
ヒアルロン酸注入は、比較的手軽に行える美容施術として人気です。しかし、「どうしてヒアルロン酸を注入して頬がパンパンになってしまうの」を不安に感じている人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ヒアルロン酸注入で頬がパンパンになる理由について解説します。また、頬がパンパンになりやすい人の特徴や頬のパンパンの対処法も併せて紹介します。
この記事を読めば、頬が腫れたときの対処法や予防する方法も理解できるようになるので、頬へのヒアルロン酸注入で理想の仕上がりを実現したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ヒアルロン酸注入で頬がパンパンになる理由
ヒアルロン酸注入で頬がパンパンになるのは、以下の理由が挙げられます。
- ヒアルロン酸注入後の副作用で腫れた
- 注入量の偏りや注入箇所が不適切だった
- 頬の周辺に注入しすぎている
それぞれ解説します。
ヒアルロン酸注入後の副作用で腫れた
ヒアルロン酸注入はメスを使わない施術のため、他の施術に比べ副作用は少ない傾向にあります。しかし、注射による免疫反応が生じるケースや、ヒアルロン酸が周りの水分を吸収することで、腫れがみられることもあります。
副作用は、比較的軽症な場合が多く、数日から1週間程度で症状がおさまる場合が多いですが、頬の腫れが長引く場合は、施術を受けたクリニックへ早めに相談しましょう。
頬がパンパンになる以外の副作用
頬がパンパンになる以外の副作用には、以下の症状があります。
- でこぼこになる
- しこりになる
- 皮膚が伸びる
- 皮膚が変色する
- 内出血や血流障害
ヒアルロン酸を1ヶ所に大量注入すると、特定の部位にヒアルロン酸が偏ってしまいます。その結果、しこりやでこぼこができやすくなるので気をつけましょう。また、ヒアルロン酸の過剰な注入によって顔のバランスが崩れ、皮膚のたるみが出てしまうケースもあります。
その他にも、ヒアルロン酸を目の下の皮膚がうすい部分に注入すると、ヒアルロン酸が青白く透けて見える現象が起きることもあります。ヒアルロン酸が血管を圧迫し、内出血や血流障害を引き起こすと、最悪の場合壊死する恐れがあるので注意しましょう。
副作用が出やすい方の特徴
以下に該当する方は、注入後の副作用が出やすい可能性があります。
- 喫煙者
- アレルギー体質の方
- 慢性的に睡眠不足の方
- ヒアルロン酸の注入量が多い方
- アルコールを過剰に飲酒している方
- ストレスが多い生活を送っている方 など
アレルギー体質の方は、注射の際の麻酔や消毒液に対して反応し、赤みが見られる可能性があります。ヒアルロン酸は体内に存在する成分ですが、過剰に注入すると異物反応が起こり、腫れや炎症を生じる恐れもあります。
注入量の偏りや注入箇所が不適切だった
ヒアルロン酸を注入するときに、注入箇所が適切でないと頬がパンパンになってしまうケースもあります。ヒアルロン酸を注入する箇所が少しでもずれると、本来持ちあげなくてもよい部分が持ちあがってしまい、腫れたように見えやすくなるので注意しましょう。
また、ヒアルロン酸の適切な注入量は、数ccと微量です。適切な量を適切な位置に注入するには、高度な医療技術を持った医師に施術してもらう必要があります。
注入する頻度や注入量が多すぎた
頬がパンパンになってしまう原因として多いのは、ヒアルロン酸の過剰な注入です。ヒアルロン酸を注入するのに慣れてしまうと、もっとヒアルロン酸を入れたい欲求にかられるようになります。この症状を、ヒアルロン酸入れすぎ症候群と呼びます。
ヒアルロン酸をもっと入れたいという欲求に従った結果、ヒアルロン酸の過剰注入を引き起こし、しこりや炎症などのリスクを生じる恐れがあるので気をつけましょう。
頬の周辺に注入しすぎている
顔のパーツの中でも、頬と唇はヒアルロン酸の影響を受けやすいとされています。そのため、ヒアルロン酸が大量に注入されると、輪郭が不自然になり顔全体が膨張して見える恐れがあります。
また、特に唇は非常に薄く柔軟性に限りがある部位です。唇へヒアルロン酸を大量に注入すると不自然にふくらみ、表情に違和感を覚えやすくなったり、表情を取りづらくなったりする恐れがあるので注意しましょう。
ヒアルロン酸注入で頬をボリュームアップさせる仕組み
ヒアルロン酸は、体内にも存在する水分を引き寄せて保持する働きがある物質です。ヒアルロン酸には、肌の構造をサポートする役割があるので、体内で皮膚の弾力性や強度を維持してくれる効果が期待できます。
ヒアルロン酸を注入すると施術部位の水分保持能力が高まり、皮膚をふっくらと持ち上げてくれます。頬のしわやたるみを目立ちにくくしたい方も、ヒアルロン酸注入を検討しましょう。
また、ヒアルロン酸の注入は、唇やあご、頬の形成にも利用されています。ヒアルロン酸を注入することで、施術部位のボリュームを増やし、理想的な形に整えることが可能です。自分の理想の頬や唇などを形成したい方は、ヒアルロン酸注入の施術実績が豊富で技術力がある医師に相談してみましょう。
ヒアルロン酸注入で頬をボリュームアップしすぎる理由
ヒアルロン酸で頬をボリュームアップしすぎてしまう理由として、以下が挙げられます。
- 施術による変化が得られなかったと言われないため
- 医師が患者の希望を反映させたため
- 施術を行った医師の美的感覚がずれている
それぞれ解説します。
施術による変化が得られなかったと言われないため
施術を受けた患者から「ヒアルロン酸を注入してもほとんど変わらなかった」と言われないために、適量よりも多く注入する医師もいます。また、適量よりも多く注入する医師の中には、実際にクレームを受けた経験がある方も含まれています。
医師がクレームを避けようとするあまり、患者が改善したい部位だけに注入すると、過剰注入となる恐れがあるので注意しましょう。頬がボリュームアップし過ぎてパンパンになるのを防ぐためにも、自分に合った適量を提案してくれる医師を選びましょう。
医師が患者の希望を反映させたため
医師が患者の希望を反映させることだけを重視していると、ヒアルロン酸の過剰注入につながるケースもあります。必要以上の注入になるとわかっていても、患者の希望を断らずに反映させてしまうからです。
また、ヒアルロン酸注入は他の施術と比べて効果を感じやすく、「こんなに変わるならもっと入れたい」という欲求が生まれやすい施術です。適切な量を伝えてくれる医師を選ばないと、過剰注入されてしまう危険性があるので注意しましょう。
施術を担当した医師の美的感覚がずれている
美的感覚がずれている医師に施術されると、過剰注入される原因になります。なぜなら、施術を繰り返すうちに、「たくさんヒアルロン酸を注入して結果を出せば患者は喜ぶ」という考え方にとらわれてしまう医師も少なくないためです。
ヒアルロン酸の注入で気になるポイントが改善されていくと患者は嬉しく思いますが、知らず知らずのうちに美的感覚がずれる恐れがあります。本来の美しい顔立ちに仕上げる施術を受けたい方は、自分に合った適量を提案してくれる医師を選ぶことが大切です。
症例写真を確認すると、医師との相性や技術力、自分に合った注入量を提案してくれるかどうかなど、実際の雰囲気を確認できます。頬を自然にボリュームアップさせたい方は、複数のクリニックでカウンセリングを受けて、自分に合ったクリニックや医師を選びましょう。
ヒアルロン酸注入による頬がパンパンになった場合の対処法
ヒアルロン酸を注入して頬がパンパンになった時には、以下の対処法が効果的です。
- 施術後1~2週間は様子を見る
- パンパンに腫れている箇所を優しく冷やす。
- マッサージで馴染ませる
- ヒアルロン酸溶解注射を検討する
それぞれ解説します。
施術後1~2週間は様子を見る
ヒアルロン酸注入による腫れや副作用は、一時的なものがほとんどです。通常は何もしなくても、徐々に落ち着いていく傾向にあります。一時的な腫れや副作用であるかを判断するためにも、施術後1〜2週間程度は様子を見ましょう。
万が一、腫れや副作用が落ち着かない場合は、その他の原因で腫れている可能性があります。頬の腫れが熱を持っている場合は、優しく冷やしましょう。
パンパンに腫れている箇所を優しく冷やす
頬の腫れに熱を感じるようであれば、優しく冷やす方法が有効です。ただし、患部に強く押しあてると、ヒアルロン酸が移動してしまうので気をつけましょう。保冷剤をタオルやハンカチで包み、腫れている部分に優しくあてましょう。
冷やす際には、1回あたり数分あてるようにして、こまめに冷やします。腫れている部分を長時間にわたって冷やすと、凍傷になる危険性があるため気をつけましょう。
マッサージで馴染ませる
施術の刺激による腫れも引いて、内出血でもないのにボコボコしている場合には、ヒアルロン酸を馴染ませるためのマッサージも効果的です。ヒアルロン酸をある程度の量注入する額は、腫れが引いた後も皮膚のボコボコが目立つ場合があります。
マッサージをする際はクリームを使用して、直接こすらないように注意する必要があります。腫れや内出血が引いた後にも残っている皮膚のボコボコが気になる方は、マッサージで優しく馴染ませてみましょう。自分でマッサージをしてもなかなか試してうまくいかない場合は、ヒアルロン酸注入を受けたクリニックや医師に相談することをおすすめします。
ヒアルロン酸溶解注射を検討する
施術後1ヶ月以上経過しても頬がパンパンに腫れている場合には、ヒアルロン酸溶解注射で溶かす方法を検討してみるのもおすすめです。ヒアルロン酸溶解注射には、ヒアルロン酸を溶かしてくれるヒアロニダーゼという分解酵素が含まれています。
ヒアルロン酸溶解注射を打つと、数日から2週間程度でパンパンに腫れた頬が少しずつ元に戻ります。ヒアルロン酸を大量に注入した場合には1回で溶け切らない場合があるので、数回に分けて注射をする可能性があることも理解しておきましょう。
ヒアルロン酸注入による頬のパンパンを予防する方法
ヒアルロン酸注入により、頬のパンパンを予防するには以下に気をつけましょう。
- 短期間の打ちすぎに注意する
- 注入箇所を触らないようにする
- 体温が上がる行動は避ける
- 技術力が高くて信頼できるクリニックを選ぶ
それぞれ解説します。
短期間の打ちすぎに注意する
ヒアルロン酸によって頬がパンパンに腫れるのは、ヒアルロン酸の過剰注入が原因です。短期間でヒアルロン酸を注入してしまうと腫れが引きづらくなったり、腫れが増したりしてしまいます。腫れ以外にも、しこりになる・皮膚が伸びるなどのリスクも上がります。
また、美しさを求めてヒアルロン酸を打ちすぎると、ヒアルロン酸に依存してやめられなくなる可能性も否定できません。期間は医師と相談して適切な量を注入するようにしましょう。
注入箇所を触らないようにする
ヒアルロン酸が定着するまで時間がかかるため、なるべく触らないようにしましょう。ヒアルロン酸が移動して不自然な形になる恐れがあります。
また、ヒアルロン酸を注入した部位をマッサージしたり、触ったりしてむやみに刺激を加えると、腫れがひどくなってしまいます。腫れを早く引かせたい方や施術による効果を早目に実感したい方は、なるべく刺激を与えないようにしましょう。
体温が上がる行動は避ける
施術後は、激しい運動や飲酒など体温が上がる行動は避けましょう。激しい運動やサウナなど体温が上がる行動をとると、血行が良くなり、腫れや赤みを悪化させる原因にもなります。ダウンタイム中は医師の指示に従ってケアを徹底し、安静に過ごすようにしましょう。
技術力が高くて信頼できるクリニックを選ぶ
ヒアルロン酸の注入自体は、メスを使わずにできる比較的リスクの少ない施術です。しかし、適切な量を適切な部位に注入するには、医師の高い技術力が求められます。口コミや評判を確かめ、丁寧なカウンセリングと症例数が多いクリニックを選びましょう。
技術力が高くて信頼できるクリニックを探している方には、Wクリニックがおすすめです。Wクリニックでは9種類のヒアルロン酸製剤が用意されているので、注入部位や自分の希望に合ったものを選べます。ヒアルロン酸注入の症例実績が豊富な点も、Wクリニックの魅力です。
カウンセリングでは、専門のカウンセラーと医師の両方に相談でき、それぞれから30~40分程度の相談時間が設けられています。LINEからの相談や予約にも対応しているので、Wクリニックのヒアルロン酸注入に興味がある方は、ぜひカウンセリングで相談してみてください。
ヒアルロン酸注入による頬のパンパンに関するよくある質問
「ヒアルロン酸注入には興味があるけれど、頬がパンパンになるのは不安」という方のために、当院に寄せられることが多い質問を紹介します。頬へのヒアルロン酸注入を検討している方や失敗リスクを低くしたい方はぜひ、併せてチェックしておきましょう。
ヒアルロン酸で芸能人が失敗しやすいのはなぜですか?
特に、芸能人は多くの方の目に留まる存在であるため、不自然な変化に気づかれやすい傾向にあります。芸能人は、若々しさを保つために施術を検討する方が多い印象です。
ヒアルロン酸注入は施術時間が短く、ダウンタイムの負担も少ないので、芸能人は気軽に検討できます。そのため、施術を検討する芸能人は多いですが、徐々に美的感覚がずれていき、ヒアルロン酸の注入量が多くなる方もいます。
気になる部分に大量にヒアルロン酸を注入するようになると、見た目の不自然さが原因で周囲にバレるリスクが高くなるので、過剰摂取にならないように注意しましょう。
頬以外にもヒアルロン酸注入でパンパンになりやすい部位はある?
頬以外でパンパンになりやすいのは、唇や涙袋、鼻根です。表情や全体のバランスに影響を及ぼしやすく、ヒアルロン酸を過剰に注入するとパンパンに腫れたり、顔が不自然に見えたりします。
ヒアルロン酸を過剰に注入してパンパンになっていると感じたときには、ヒアルロン酸溶解注射で溶かす法オフもあるので、不安に感じている方はクリニックへ相談してみてください。
まとめ
この記事では、ヒアルロン酸注入により、頬がパンパンになる理由について解説しました。
頬へのヒアルロン酸注射は、比較的手軽に行えて結果が出やすい施術ですが、過剰な注入はリスクを伴います。また、医師の技術不足が問題を引き起こす場合もあります。不自然な見た目にならないためには、信頼できる医師と適切な量の注入が不可欠です。
この記事を参考にしながら、頬へのヒアルロン酸注入に関する情報収集と準備をしっかり行い、美しい仕上がりを手に入れましょう。

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