ヒアルロン酸注入は、肌にヒアルロン酸を注入してしわやたるみを軽減する治療法です。特にほうれい線にヒアルロン酸を入れるのは、エイジングケアの施術として大変人気があります。ヒアルロン酸注入は、適切な処置を行わないと周囲にバレる危険性があります。バレるのはできれば避けたい人も多いでしょう。

この記事では、ほうれい線にヒアルロン酸を注入したらバレる理由や周りにバレない方法を解説します。ほうれい線のしわが気になってヒアルロン酸を注入したいけど、周りにバレるのが心配な方はぜひ参考にしてください。

目次

ほうれい線にヒアルロン酸注入するとバレる理由

ほうれい線にヒアルロン酸の注入をしても、必ずバレるわけではありませんが、実際にバレてしまった事例もあります。ここでは、ヒアルロン酸を注入すると周囲の人にバレる理由を7つ解説します。

急にほうれい線が改善した

ほうれい線にヒアルロン酸の注入をしたらバレる理由の1つに、ほうれい線が急激に改善した事例があげられます。

ほうれい線が急激に薄くなると、顔の印象が変わります。顔の印象が変わると、周囲の人に気付かれてしまうでしょう。

ヒアルロン酸注射は少量ずつ、段階的に施術することが重要です。急激な変化を避けて数回に分けて注入すると、ほうれい線が目立たなくなるでしょう。あくまでも適量を守り、少しずつ注入することが重要です。

ヒアルロン酸の注入量が多すぎて、不自然な仕上がりになった

ヒアルロン酸の注入量が多すぎて、不自然な仕上がりになってしまい、バレてしまうケースがあります。

ヒアルロン酸を注入する量が多いと、顔のラインが崩れます。不自然な膨らみが目立ってしまうため、注入量には注意が必要です。反対に注入量が少なすぎると、しわの改善効果が弱まり、ほうれい線が改善されません。あくまでも適量を注入しましょう。

適量の見定めは、専門の医師との相談が必須です。そのため、信頼できる医師に相談するのをおすすめします。

腫れや内出血などのダウンタイム

注入後の腫れや内出血などのダウンタイムで、バレてしまう事例もあります。ヒアルロン酸注入は、数日間ほどダウンタイムがあります。ダウンタイム中に出る症状は、以下の3点です

  • 患部の腫れ
  • 内出血
  • 水分反応による盛り上がり

ダウンタイム中に患部を刺激すると悪化します。腫れが目立つと気付かれるリスクも高まるので、クリニックの指示を守りながら経過観察しましょう。

注入したヒアルロン酸の位置が移動した

注入したヒアルロン酸の位置が移動すると、周囲に気付かれやすい傾向にあります。ヒアルロン酸の位置が変わると顔のバランスが崩れ、気付かれるリスクが高まるでしょう。

ヒアルロン酸が移動を防ぐには、患部への刺激を最小限にすることが重要です。ヒアルロン酸注入後2週間は、以下のような刺激は控えることをおすすめします。

  • 激しい運動
  • マッサージ

注入後はヒアルロン酸がいい位置で馴染むように、患部の刺激を極力抑えることが重要です。

医師の技術不足

ヒアルロン酸の注入がバレる理由に医師の技術不足があります。

ヒアルロン酸注入するにあたって、医師の技量は重要です。なぜなら、経験の少ない医師では、適切な効果が得られない場合があるためです。効果的なヒアルロン酸注入には、多くの医療経験が必要であり、症例を確認することをおすすめします。

症例の参照はもちろん、美肌治療に精通した医師に依頼をするのが確実です。失敗を避けたい人は、依頼する医師の選定も手を抜かずにしましょう。

ヒアルロン酸の品質が低かった

ヒアルロン酸注入がバレる理由の1つが、ヒアルロン酸の質です。美肌治療に使われるヒアルロン酸は、製剤によって品質が異なります。低品質なものは不自然な膨らみや硬さが生じる場合があるため、注意が必要です。

品質によるメリットとデメリットの違いは以下のとおりです。

 

メリット

デメリット

高品質なヒアルロン酸

・自然にほうれい線を薄められる

・比較的持続時間が長いものが多い

・高価なものが多い

・特定のクリニックでしか手に入らない場合がある

低品質なヒアルロン酸

・比較的安価で注入できる

・吸収が早く、顔のバランスが崩れる可能性がある

・安全性に問題があるものがある

高品質なヒアルロン酸を選ぶと、自然に長持ちする効果を得ることができます。ヒアルロン酸を利用する際は、できる限り高品質なものを選びましょう。

ほうれい線をいつも以上に気にしてしまう

ヒアルロン酸注入が周囲の人にバレてしまう原因の1つに、ほうれい線をいつも以上に気にしてしまう点があげられます。ヒアルロン酸を注入したことを気にしてしまうと、周囲の人に勘づかれてしまうでしょう。たとえば、下記のような行動は気付かれやすい傾向にあります。

  • 注入した部位が気になって触ってしまう
  • 鏡を頻繁に見る

微量な変化が周囲に気付かれる原因にもなるため、術後は顔を極端に動かさずに自然に振る舞うことをおすすめします。

ほうれい線にヒアルロン酸注入するメリットや効果

ほうれい線にヒアルロン酸を注入するメリットは以下の4点です。

  • 施術時間が短い
  • ダウンタイムが少ない
  • 傷跡が残る心配がない
  • 副作用のリスクが低い

ヒアルロン酸注入は手術が不要で、ダウンタイムが短い傾向にあります。ヒアルロン酸注入はメスを使わずに、細い針を使って施術します。傷跡が残る心配がなく、翌日からメイクが可能な点もメリットの1つです。

また、体内で自然分解されるヒアルロン酸はリスクが少ない成分といわれています。ダウンタイムもほとんどなく、腫れや内出血も1〜2日経てば隠せます。ヒアルロン酸注入は、ダウンタイムが心配な方におすすめです。

ほうれい線にヒアルロン酸注入するデメリットやリスク

ほうれい線にヒアルロン酸を注入するデメリットやリスクは以下の2点です。

  • 効果が一時的
  • ダウンタイムが避けられない

ヒアルロン酸による効果は、半年から2年ほどです。1本で永続的な効果はなく、ヒアルロン酸の効果を維持するためには、継続的に注入していく必要があります。ヒアルロン酸注入は、あくまでも一時的に効果を発揮するので留意が必要です。

ヒアルロン酸注入は、他の施術に比べるとダウンタイムが短い傾向にあります。短いからと過剰に注入すれば不自然な仕上がりになるため、信頼できるクリニックや医師を選ぶことが大切です。

ほうれい線へのヒアルロン酸注入がバレない方法

 

ほうれい線へのヒアルロン酸注入が、周囲にバレるのは避けたいと思う人が多いのではないでしょうか。事前の対策をすることで、ヒアルロン酸注入がバレる可能性は低くなります。ここでは、ほうれい線へのヒアルロン酸注入がバレない方法を8つ紹介します。

ヒアルロン酸を注入しすぎない

ほうれい線へのヒアルロン酸注入がバレないようにするには、ヒアルロン酸を注入しすぎないようにすることです。

ヒアルロン酸の過剰な注入は、不自然な仕上がりになる可能性があります。自然な仕上がりを目指すためには、段階的に注入するのがおすすめです。時間をかけて自然に馴染むように注入すると、バレるリスクを減らせるでしょう。

ヒアルロン酸の注入の適量は、人によって違います。そのため、医師とのカウンセリングでしっかりと見てもらうことをおすすめします。

顔のバランスをみながらヒアルロン酸を注入する

ほうれい線へのヒアルロン酸注入がバレない方法は、顔のバランスをみながら注入していくことです。

顔の美しさはパーツ単体ではなく、全体のバランスで決まります。そのため、顔のバランスをみながら調整していくことが重要です。ヒアルロン酸の注入量を決めるうえで気にしたいポイントは、以下の4つです。

  • ほうれい線の深さ
  • フェイスライン
  • 頬の高さ
  • 顎の輪郭

ほうれい線はもちろん、全体的な顔のバランスも考慮して注入量や位置を決めていきましょう。

一度で効果を期待すぎない

ほうれい線へのヒアルロン酸でバレない方法の1つに、一度で効果を期待しすぎない点があげられます。

ほうれい線の改善に即効性を求めると、一度に大量のヒアルロン酸を注入する必要があります。しかし、適量をみながら注入しないと顔の印象が急速に変化し、周囲にバレやすくなるため注意が必要です。

ヒアルロン酸注入は、段階的に注入していくことをおすすめします。初回はヒアルロン酸を少量入れて、足りないなと感じる場合は追加注入していくようにしましょう。

ヒアルロン酸注入以外の方法も検討する

ヒアルロン酸注入以外の方法も検討するのも、周囲にバレないようにするのにおすすめです。

ヒアルロン酸注入は、組み合わせ治療もできます。その人の状態や予算によって最適解は変わってきます。一例は以下の3点です。

  • サーマクール
  • ハイフ
  • 糸リフト

美容皮膚科でてきる治療を併用すると、周囲にバレにくく自然な仕上がりを得ることができます。ダウンタイムに抵抗がなく、なるべく早い効果を期待している場合は検討してみましょう。

技術力の高い医師やクリニックを選ぶ 

周囲にヒアルロン酸注入がバレない方法は、技術力の高い医師やクリニックを選ぶことです。

ヒアルロン酸注入において、医師やクリニック選びは極めて重要です。施術する医師の経験や技量は、仕上がりに大きく影響します。技術力や実績のある医師やクリニックでは、自分の要望にあわせて提案してくれるでしょう。

たとえば、周囲にバレないようにしたいと伝えれば、多くの医師が最適な治療方法を提案してくれます。そのため、実績や技術力がある医師やクリニックを探すことをおすすめします。

品質の高いヒアルロン酸を使用する

自然な仕上がりにするには、ヒアルロン酸の質もかかせません。高品質な値段こそ高いものの、ヒアルロン酸の場合は表情筋との連動性を重視しているものが多く、自然な仕上がりが期待できるでしょう。

低品質なものの場合、不自然な盛り上がりや硬さが出て違和感を生じる場合があります。なかには粗悪品もあるため、予算の許す限りは高品質のヒアルロン酸を利用することをおすすめします。

施術日の前後には予定を入れない

ヒアルロン酸注入が周囲にバレないようにするには、施術日の前後に予定を入れないようにしましょう。

ヒアルロン酸注入は、ダウンタイムが短いことが大きな利点です。しかし、施術直後は腫れや内出血が起こることがあります。そのため、大事な予定やイベントがある前後には、予定を入れないようにしましょう。

ヒアルロン酸注入による腫れや内出血は、多くの場合2〜3日経つと落ち着いてきます。少なくとも施術後3日間は、なるべく予定を入れないようにしましょう。

自分の意思をカウンセリングで伝える

ほうれい線へのヒアルロン酸注入で周囲にバレないようにするには、自分の意思をカウンセリングのときに伝えましょう。施術前のカウンセリングで、理想のデザインを医師としっかりと話し合うことが重要です。

イメージを伝えるためにも画像や写真があればカウンセリングの際に見せ、ほうれい線をどうしたいのかを医師に明確に伝えましょう。適切な施術計画と正しいケアによって、ほうれい線を目立たなくできます。

ほうれい線にヒアルロン酸を注入する間隔は?

ほうれい線へのヒアルロン酸注入は、半年に1回程度のペースが良いとされています。なぜなら、ヒアルロン酸は体内に徐々に吸収され、半年から2年ほどで元に戻るからです。永続的な効果はないので、施術を受けた部分の変化に注意しなければいけません。

再注入のタイミングや適切な間隔は人によって異なるため、医師に相談したうえで再注入するのがおすすめです。再注入の間隔が短すぎると、不自然なラインになることがあります。反対に長すぎると効果が薄まるため、適切な間隔で注入しましょう。

ほうれい線へのヒアルロン酸注入に関するよくある質問

ほうれい線へのヒアルロン酸注入をするうえで、なるべく不明点や不安な部分はなくしておきましょう。医師とのヒアリングの前に、多くの人が疑問に思っていることを確認して臨むことがおすすめです。

ここでは、ほうれい線へのヒアルロン酸注入に関するよくある質問を解説します。

ほうれい線にヒアルロン酸を注入すると馴染むまでどのくらいかかりますか?

ほうれい線にヒアルロン酸を注入すると、馴染むまでは1〜3週間かかります。これは、ヒアルロン酸が肌の組織に馴染んで自然な見た目になるまでの期間です。

施術直後は注入箇所が硬くなり、不自然に見えることがあります。しかし、これは一時的なものでダウンタイムの一種です。このダウンタイムを経て、肌がヒアルロン酸を吸収して馴染むので、あまり気にしないようにしましょう。

ほうれい線にヒアルロン酸を打ち続けるとどうなりますか?

ほうれい線にヒアルロン酸を打ち続けても、それ自体が直接悪い影響を及ぼすことはありません。ヒアルロン酸は、もともと体内にある物質です。そのため、ヒアルロン酸を入れることで悪影響を及ぼすことはほとんどありません。

しかし、ヒアルロン酸の注入量が多いと、皮膚が伸びてたるみの原因になる可能性があります。医師と確認をしながら、適切な量を打つようにしましょう。

ほうれい線へのヒアルロン酸注入で失明することはありますか?

ほうれい線のヒアルロン酸注入で、失明する可能性があります。ヒアルロン酸はゼリー状になっており、液体ではありません。そのため、血液中に入ってしまうと、血管を詰まらせてしまう可能性があります。眼球の血管が詰まってしまえば、網膜中心動脈閉塞を起こし、失明につながってしまいます。

失明を防ぐためには、信頼できる医師に施術をしてもらうことで、トラブルを避けられるでしょう。

ほうれい線へのヒアルロン酸注入は毎日会う人にはバレますか?

ほうれい線のヒアルロン酸注入は、毎日会う人でも気付きにくいです。ヒアルロン酸注入がバレるかどうかは、施術方法や注入量で大きく変わります。適切な量のヒアルロン酸を注入して自然な出来栄えにすれば、ほとんどの人が気付くことはないでしょう。

心配な人は医師と注入量を慎重に相談し、自然な仕上がりを目指すことでバレる可能性を減らせます。

ほうれい線にヒアルロン酸注入をやめるとどうなりますか?

ほうれい線にヒアルロン酸注入をやめると、ゆっくりと元の状態に戻ります。ヒアルロン酸は体内に入ると、時間をかけて吸収されます。ヒアルロン酸の持続時間は、平均半年から2年程度です。

効果を持続させるには、定期的にヒアルロン酸を注入し続ける必要があります。ヒアルロン酸が吸収されるとほうれい線が再び目立つようになるため、注意が必要です。

まとめ

この記事では、ほうれい線にヒアルロン酸注入しら周囲にバレるのかを解説しました。ほうれい線のヒアルロン酸注入は、周囲にバレにくい施術です。しかし、注入量が多かったり、品質の低いヒアルロン酸を注入したり、医師の技術力が低いとバレる可能性が高まります。

周囲の人にバレたくない場合は、一度の施術に期待しすぎずに適切量を少しずつ注入していきましょう。また、信頼できるクリニックや医師選びも大切です。この記事を参考に、事前の準備とリサーチをしっかりとして、自然な美しさを手に入れましょう。

足立 真由美
この記事の監修者 医療法人 涼葵会 理事長 足立 真由美
美容医療の豊富な経験から美容医療の枠を超え、東洋医学・アーユルベーダ等のホリスティック医療を展開。「美は健康な身体から」をテーマに、美容クリニックとは思えない多彩なアプローチで、最新の美を提供する。
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