痩せているのにフェイスラインがないと感じることがあります。体型はスリムなのに、なぜか顔の輪郭がぼやけて見えるのはむくみだろうか、それともたるみや骨格のせいだろうかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、痩せてるのになぜフェイスラインがないのかを詳しく解説します。また、自宅でできるセルフケアや美容医療による対処法も併せて紹介します。

この記事を読めば、原因別の対処法がわかるので、シャープな横顔を目指したい方はぜひ参考にしてみてください。

フェイスラインとは

フェイスラインとは、顔の輪郭のうち「頬・あご・首」にかけてのラインを指し、正面だけでなく横顔の印象も大きく左右する重要な部位です。顔がすっきりして見えるかもたついて見えるかは、このラインの明瞭さによって決まることが多く、小顔や若々しさを演出するには欠かせない要素となります。

フェイスラインが整っていると、実際の体重よりも引き締まって見える視覚効果もあり、ダイエットやエイジングケアにおいて注目されやすい部位です。一方で、「痩せているのにフェイスラインがない」と感じる方も少なくありません。

痩せてるのにフェイスラインがないと感じる原因

体重が軽くても、フェイスラインがはっきり見えない理由にはさまざまな要因があります。ここでは、考えられる原因を詳しく解説します。

むくみ

顔のむくみは、リンパや血流の滞りによって余分な水分が皮下にたまり、フェイスラインをぼやけさせる代表的な原因の1つです。塩分の多い食事や水分不足、長時間同じ姿勢でいることなどが影響しやすく、朝起きたときに顔が腫れぼったいと感じる方は注意が必要です。

痩せ型の方でも、むくみが慢性化していると顔が丸く見える原因になります。顔や首のリンパマッサージ・カリウムを含む食事・水分補給の習慣を見直すことで、むくみによるフェイスラインのもたつきを改善できます。

加齢による皮膚のたるみ

加齢とともに肌のハリや弾力を支える成分(コラーゲンやエラスチン)が減少すると、皮膚が重力に逆らえずにたるんできます。これにより、フェイスラインが曖昧になり、下顔面にボリュームが集中して見えるようになります。

痩せ型の方は顔の脂肪が少ない分、皮膚のたるみがより目立ちやすいです。保湿ケアや紫外線対策に加え、美容医療でのリフトアップ治療(ハイフやスレッドリフト)なども検討することで、たるみによるフェイスラインの崩れを防ぐことが可能です。

筋力の衰え(表情筋)

顔には30種類以上の表情筋がありますが、これらの筋肉を使う機会が減少することもフェイスラインが無くなる原因の1つです。筋肉が衰えると、肌を支える力が弱まり、フェイスラインが崩れやすくなります。

特に、咬筋や広頚筋、口輪筋などが硬くなると顔の下半分が重たく見えるため注意が必要です。あいうえお体操や舌まわし体操などの簡単な表情筋トレーニングを日常に取り入れることで、顔まわりの筋肉を鍛え直し、シャープなラインを維持できるでしょう。

生まれつき・骨格

生まれつきの骨格により、フェイスラインが出にくいタイプの方もいます。例えば、下あごが小さい「後退顎(リトルチン)」や、エラが張っている「スクエア型フェイス」の場合、痩せていても輪郭がぼやけて見えることがあります。

このような骨格由来のフェイスラインの曖昧さは、マッサージやトレーニングだけでは改善が難しいことも多いです。美容医療によるボトックス注射やヒアルロン酸注入、骨格に合わせた施術(脂肪吸引やHIFU)などが有効です。自己判断では難しいため、専門クリニックでの相談が推奨されます。

姿勢の悪さ

長時間のスマホ使用やデスクワークなどによって、猫背やストレートネックになっている方は少なくありません。姿勢が悪いと、頭が前に出てあごの位置が後退し、首の筋肉がこりやすくなります。

その結果、リンパの流れが滞って顔まわりにむくみが生じやすくなり、フェイスラインが不明瞭になります。また、常にうつむいた姿勢も二重あごの原因の1つです。正しい姿勢を意識し、肩甲骨や首のストレッチを取り入れることで、顔まわりの印象を大きく改善することが可能です。

口呼吸

普段から口呼吸が癖になっている方は、口元やあご周りの筋肉が衰えやすくなります。口呼吸は顔の下半分の筋肉をほとんど使わないため、たるみや二重あご、フェイスラインの崩れにつながりやすいためです。

舌の位置が下がることで、下顔面が間延びして見えることもあります。鼻呼吸への意識改善や舌の正しい位置(上あごにつける)の習慣化、口輪筋のトレーニングを取り入れることで、口周りのたるみやもたつきを改善しやすくなります。

体重の増減

急激なダイエットやリバウンドを繰り返すと、皮膚がその変化についていけず、たるみやしぼみが生じることがあります。痩せているのにフェイスラインがない方は、体脂肪だけでなく筋肉量も減少している可能性が高く、肌を支える土台が弱くなっている状態です。

バランスの良い食事と適度な運動で、筋肉を維持しながら健康的に痩せることが重要です。また、美容医療を併用することで、たるんだフェイスラインの引き締めもより効果的に行えます。

Wクリニックでは、フェイスラインの悩みを解決する施術を受けられます。気になる部位や脂肪の状態など、一人ひとりの状態に合わせた施術を提案します。顔周りをすっきりさせたいとお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

>>大阪で小顔になるならWクリニック

痩せているのに横顔のフェイスラインがない原因

正面から見た印象はシャープなのに、横顔ではフェイスラインがもたついて見える原因は1つではありません。痩せ型の方の場合、むくみ・筋肉の衰え・姿勢の悪さなどが複合的に影響して、輪郭が曖昧になることが多くあります。

Eライン(鼻先・唇・あご先を結んだライン)が整っていないと、横顔がぼやけて見えやすいです。日本人は骨格的にあごが小さく、Eラインが不明瞭な傾向があり、これが痩せているのにフェイスラインが出ない状態を引き起こす一因となります。表情筋の衰えやむくみもフェイスラインの乱れに拍車をかけるため、原因に応じたケアが必要です。

痩せてるのにフェイスラインがないと悩んでいる方におすすめのセルフケア

フェイスラインの悩みは、セルフケアの積み重ねで改善できるケースもあります。ここでは、手軽に取り入れやすいセルフケアを4つ紹介します。

表情筋トレーニングを取り入れる

フェイスラインを支える「表情筋」は、日常生活で意外と使われていません。さらに、マスク生活や無表情な時間が多いと筋力が衰え、あごや頬がたるんだ印象になります。そこでおすすめなのが、簡単にできる表情筋トレーニングです。

「あいうえお体操」は、大きく口を動かして発声することで、口周りやフェイスラインの筋肉を刺激できます。また、舌まわし運動も効果的で、内側から頬や口角周りの筋肉を鍛えることが可能です。1日数分でも、継続すれば引き締まった輪郭を目指せます。

フェイスラインをマッサージする

マッサージは、血行やリンパの流れを促進し、むくみの解消に役立ちます。フェイスラインがぼやけて見える原因がむくみであれば、即効性も期待できるでしょう。耳の下から首にかけてのリンパ節を優しくなでるように流すと、顔全体の老廃物排出のサポートにも期待できます。

オイルやクリームを使い、肌に摩擦が起きないように注意しながら、1日1回〜2回、3〜5分のケアを習慣化するのがおすすめです。表情筋トレーニングと組み合わせると、相乗効果が期待できます。

フェイスラインのマッサージについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

https://wclinic-osaka.jp/osaka-dr/face-slimming-massage/

食生活を見直す

むくみやすい方は、塩分や糖分の過剰摂取が影響している可能性があります。加工食品や外食に頼りがちな食生活では、ナトリウムの摂りすぎによって水分が体内に滞留しやすくなり、顔の輪郭が膨張した印象になりがちです。

むくみ対策としては、カリウムを多く含む食材(バナナ、アボカド、ほうれん草など)を意識的に取り入れることがおすすめです。また、適度な水分補給とアルコールの控えめな摂取も重要です。体の内側から整えることで、すっきりとしたフェイスラインの維持につながります。

姿勢を矯正する

フェイスラインの乱れは、姿勢とも密接に関係しています。猫背やストレートネックの状態では、頭が前に出ることであご下の皮膚や脂肪がたるみ、二重あごのようなもたつきを引き起こしやすいです。

正しい姿勢を意識することが、顔全体の引き締まりにつながります。デスクワーク中は椅子に深く腰掛けて背筋を伸ばす、スマホ操作中も画面を顔の高さまで上げて首を曲げすぎないなど、日常的な姿勢の改善が大切です。ストレッチや整体を取り入れるのも有効です。

Wクリニックでは、フェイスラインの悩みを解決する施術を受けられます。気になる部位や脂肪の状態など、一人ひとりの状態に合わせた施術を提案します。顔周りをすっきりさせたいとお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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痩せてるのにフェイスラインがない方におすすめの美容医療

痩せ型なのにフェイスラインがぼやけて見える原因には、むくみ・筋力の低下・骨格の影響・たるみなどが複合的に関係しています。セルフケアでの改善が難しい場合は、美容医療を活用するのも1つの方法です。ここでは、痩せているのにフェイスラインがないと悩んでいる方に向けて、おすすめの美容医療とその特徴を詳しく解説します。

ボトックス

ボトックスは、筋肉の動きを抑える薬剤を特定の部位に注入することで、輪郭をスッキリ見せる施術です。エラの咬筋が発達していることでフェイスラインがぼやけて見える場合、ボトックスを注入することで筋肉を縮小させ、自然な小顔効果が期待できます。

Wクリニックでは、厚生労働省認可のアラガン社製製剤を採用し、安全性にも配慮されています。短い施術時間でダウンタイムもほぼなく、数日〜1週間程度で効果が現れ、3〜6ヶ月持続するのが一般的です。

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脂肪溶解注射

脂肪溶解注射は、痩せていてもフェイスラインに脂肪がわずかに残っている方に向いています。Wクリニックで採用されている「ヴィーナス注射」は、米国FDAに承認された成分などを使用し、脂肪を自然に分解・排出する効果があります。

注入後3〜5日で顔がすっきりしはじめる方も多く、3回程度の施術でより明確な輪郭形成が可能です。体への負担が少なく、自然なラインで仕上がる点が特徴です。注射のみで済むため、メスを使わないフェイスライン対策として人気があります。

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ハイフ(HIFU)

ハイフ(高密度焦点式超音波)は、皮膚の土台となるSMAS筋膜に熱エネルギーを与えて引き締める美容医療です。たるみのあるフェイスラインを、メスを使わずにリフトアップすることが可能です。

Wクリニックでは、照射深度を調整して、脂肪層・真皮層・筋膜層の3層にアプローチするオーダーメイド照射を実施しています。1回の施術でも引き上げ効果が実感しやすく、半年程度の持続性があり、骨格や皮膚のたるみが原因のフェイスラインのぼやけに効果的です。

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糸リフト

糸リフトは、特殊なトゲのついた糸を皮下に挿入し、物理的に肌を引き上げる美容医療です。Wクリニックでは、溶ける素材(PDOやPCL)を使用しており、時間とともに体内に吸収されるため安全性が高いとされています。

また、糸による引き上げ効果だけでなく、コラーゲン生成も促進されるため、肌のハリ改善やたるみ予防にも役立ちます。フェイスラインにハリを戻したい方や、シャープさを取り戻したい方に適した中〜長期効果が期待できる施術といえるでしょう。

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脂肪吸引

痩せ型でも頬やあご周りの脂肪が気になる方には、脂肪吸引が効果的です。Wクリニックでは、カニューレという細い管を使って、フェイスラインの脂肪をピンポイントで除去します。脂肪細胞そのものを取り除くためリバウンドの心配がなく、半永久的な効果が期待できます。

ただし、施術は外科的な処置となるため、腫れや内出血などのダウンタイムがある点には注意が必要です。短期間で劇的な変化を望む方や、理想のフェイスラインを手に入れたい方におすすめです。

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サーマジェン

肌のたるみが気になる方には、サーマジェンがおすすめです。サーマジェンは、ラジオ波(RF)を使い、肌の真皮層を温めてコラーゲンの収縮と再生を促すリフトアップ施術です。肌の弾力低下によってフェイスラインが緩んだり、頬やあごのもたつきが気になる方に適しています。

Wクリニックでは、痛みを抑えた設計と照射モードを採用しており、顔全体に施術が可能です。施術直後からリフトアップ効果を感じやすく、数ヶ月かけて徐々に肌の引き締まりとハリが高まります。

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まとめ

この記事では、「痩せてるのになぜフェイスラインがないのか?」という悩みを、原因や対処法などの視点から詳しく解説しました。

原因には、むくみ・加齢・表情筋の衰え・姿勢・骨格などが複雑に絡み合っている場合が多くあります。それぞれに合ったセルフケアや、美容医療でのアプローチが有効です。

この記事を参考に、自分に合った方法で理想的なフェイスラインを手に入れましょう。

足立 真由美
この記事の監修者 医療法人 涼葵会 理事長 足立 真由美
美容医療の豊富な経験から美容医療の枠を超え、東洋医学・アーユルベーダ等のホリスティック医療を展開。「美は健康な身体から」をテーマに、美容クリニックとは思えない多彩なアプローチで、最新の美を提供する。
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