
近年、美容大国として知られている韓国から、日本では知られていない美容機器や技術が数多く輸入されています。数ある最新技術の中でも、スキンケアに効果的と知られているのが水光注射です。
しかし、水光注射にはダウンタイムがひどいという噂もあり、施術を試せないという方もいるのではないでしょうか。この記事では、そうした水光注射のダウンタイムについて、ダウンタイム中に現れる症状や過ごし方などを解説します。
早く治すコツなども紹介するので、水光注射に興味はあったけどダウンタイムが気になってチャレンジできなかった方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
水光注射とは
まずは、水光注射がどのような施術方法なのでしょうか。水光注射は、肌に潤いとハリを与える効果が期待される美容施術です。ここでは、水光注射の特徴を解説します。
韓国発祥の美肌治療
水光注射は、韓国で人気を集める美肌治療です。注射によって皮膚の表面にヒアルロン酸やビタミンなどの美容成分を直接注入できます。これにより、肌に潤いを与えつつ、ハリと弾力を取り戻すことが可能です。
水光注射は、極細の針を複数本使用するため、一般的な注射による薬剤の注入よりも均一に患部に効能が広がります。その結果、皮膚の奥深くに栄養が届けられるため、化粧水やクリームでは得られない効果を感じられます。こうした効果から、日本でも人気が広がっている美肌治療です。
水光注射の効果
水光注射にはさまざまな美容効果があります。主な効果は以下のとおりです。
- 保湿力の向上
- 肌の透明感アップ
- 小じわやたるみの改善
- 毛穴の引き締め
水光注射による施術を受けることで、美容成分が肌表面に浸透し、しっとりとした肌が持続します。また、顔全体のトーンが明るくなり、くすみを改善する効果もあります。コラーゲン生成を促し、ハリと弾力アップも可能です。そして、滑らかでキメの整った質感が実感できるといった効果もあります。
このように、水光注射は美容成分の効果を即効的に届けるため、セルフケアでは実感できない美肌効果が期待できます。
水光注射のダウンタイムがひどいって本当?
水光注射は、肌に直接美容成分を届けるため、短期間で効果を実感しやすい施術です。しかし、針を使用することから、施術直後には腫れや赤みに内出血といった副作用が現れることもあります。こうした症状は、目に見えてわかるため「ダウンタイムがひどい」と感じる方も少なくありません。
しかし、ダウンタイム中の症状の現れ方には、個人差があります。ほとんど現れないという方もいれば、目立つ方もいます。肌質や体質によって症状の現れ方には差があるため、個々のケースに応じてケアが必要です。
水光注射のダウンタイムがひどいと言われる理由
水光注射のダウンタイムがひどいと言われる理由は以下のとおりです。
- 海外の施術方法が効果を優先していたから
- かつては手打ちが主流だったから
- 見た目が目立つ症状が出ることがあるから
それぞれの理由について解説するので、水光注射に対する理解を深めましょう。
海外の施術方法が効果を優先していたから
韓国など海外では、治療結果を重視する施術方法が一般的です。美容成分を肌の奥まで届けるために、やや深く針を刺すこともあります。そのため、施術後には赤みや腫れが目立つケースが多く、ダウンタイムが長引く原因となることもありました。
こうした海外で採用されてきた施術方法の悪い部分が目立った結果、ダウンタイムがひどいと噂されるようになりました。
しかし、現在日本で主流となっている水光注射の施術方法は、日本人のニーズに沿った方法となっています。専用機器を使用し施術するため、ダウンタイムは短く現れる症状も軽度にとどまることがほとんどです。そのため、日本における水光注射のダウンタイムはひどいという噂にはあてはまりません。
かつては手打ちが主流だったから
水光注射はかつて「ナパージュ法」と呼ばれる手打ちが主流でした。この方法では、施術者が針を一本ずつ手で刺すため、結果が医師の技量に左右されます。手技による施術には高度な技術が必要で、医師の経験や手腕によって腫れや赤みが出やすいこともありました。
しかし、現在は技術が進歩し、水光注射を施術する多くのクリニックでは専用機器を使用しています。専用の機器を使用することで均一に美容成分を注入できるため、ダウンタイムは軽減されました。
過去の手打ちの印象が残り、水光注射のダウンタイムはひどいと言われることがあります。ただし、現状はひどいというほどの症状が現れるケースは少ないです。
見た目が目立つ症状が出ることがあるから
水光注射のダウンタイムがひどいと言われる理由として、見た目にわかりやすい症状が現れることも挙げられます。施術後には、肌に一時的な赤みや内出血が現れることがあり、見た目に少なからず影響が出ます。そのため、術後の姿を見て驚く方も少なくありません。
特に、顔は目立つ部位であるため、人によっては「ダウンタイムがひどい」と感じやすくなります。症状は数日で和らぎますが、体質によっては長引く方もいます。症状が長引くと、よりひどいという印象を抱きやすくなるため、初めて施術を受ける方は特に大きな変化と感じられるでしょう。
水光注射のダウンタイムの長さ
水光注射のダウンタイムは、施術直後から3日から1週間程度で治まるケースが多いです。一般的には、施術後の赤みや腫れは翌日までに軽減し、2〜3日も経過すれば見た目への影響はほとんどなくなります。
しかし、体質や肌の状態によっては、ダウンタイムが1週間ほど続く方もいます。肌の状態が整うまでの期間には個人差があるため、無理な予定を入れないよう注意が必要です。施術後はできるだけ安静にし、症状が落ち着くまで無理な動きや外出は避けることをおすすめします。
水光注射のダウンタイムで現れる症状
水光注射のダウンタイム中には、いくつかの症状が見られます。特に起こりやすい症状は、主に以下の3つです。
- 施術痕が残る
- 赤みや腫れ
- 内出血
症状ごとの特徴と対策について、詳しく説明します。ダウンタイム中に現れる症状と対策を把握し、施術を受ける際の参考にしてください。
施術痕が残る
水光注射は、極細とは言え針を使った施術のため、肌には一時的に針痕が残ります。通常は1〜2日で目立たなくなりますが、施術直後には赤い点のように見えることがあります。気になる場合は、ファンデーションでカバーすると安心です。
ただし、施術直後はあまり肌に触れることはおすすめできません。なぜなら、あまり触りすぎると、症状が長引いたり悪化したりする可能性があるからです。マスクで覆うなど、自分に合った対策を事前に検討しておきましょう。
赤みや腫れ
水光注射を受けると、一時的に肌が炎症を起こし、赤みや腫れが生じることがあります。特に、施術直後には顔全体が赤くなることがありますが、肌を冷やすことで赤みの引きが早くなる傾向にあります。そのため、早く赤みを取りたい方は、タオルなどで肌を冷やしましょう。
通常、水光注射の術後の赤みや腫れは、1日程度で軽減します。しかし、敏感肌の方は腫れが長引くこともあります。副作用を長引かせないためには、できるだけ安静に過ごしましょう。
内出血
稀にですが、水光注射の施術時に細かな血管が傷つき、内出血が起こる場合もあります。内出血は青紫色のあざのように見えることがあり、顔などにできると特に目立ちます。特に目や首の周りは皮膚が薄いため、目立ちやすい部分です。
内出血も数日かけて徐々に吸収されますが、早く改善するためには安静に過ごすことが重要です。術後に活発に活動すると、それだけ内出血が消えるまで時間がかかります。施術後は激しい運動や血行を促す行動は控えて、安静な状態を維持しましょう。
水光注射のダウンタイム中の過ごし方
ダウンタイム中に症状を緩和し、早く落ち着かせるためには、過ごし方に注意が必要です。具体的なケア方法は以下のとおりです。
- 施術を受けた部分を冷やす
- 施術を受けた部分は触らない
- 紫外線対策を入念に行う
- 血行が良くなることはしない
それぞれの過ごし方を具体的に見ていきましょう。
施術を受けた部分を冷やす
施術後は、冷やしたタオルやアイスパックを使い、肌を軽く冷やすと赤みや腫れが軽減しやすくなります。冷却により肌の炎症が抑えられるため、ダウンタイムが短縮されやすくなるからです。
冷却効果を高めるために、保冷材などを直接肌に当てようという方もいます。しかし、保冷剤を直接肌に当てると凍傷になる恐れもあります。そのため、冷やす際には保冷材などが直接肌に触れないよう、タオルなどで包んで使用しましょう。水で冷やしたタオルと当てるなどの方法もおすすめです。
施術を受けた部分は触らない
触れたりこすったりすると、肌への刺激で炎症が悪化する恐れがあるため、施術部位にはなるべく触れないようにしましょう。なぜなら、施術後の肌はとてもデリケートな状態だからです。特に、赤みや針の痕が残っている場合、触れることで症状が悪化する可能性があります。最悪の場合、感染症にかかる恐れもあります。
こうした事態を避けるために、清潔さを保ちつつ安静にしておきましょう。そして、過度に施術部分に触れずに過ごすことを心がけることが重要です。
紫外線対策を入念に行う
外出時には日焼け止めや帽子などで紫外線対策を徹底することが重要です。なぜなら、施術後は肌のバリア機能が一時的に低下してしまうからです。水光注射を受けた後は、紫外線による色素沈着のリスクが増加します。
特に日差しの強い日は、屋外での活動を控えるか、日焼け対策を入念に行ってください。術後に強い日差しを受ける場合は、防止や日傘を利用して患部が刺激を受けないように対策しましょう。また、スキンケアは普段より入念に行ってください。
血行が良くなることは避ける
水光注射の施術後は、血行が促進される行動を避けましょう。なぜなら、血行が活発になると、赤みや腫れが引きにくくなる可能性があるからです。運動や飲酒は特に血行が良くなるため、術後は控えてください。また、入浴も体温の上昇に伴い血行が良くなりやすい行動です。
血行が良くなるような行動は施術当日は厳禁ですが、翌日以降は様子を見て少しずつ再開していきましょう。ただし、ダウンタイム中の数日間は運動や飲酒を避け、安静に過ごすのがおすすめです。
水光注射のダウンタイムを早く治すコツ
ダウンタイムを短くするためには、いくつかのポイントに注意を払う必要があります。
- 国内の信頼できるクリニックを選ぶ
- 施術後のケア体制にも注目する
- 施術で使う機器の設定を調整してもらう
施術を受けるクリニックやアフターケアの質にも左右されるため、参考にしてください。
国内の信頼できるクリニックを選ぶ
ダウンタイムを最小限にするためには、信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。国内のクリニックには、日本人の肌質に合った施術をしているところが多く、症状が出にくいように施術方法を調整していることもあります。口コミや評判を確認し、施術実績の豊富なクリニックを選びましょう。
ただし、水光注射は自由診療のため料金は千差万別です。安さを売りにするクリニックもありますが、金額だけではなく施術方針などをよく確認し、選びましょう。
施術後のケア体制にも注目する
クリニックを選ぶ際、施術後のケア体制がしっかりしているかも確認すると安心です。例えば、施術後の経過観察や万が一の症状が出た際の対応方法について、丁寧に説明してもらえるクリニックは信頼できます。
アフターケアの充実度は、ダウンタイムの短縮やトラブル防止に関わる重要なポイントです。施術がどれだけ丁寧で料金が適正でも、アフターケアが万全でなければ、トラブルが起きたら、不安が残ります。施術を受ける前に、ケア体制を確認しておきましょう。
施術で使う機器の設定を調整してもらう
施術時に使用する機器の設定も、ダウンタイムに関係する重要な要素です。水光注射に使用する機器はクリニックによって異なりますが、肌の状態に合わせて針の深さや注入量を調整できる場合もあります。肌への負担を減らしてもらうことで、ダウンタイムの軽減が見込まれます。
カウンセリング時に、施術中の調整が可能かどうかを確認してみると良いでしょう。調整が難しい場合は、事前のカウンセリングでどういった肌になりたいかを丁寧に説明して、できるだけ近づける方法はないか模索しましょう。
まとめ
水光注射は、短期間で美肌効果が期待できる施術として注目されていますが、施術後のダウンタイムには一定の注意が必要です。施術後に赤みや腫れ、内出血といった症状が出ることもありますが、一般的には数日で和らぎます。症状を軽減するためには、冷却や紫外線対策、触れないようにするのが効果的です。
さらに、信頼できるクリニック選びや施術後のケアもダウンタイムを短縮するための大きなポイントとなります。水光注射を受ける際には、肌質や症状に応じた適切な過ごし方を意識して、ダウンタイムを無理なく乗り切りましょう。

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