
小鼻ボトックスは、筋肉に作用して小鼻の広がりを抑える効果が期待される施術です。そんな魅力的な施術ですが、「本当に効果があるの?」「副作用やリスクが心配」と思う方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、小鼻ボトックスの効果やメリット・デメリット、効果がないと噂される理由について詳しく解説します。また、施術を成功させるための注意点やおすすめの人も併せて紹介します。
この記事を読めば、小鼻ボトックスの効果や特徴など理解できるので、施術を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
目次
小鼻ボトックスとは?
小鼻ボトックスとは、ボトックスを使用して小鼻の広がりを抑える施術です。笑ったときに、小鼻が横に広がるのを気にしている方に適しています。施術は短時間でできるため、忙しい方にも人気があります。
ボトックスとは?
ボトックスは、ボツリヌス菌から生成されたタンパク質を使用した製剤で、筋肉の収縮を抑制する働きを持っています。美容医療では、しわ改善や顔の輪郭形成、エラの縮小など幅広い施術に活用されており、小鼻の広がりを抑える施術にも効果的です。
また、治療の際はごく少量を注入し、自然な仕上がりを目指します。そのため、顔全体のバランスを損なうことなく、目立つ効果を得られる点が人気の理由です。
ボトックスとヒアルロン酸との違い
ボトックスとヒアルロン酸は、それぞれ異なる作用を持っています。ボトックスは筋肉の働きを抑えることで形状を整えるのに対し、ヒアルロン酸は皮膚にボリュームを加えることで輪郭を調整します。
小鼻ボトックスでは、鼻周辺の筋肉の動きを制御することで鼻の広がりを抑えるのが目的です。一方で、ヒアルロン酸は鼻筋を通して高さや立体感を演出する施術に使われるため、仕上がりや適応範囲に違いがあります。
小鼻ボトックスの効果
小鼻ボトックスの効果は、以下のとおりです。
- 小鼻の広がりを抑える
- 鼻の穴を小さく見せる
- 鼻先を整えて顔全体のバランスを良くする
小鼻ボトックスは、鼻周辺の特定の筋肉にボトックスを注入することで、小鼻が広がる動きを抑える効果があります。これにより、笑った際や話しているときに鼻が横に広がるのを防ぎ、顔全体の印象を引き締めることが可能です。
鼻の穴が目立ちにくくなるため、顔立ちがより整って見える効果も期待できます。鼻先を引き締める施術と組み合わせることで、全体的な美しさがアップし、自然な仕上がりが実現できるでしょう。
小鼻ボトックスの施術方法
小鼻ボトックスの施術方法は、以下の方法があります。
- 上唇鼻翼挙筋への注入:小鼻が広がる動きを抑制する
- 鼻孔開大筋への注入:鼻の穴が目立たないようにする
- 鼻中隔下制筋への注入:鼻先を自然に引き締める
小鼻ボトックスは、特定の筋肉に対してボトックスを注入することで、小鼻の広がりや鼻の穴が大きく見えるのを抑える施術です。
上唇鼻翼挙筋に注入することで、笑った際に小鼻が横に広がるのを防ぎます。鼻孔開大筋に注入することすることで、鼻の穴が大きく見えるのを抑えます。鼻中隔下制筋へのボトックス注入は、鼻先を引き締める効果が期待できるでしょう。
小鼻ボトックスがおすすめの人
小鼻ボトックスがおすすめの人は、以下のとおりです。
- 笑ったときに小鼻が広がるのが気になる人
- 鼻の穴が大きく見えるのを改善したい人
- 鼻全体を小さく見せたいと考えている人
- 手軽な方法で小鼻の印象を変えたい人
- ダウンタイムが少ない施術を希望する人
小鼻ボトックスは、笑った際に小鼻が広がるのを抑えたり、鼻の穴が目立つのを改善したりしたい人に向いています。ヒアルロン酸などのフィラーを使った施術ではなく、筋肉にアプローチすることで自然な仕上がりを求める方にも適しています。
また、手術を避けたい方や短時間で施術を終えたい方にもおすすめです。ダウンタイムが少なく、仕事や日常生活に影響を与えにくいこともポイントです。
小鼻ボトックスのメリット
小鼻ボトックスには、手軽さやダウンタイムの短さなど、多くのメリットがあります。メスを使わないため体への負担が少なく、施術後の仕上がりも自然です。
ここでは、小鼻ボトックスのメリットを見ていきましょう。
施術時間が短い
小鼻ボトックスの施術自体は10~15分程度で完了し、カウンセリングを含めても1時間以内に終わることがほとんどです。予約状況によっては、当日施術することも可能です。この短時間で、小鼻の広がりを抑えたすっきりした印象を手に入れられます。
また、手軽さが魅力で、仕事や予定の合間にも気軽に受けることが可能です。小鼻ボトックスは忙しく時間がないけれど、印象を改善したい方に特におすすめの方法です。
周りにバレにくい
小鼻ボトックスは、自然な仕上がりで施術後に腫れや赤みがほとんど出ないため、周囲に施術を受けたことが気づかれにくい点が魅力です。
糸やメスを使った小鼻縮小術後には、腫れや傷跡が数日から数ヶ月続く場合があり、周囲に気づかれずに過ごしたい場合は、メイクやマスクなどで一時的に隠す必要があるでしょう。
一方で、小鼻ボトックスは変化が極端ではないため、周囲には「なんとなく印象が良くなった」と思わせる程度の変化を実現できます。
メスを使わないので挑戦しやすい
小鼻ボトックスは、メスを使わない注射のみの施術であるため、美容医療初心者でも挑戦しやすいのが特徴です。手術への恐怖心がある方や痛みを極力抑えたい方にとって、気軽に試せる施術として人気があります。
また、施術後の負担が少なく、失敗した場合でも溶解注射で修正が可能なため、リスクを最小限に抑えられるのも安心ポイントです。そのため、幅広い年齢層からも支持されています。
ダウンタイムが短い
小鼻ボトックスは、ダウンタイムが非常に短いことから多くの人に選ばれています。施術後に多少の赤みや腫れが出る場合もありますが、これらは数時間から数日以内に自然に落ち着くため、スケジュールの妨げになりません。
また、施術後すぐにメイクや洗顔が可能であるため、特別なケアを必要としない点もメリットです。忙しい人やイベントを控えた人にとって、負担が少ない施術といえるでしょう。
自然な見た目の仕上がりになる
小鼻ボトックスは施術後の仕上がりが非常に自然で、整形したと分かりにくいのが特徴です。施術は注射量を細かく調整しながらされるため、顔全体のバランスを崩すことなく、美しさを引き立てる結果を得られます。
また、鼻先の形状を高くすることで、鼻筋をシャープに見せ、立体的な顔立ちへと近づける効果も期待できます。
他人に気づかれることなく、ナチュラルな美を求める方に最適な施術です。
小鼻ボトックスのデメリット
小鼻ボトックスにはメリットが多い一方で、注意すべきデメリットもあります。効果が永久的ではなく、定期的な施術が必要な点や、副作用のリスク、劇的な形の改善ができない点などです。
ここでは、小鼻ボトックスのデメリットを紹介します。
効果は永久には持続しない
小鼻ボトックスの効果は永久的ではなく、通常3~6ヶ月程度で効果が薄れていきます。ボトックスは筋肉の働きを一時的に抑制するものであるため、時間の経過とともに筋肉の動きが徐々に戻ります。そのため、効果を維持するためには定期的な施術が必要です。
ただし、継続することで筋肉の収縮が弱まり、効果が長持ちする場合もあります。短期的な改善を求める人に適していますが、長期的な計画も重要です。
副作用やリスクがある
小鼻ボトックスは安全性が高いとされていますが、副作用やリスクがまったくないわけではありません。施術後に注射部位の赤みや腫れ、軽い痛みが生じ、まれに不自然な仕上がりや左右非対称になる可能性もあります。
過剰な注入により、表情が硬くなるリスクも存在します。こうしたトラブルを防ぐためには、経験豊富な医師のもとで施術を受けることが大切です。
鼻の形を大きく改善はできない
小鼻ボトックスは筋肉を緩和することで小鼻の広がりを抑える効果がありますが、骨格そのものや大幅な形状の改善には対応していません。ボトックスは手軽で自然な変化をもたらしますが、鼻を細くしたり、形を大きく変えたりする場合は他の施術が必要です。
そのため、劇的な変化を求める方には不向きであり、自然な改善を求める方に適しています。
施術前に、理想の鼻の形状や雰囲気を医師と十分に話し合い、具体的なイメージを共有することが大切です。
施術後にこわばりを感じる場合がある
小鼻ボトックスの施術後、注射部位周辺にこわばりや違和感がある場合があります。これはボトックスが筋肉の動きを抑制するために起こる自然な反応ですが、多くの場合、時間が経つにつれて解消されるでしょう。
また、過剰な注入が原因で不自然な感覚が続くこともあります。施術後にこうした症状が気になる場合は、早めに施術を担当した医師に相談することが重要です。
保険が適用されないため費用がかかる
小鼻ボトックスは美容目的の施術であるため、健康保険の適用外となり、全額自己負担となります。費用はクリニックや使用する製剤の種類によって異なりますが、1回あたり2万円から5万円程度が一般的です。
定期的に施術を受ける必要があるため、長期的な費用負担を考慮することが重要です。クリニックを選ぶ際は、料金体系が明確であることを確認することが安心につながります。
小鼻ボトックスは効果ないといわれている理由とは?
小鼻ボトックスは多くの方に注目されていますが、「効果ない」と感じる声もあります。具体的には、注入量や部位の選定ミス、製剤の品質、医師の技術不足、個人差などです。
ここでは、小鼻ボトックスは効果ないといわれる理由を紹介します。
適切な量や部位への注入不足
ボトックスは、適切な量と部位に注入することで効果を発揮します。しかし、量が不足していたり、部位の選定が不適切だったりすると、効果が十分に得られないことがあります。
小鼻の広がりや鼻孔の動きに対して効果を出すためには、上唇鼻翼挙筋や鼻孔開大筋など、ターゲットとなる筋肉に正確な注入が必要です。経験豊富な医師を選ぶことが重要となるでしょう。
ボトックスの製剤の品質が低い
使用するボトックス製剤の品質も効果に大きな影響を与えます。正規品でない安価な製剤を使用すると、期待する効果が得られなかったり、副作用のリスクが高まったりする可能性があるでしょう。
正規の製剤は厳しい品質管理のもと製造されており、安全性と効果が保証されています。クリニック選びの際は、使用する製剤のメーカーや認証状況を確認することが大切です。
医師の技術が不足していた
医師の技術不足も、ボトックスの効果が十分に感じられない原因の1つです。施術はシンプルに見えても、筋肉や解剖学的知識が必要であり、注入の深さや角度、量を正確に調整するスキルが求められます。
熟練した医師による施術であれば、自然な仕上がりが期待できるため、経験豊富なクリニックを選ぶことが大切です。
ボトックスの抗体ができていた
ボトックスを繰り返し使用していると、体内に抗体ができてしまい、薬剤が効きにくくなることがあります。これは「ボツリヌス抗体」と呼ばれるもので、特に高頻度で施術を受けている方に起こりやすい現象です。
抗体ができると、施術をしても期待どおりの結果が出にくく、効果がないと感じるのかもしれません。この問題を避けるためには、適切な間隔で施術を受けることや、信頼できる医師に相談することが重要です。
効果の個人差によるもの
小鼻ボトックスの効果には、個人差があります。筋肉の状態や顔の骨格、皮膚の厚みなど、人によってボトックスの作用が異なるためです。また、期待値が高すぎる場合も、効果を実感しにくいことがあります。
事前に医師と十分に相談し、自分の顔立ちに合った施術計画を立てることで、満足度を高めることが可能です。
小鼻ボトックスを受ける際の注意点
小鼻ボトックスは簡単な施術に見えますが、いくつかの注意点を意識することで効果を最大限に引き出し、トラブルを防げます。ここでは、小鼻ボトックスを受ける際の注意点など、事前にしっかりと確認しておきましょう。
ボトックスの注入量に気をつける
ボトックスは、適切な量を正確に注入することが求められる施術です。過剰な量を注入すると不自然な仕上がりになり、筋肉が過度に弱まることで思わぬ副作用を引き起こす可能性があります。
一方、少なすぎる場合は期待する効果が得られないこともあります。施術前には医師にしっかり相談し、自分に合った適量を見極めてもらうことが重要です。
高い技術を持つ医師やクリニックを選ぶ
小鼻ボトックスは注入箇所や角度など、医師の技術に仕上がりが大きく左右される施術です。解剖学的知識を持つ経験豊富な医師が施術すれば、自然な見た目と適切な効果が期待できます。
一方、技術が未熟な医師による施術では、効果が十分に出ないだけでなく、副作用が発生するリスクも高まります。信頼できるクリニックを選び、事前に医師の実績やレビューを確認することが大切です。
自分の希望やイメージをしっかり伝える
小鼻ボトックスの施術では、仕上がりのイメージを医師に具体的に伝えることが成功のポイントです。自分がどの程度小鼻を引き締めたいのか、自然な仕上がりを希望しているのかをしっかりと説明しましょう。
また、医師から提案された施術プランも疑問点を確認し、納得したうえで進めることが大切です。コミュニケーションを十分に取ることで、満足度の高い結果を得られるでしょう。
小鼻ボトックスの施術の頻度や間隔に注意する
ボトックスの効果は永続的ではないため、定期的な施術が必要です。ただし、過剰に頻繁な施術は抗体の形成を引き起こし、効果が得られにくくなる可能性があります。
通常、施術の間隔は3~6ヶ月程度がおすすめです。医師に最適なスケジュールを相談し、計画的に施術を受けることで、効果を維持しつつリスクを抑えられます。
まとめ
この記事では、小鼻ボトックスの効果やメリット・デメリットなどを解説しました。
小鼻ボトックスは、筋肉をリラックスさせることで小鼻の広がりを抑え、自然な仕上がりを実現する施術です。しかし、効果がないと感じる原因には、注入量不足や医師の技術不足、個人差などが挙げられます。
この記事を参考に、メリット・デメリットを理解したうえで、施術の際は信頼できる医師やクリニックを選んで小鼻ボトックスを受けましょう。

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