ほうれい線がくっきりと目立つと、顔全体が老けた印象になることがあります。そんなほうれい線ですが、「そもそも何でほうれい線ができるのだろう」「何が原因でほうれい線が目立つようになるのかな」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ほうれい線ができる原因について解説します。また、ほうれい線の治療方法や対策方法もあわせて紹介します。
この記事を読めば、ほうれい線の原因について理解できるので、「ほうれい線ができる原因を調べたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
男女関係なし!ほうれい線ができる7つの原因

ほうれい線は、鼻の両脇から口元にかけてできる溝のことです。この溝が深くなると、疲れて見えたり、実年齢よりも老けて見られたりする恐れがあります。
なぜ、ほうれい線ができるのでしょうか。ここでは、主な原因を7つ取り上げて解説します。
【原因①】加齢による肌のハリ不足
年齢を重ねると、肌のハリや弾力を保つためのコラーゲンやエラスチンが減少します。コラーゲンやエラスチンが減ると、肌全体が弾力を失い、重力に逆らえなくなってたるみが生じます。
口元は脂肪がつきやすく、たるみやすい部分なので、たるみがほうれい線として現れるのです。また、加齢により肌のターンオーバーも遅くなるため、若いころよりも乾燥しやすくなり、さらにたるみを進行させます。
【原因②】表情筋の衰え
顔には表情をつくる役割を担う「表情筋」と呼ばれる、さまざまな筋肉があります。しかし、日常生活で特定の表情しか使わなかったり、無表情でいる時間が長かったりすると、表情筋は徐々に衰えていくため注意が必要です。
口の周りにある「口輪筋(こうりんきん)」や、頬にある「大頬骨筋(だいきょうこつきん)」などの衰えにより、徐々にほうれい線が深くなっていきます。
【原因③】筋肉や歯並びなどの顔立ち

生まれつきの骨格や歯並びも、ほうれい線が生じる原因の1つです。出っ歯や受け口など歯並びが悪いと、口元が前に突き出たり、口周りの筋肉のバランスが崩れたりします。
また、頬の骨格が低い、もしくは頬の脂肪が多いといった顔立ちも、脂肪が重力によって垂れ下がりやすいため、ほうれい線ができやすいです。
【原因④】骨格の歪み
姿勢の悪さや頬杖をつく癖、片側だけで食べ物を噛む癖などがあると、顔の骨格や筋肉のバランスが崩れ、少しずつ顔全体が歪んでいきます。
顔が歪むと、左右の筋肉のつき方やたるみ方に差が出て、片側だけほうれい線が濃くなることがあります。また、猫背など悪い姿勢は首や肩の血行を悪くし、顔のむくみやたるみを引き起こすため、間接的にほうれい線の原因になることにも注意しましょう。
【原因⑤】肌の乾燥
肌が乾燥すると、バリア機能が低下し、外部からの刺激に弱くなります。乾燥した肌は、表面のキメが乱れて小じわができやすくなり、だんだんと小じわが深く刻まれてほうれい線へと変化していくことがあります。
湿度が低い季節や、冷暖房が効いた室内に長時間いると、肌の水分が奪われやすくなるため注意が必要です。
【原因⑥】乱れた生活習慣
睡眠不足や偏った食生活、過度な飲酒や喫煙なども、ほうれい線ができる大きな要因です。睡眠不足は肌のターンオーバーを妨げ、肌の修復を遅らせます。
また、栄養バランスの悪い食事は、コラーゲンやエラスチンを生成するために必要な栄養素を不足させ、肌のハリを失わせます。さらに、喫煙は血行を悪くし、肌に必要な酸素や栄養素が行き渡りにくくなり、肌の老化を加速させるため注意しましょう。
【原因⑦】誤ったスキンケア
強い摩擦を伴う洗顔や、保湿不足のスキンケアもほうれい線を深くする原因です。洗顔時にゴシゴシと顔をこすると、肌に過度な負担がかかり、肌の弾力繊維を傷つけてしまいます。
また、洗顔後の保湿が不十分だと、肌の乾燥が進み、しわができやすくなります。化粧水や乳液を塗る際に、上から下へ、あるいは強くこするように塗るのも、肌のたるみを引き起こす一因となるため気をつけましょう。
【年代別】ほうれい線ができる原因

ほうれい線ができる原因は、年齢によっても少しずつ変化していきます。自分の年齢に当てはめて、ほうれい線が深くなってきた原因を考えてみましょう。
10代でほうれい線が目立つ原因
10代でほうれい線が目立つ場合、原因は加齢によるものではなく、骨格や歯並び、遺伝的要因が考えられます。また、スマートフォンの使い過ぎによる姿勢の悪さや、表情の癖も影響している可能性があります。いつも同じ側に体重をかける、頬杖をつく、特定の表情を過剰に繰り返すといった癖があると、若いうちからほうれい線が深く刻まれることがあるため、意識して改善しましょう。
20代でほうれい線が目立つ原因
20代では、過度なダイエットや紫外線対策の不足が原因となることが多いです。ダイエットによって栄養バランスが著しく偏ると、肌のターンオーバーが乱れて乾燥しやすくなります。
また、日焼け止めを適切に塗るといった紫外線対策を怠ると、肌にダメージが蓄積されてほうれい線を深くする要因となります。
以下の記事では、20代でほうれい線が目立つ原因を詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
https://wclinic-osaka.jp/osaka-dr/nasolabial-folds-20s/
30代でほうれい線が目立つ原因
30代になると、加齢による肌のハリ不足や表情筋の衰えが徐々に現れ始めます。コラーゲンやエラスチンの生成量が減少し始めるため、頬の脂肪が重力に負けて下がりやすくなります。
さらに、育児や仕事で忙しい日々を送る中で、セルフケアの時間が十分に取れず、肌の乾燥や表情筋の衰えが加速することも、ほうれい線の原因となりやすいです。
40代でほうれい線が目立つ原因
40代は、肌のハリ不足が本格化し、ほうれい線が定着しやすくなる年代です。コラーゲンやエラスチンの減少に加え、真皮層の組織そのものが痩せていくため、頬のたるみが顕著になり、ほうれい線が深くなります。
さらに、長年の生活習慣や表情の癖、紫外線ダメージの蓄積など、さまざまな要因が複雑に絡み合い、ほうれい線をより目立たせてしまいます。
大阪でほうれい線を改善する美容医療を受けられるクリニックを探している方には、Wクリニックがおすすめです。ヒアルロン酸注射やハイフ・フォトナレーザーなど、ほうれい線への効果が期待できる美容医療の施術に幅広く対応しています。
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【タイプ別】ほうれい線ができる原因

ほうれい線は、人によって原因が異なります。ここでは、自分の顔にあるほうれい線がどのタイプに当てはまるかを見ていきましょう。
【骨格タイプ】歯並びなどの顔立ち・骨格の歪み
鏡を見て、片方のほうれい線だけが濃い、あるいは口元が前に出ていると感じる方は、骨格タイプの可能性があります。歯並びや顔の歪みが原因で、口元のしわやたるみができやすくなっています。姿勢を正したり、頬杖をつく癖を直したりすることで、今以上にほうれい線を悪化させないようにすることが大切です。
【脂肪タイプ】脂肪の蓄積やたるみ
笑っていないときでも、ほうれい線の溝が深い方、あるいは頬がふっくらしていると感じる方は、脂肪タイプです。加齢による皮膚のたるみや、頬の脂肪の重みで、ほうれい線がくっきりと刻まれている可能性があります。
顔周りの脂肪を減らすことで、ほうれい線を目立たなくする効果が期待できます。
【筋肉タイプ】表情筋の使い過ぎ
筋肉タイプは、笑うときに使う筋肉が発達し過ぎて、ほうれい線が深く刻まれているタイプです。
口角を上げる癖がある、あるいはよく笑う、よく話すといった方は、筋肉の使い過ぎが原因として考えられます。笑わないように意識するのは難しいので、表情筋の力を抑える治療を施すことで改善が期待できます。
【皮膚タイプ】肌の乾燥やスキンケア不足
肌にハリがない方、乾燥してカサカサしていると感じる方は、皮膚タイプだと考えられます。
肌の水分不足やコラーゲン・エラスチンの減少によって、小じわが深くなり、ほうれい線につながっている可能性があります。保湿ケアを徹底し、肌のバリア機能を高めることが重要です。
ほうれい線を根本から解消するなら美容医療がおすすめ

「セルフケアでは、ほうれい線がなかなか改善しない…」と悩む方は少なくないでしょう。そんなときは、美容医療を検討してみるのも1つの手です。美容医療なら、ほうれい線の原因に合わせた根本的な治療が可能です。ほうれい線に適した治療方法を6つ紹介します。
HIFU(ハイフ)
HIFU(ハイフ)は、「高密度焦点式超音波」という技術を利用した治療法です。肌の奥深くにあるSMAS筋膜に超音波エネルギーを照射し、熱で引き締めることで、たるみを根本から改善します。
メスを使わずにリフトアップ効果が得られるため、ダウンタイムが少ない点が魅力です。脂肪タイプや、加齢によるたるみが原因のほうれい線に効果的です。
糸リフト(スレッドリフト)
糸リフト(スレッドリフト)は、特殊な医療用の溶ける糸を皮下組織に挿入し、たるみを物理的に引き上げる治療法です。
糸にはトゲのようなものがついており、組織に引っかかることで強力なリフトアップ効果をもたらします。ほうれい線の原因である頬のたるみをすぐに改善したい方に適しています。
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ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射は、ほうれい線の溝に直接ヒアルロン酸を注入し、へこみを埋めて目立たなくする治療法です。注入直後から効果を実感でき、即効性があります。加齢による肌の痩せが原因でほうれい線が深く刻まれている方に特に効果的です。
フォトナレーザー
フォトナレーザーは、複数の波長を持つレーザーを使い分けて、肌の表面から深層まで働きかける治療法です。肌のコラーゲン生成を促し、ハリや弾力を取り戻すことで、ほうれい線を改善します。施術中の痛みが少なく、肌質の改善も期待できるため、皮膚タイプの方におすすめです。
ボトックス注射
表情筋の使い過ぎによってできるほうれい線には、ボトックス注射が効果的です。筋肉の動きを一時的に抑えることで、表情じわを改善し、ほうれい線が深く刻まれるのを防ぎます。筋肉タイプで、ほうれい線が笑ったときに特に目立つ方に向いています。
脂肪吸引
頬の脂肪が原因でほうれい線が深い脂肪タイプの方には、脂肪吸引という選択肢もあります。カニューレと呼ばれる細い管を使って、頬の脂肪を直接吸い出すことで、顔のたるみを改善し、すっきりとしたフェイスラインを目指します。また、小顔を目指したい方にも適した治療法です。
【自分でできる】ほうれい線の対策方法

美容医療は効果的ですが、日々のセルフケアも大切です。ここでは、自宅でできるほうれい線の対策方法を紹介します。
表情筋をトレーニングする
ほうれい線には、「あ・い・う・え・お」と口を大きく動かす、風船を膨らませるようなイメージで頬を膨らませるなど、表情筋を意識的に動かすトレーニングが効果的です。日頃から表情筋を意識して動かすことで、たるみを予防しましょう。
正しいスキンケアを行う
毎日のスキンケアで肌の保湿を徹底することで、ほうれい線の改善が期待できます。洗顔後はすぐに化粧水で水分を補い、乳液やクリームでフタをすることが重要です。化粧水や乳液は手のひらで温めてから、擦らないように注意しつつ、優しく顔を包み込むように塗布しましょう。
紫外線対策をする
紫外線は、肌のコラーゲンやエラスチンを破壊し、たるみを引き起こす最大の原因の1つです。季節や天候に関わらず、日焼け止めを毎日塗る習慣をつけましょう。帽子やサングラス、日傘なども併用することで、より効果的に紫外線を防げます。
姿勢を改善する
猫背やうつむき姿勢は、顔のたるみを引き起こします。普段から背筋を伸ばし、正しい姿勢を心がけましょう。また、スマートフォンやパソコンを使うときは、画面が目線と同じ高さになるように調整することも大切です。
大阪でほうれい線を改善する美容医療を受けられるクリニックを探している方には、Wクリニックがおすすめです。ヒアルロン酸注射やハイフ・フォトナレーザーなど、ほうれい線への効果が期待できる美容医療の施術に幅広く対応しています。
経験豊富な医師から自分に最適な施術を受けたい方は、ぜひ当院へご相談ください。
まとめ

この記事では、ほうれい線ができる原因について解説しました。
ほうれい線は加齢だけでなく、日々の生活習慣やスキンケア、さらには生まれつきの骨格など、さまざまな要因が絡み合ってできるものです。
自分のほうれい線がどのタイプに当てはまるのかを知ることで、効果的な対策が見えてきます。日々のセルフケアで予防・改善を目指しながらも、「早く、確実に改善したい」「根本から治したい」と考えるなら、美容医療の専門医に相談することも視野に入れてみてください。
この記事を参考に、ほうれい線が目立たない若々しい顔を目指しましょう。
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