇をふんわりと見せたい人
- 輪郭を整えて、魅力的な形にしたい人
- アヒル口やM字リップに挑戦したい人
- 手軽に唇の印象を変えたい人
- ダウンタイムができるだけ少ない施術を希望する人
唇にヒアルロン酸を入れる施術は約10分で終了するため、手軽に受けられます。また、施術後は翌日からメイクが可能で、スケジュールに余裕がない人も安心して受けられるでしょう。
唇にヒアルロン酸注入の持続期間
ヒアルロン酸を唇に入れた後は体に吸収されるため、徐々に減っていきます。
- ヒアルロン酸注入の施術時間
- 1cc注入したときの持続期期間
- ヒアルロン酸注入の頻度や間隔
ここでは、上記の内容をそれぞれ詳しく解説します。
ヒアルロン酸注入の施術時間
ヒアルロン酸を入れる場合の一般的な施術時間は、10分ほどです。短時間で手軽に理想の唇を実現できるため、忙しい人にもぴったりの施術です。
施術前はカウンセリングや麻酔の準備が必要なため、トータルでは1時間ほどかかると考えておきましょう。所要時間を事前にクリニックへ相談すると安心です。
施術後は日常生活にすぐ戻れるケースがほとんどですが、まれに内出血や腫れが起こる場合もあります。そのため、特別な予定は別の日に変更するのをおすすめします。
1cc注入したときの持続期間
1ccのヒアルロン酸を唇に使う場合、約3ヶ月から1年ほど持続するといわれています。持続期間は以下の要因によって変わります。
代謝の速さ:新陳代謝が活発な人はヒアルロン酸の分解が早いため、持続期間が短くなる傾向があります。
ヒアルロン酸の種類:高濃度・高粘度のヒアルロン酸を使用した場合はゆっくり吸収されるため、比較的長持ちします。
施術前のカウンセリングで、自身に合ったヒアルロン酸を選びましょう。
ヒアルロン酸注入の頻度や間隔
ヒアルロン酸の効果を維持するためには、6ヶ月から1年に一度のペースでメンテナンスするのが一般的です。ただし、唇の形や状態、目指す仕上がりや注入量によって異なります。どのタイミングで注入するかはカウンセリングで相談し、自分に合ったプランを決めるとよいでしょう。
頻繁に入れると、唇の凸凹が目立ったり硬くなったりするリスクがあります。そのため、6ヶ月から1年のペースで定期的に入れると、美しく魅力的な唇をキープできます。
唇へのヒアルロン酸注入の注意点
「唇へのヒアルロン酸注入は手軽にできるから、すぐに試してみたい」と思う人は多いでしょう。しかし、副作用はゼロではありません。ここでは唇へヒアルロン酸を注入する際の注意点を以下の3点から解説します。
- 副作用やリスク
- ダウンタイム
- 施術後に控えたほうがいい行動
副作用やリスク
ヒアルロン酸は体に存在する成分のため、安全性が高い物質です。深刻なケースになるのはまれですが、以下の副作用やリスクが生じる可能性があります。
- 腫れや赤み:2〜3日程度で治まるケースがほとんど
- 内出血:3日~1週間程度で消える場合が多い
- 不自然な仕上がり:注入量が多い場合、不自然な形になるリスクがある
- アレルギー:まれにアレルギー反応が現れる恐れがある
副作用やリスクを最小限に抑えるためには、信頼のおけるクリニックで施術を受けることが大切です。
ダウンタイム
唇にヒアルロン酸を入れた際のダウンタイムは比較的短く、1日から3日程度で落ち着く場合が多いといわれています。施術後は、以下の症状が現れる可能性があります。
- 腫れ:施術した日は唇が腫れる場合があるが、冷やすと改善する
- 内出血:あざができる場合でも1週間から2週間で落ち着くケースがほとんど
- 違和感:施術直後は違和感を覚えるケースがあるが、1週間から3種間経つと馴染む
大切なイベントがある場合は、余裕を持ったスケジュールで施術を受けるとよいでしょう。
施術後に控えたほうがいい行動
ヒアルロン酸を唇に入れた後は、トラブルを抑えるために、血流が活発になることは控えましょう。具体的には入浴や強めの運動、アルコールの摂取などです。血流が活発になると、腫れや内出血が悪化する恐れがあります。
また、唇からの細菌への感染を防ぐため、メイクも避けた方が良いでしょう。少なくとも施術当日はメイクを控え、お化粧は翌日からにしてください。これらを守ると、より安全に施術を受けられます。
唇へのヒアルロン酸注入の失敗を防ぐには?
唇へのヒアルロン酸注入の失敗を防ぐためには、実績が多く信頼できるクリニックを選びましょう。クリニックの実績や信頼性は、体験談や口コミを見るとわかります。
「〇〇クリニックの〇〇先生にお願いしたら、思い通りの唇になりました」「カウンセリングやアフターフォローが丁寧で、安心してお任せできました」などのコメントがあると、安心です。
しかし、口コミには個人の主観が含まれます。あくまで参考程度と捉えておきましょう。
唇へのヒアルロン酸注入に関するよくある質問
ヒアルロン酸を使用する施術は、短時間で理想の形が実現できるため人気があります。しかし、初めての人は多くの疑問や不安を感じるのではないでしょうか。ここでは、唇へのヒアルロン酸注入に関するよくある質問をまとめました。
唇にヒアルロン酸注入すると馴染むまでにどのくらいかかりますか?
唇へヒアルロン酸を入れた後は、1週間前後で馴染むのが一般的です。施術直後は多少の腫れや違和感があるかもしれませんが、数日間で徐々に落ち着いていきます。
ヒアルロン酸の量や施術方法によっては、完全に落ち着くまで2週間程度かかるかもしれません。初めての場合は余裕を持ったスケジュールで施術を受けるとよいでしょう。心配な場合は施術を受けたクリニックに相談すると、適切なアドバイスを受けられます。
唇へのヒアルロン酸注入はキスするとバレることはないですか?いつからできますか?
ヒアルロン酸はやわらかい素材で馴染みやすいため、キスをしてもバレることはありません。ただし、施術後すぐは腫れや内出血が起こるリスクがあるため、キスはできるだけ控えましょう。
一般的には施術後、数日で腫れや内出血が落ち着くといわれています。数日後は自然な唇の感覚が戻り、安心してキスできます。万が一、施術後の腫れや違和感が当面続く場合は、クリニックに相談するとよいでしょう。
唇にヒアルロン酸注入すると、しこりや凸凹になりますか?
唇にヒアルロン酸を入れても、しこりや凸凹になるケースは少ないといわれています。しかし、注入量が多かったり、実績の乏しい医師の施術の場合は注意が必要です。
注入量が多いと不自然な仕上がりになり、しこりや凸凹の原因になる恐れがあります。また、経験が浅い医師が施術するときれいに仕上がらない可能性もあります。こうしたことから、施術実績が豊富で適切な量を判断して注入できる医師に施術を依頼しましょう。
唇にヒアルロン酸注入すると、どのくらい持続しますか?
唇に注入したヒアルロン酸は、6ヶ月から1年程度持続するのが一般的です。ヒアルロン酸は少しずつ体に吸収されるため、少しずつ元の唇に戻ります。ヒアルロン酸が持続する期間は種類や量、代謝の速さなどによって異なります。
ふわっとした魅力的な唇を長く楽しむためには、定期的なメンテナンスをするのが効果的です。タイミングは6ヶ月から1年程度が目安ですが、担当の医師に相談して決めましょう。
唇へのヒアルロン酸注入をやめたらどうなりますか?
ヒアルロン酸注入をやめると、徐々に元の唇へ戻ります。ヒアルロン酸は少しずつ体に吸収されるため、6ヶ月から1年程度かけて少しずつ減っていくからです。
施術後の唇をキープしたい場合は定期的にメンテナンスをして、美しく魅力的な唇を保ちましょう。
まとめ
この記事では、唇へのヒアルロン酸を入れるときのおすすめの量や効果、注意点などを解説しました。唇にヒアルロン酸を使用する施術は、短時間で美しく魅力的な唇に整えるため、人気があります。施術時間が短くダウンタイムも少ないため、忙しい人にもぴったりです。
しかし、腫れや内出血などの副作用が出るリスクもあるため、安心してお任せできるクリニックを選ぶことが大切です。この記事を参考に、適切なケアと信頼できる医師のサポートで、理想の唇を手に入れましょう。

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