- 局所麻酔 痛みを最小限に抑えます
- エコーガイド下での位置確認 正確な部位を特定します
- 腱鞘切開 特殊なガイドブロックを用いた腱鞘切開を行います
- 効果確認 指の動きを確認します
所要時間は約10~15分で、痛みは最小限です。
SURGERY
指を曲げる腱に炎症が起きる腱鞘炎による症状です。指を曲げた後、指が伸びなくなって曲がったままになり、伸ばそうとするとバネのように急に伸びてしまいます。
初期に特徴的な症状で、さらに進行していくと反対側の手で伸ばすのを手伝わないと伸びなくなり、無理に伸ばそうとすとひどく痛むようになります。
ばね指の特徴として、女性が多いことが挙げられます。
更年期の女性に多く、妊娠出産期の女性にも多く生じます。女性ホルモンの関係についての報告は多くみられます。
原因は、腱を固定するバンド(腱鞘)の一つであるA1腱鞘(プーリー)が分厚くなってしまうことで腱の滑走不全を起こします。
そのため、指を伸ばす時に引っかかる現象(バネ様)や、指を曲げにくいといった症状を起こします。
放っておいても改善する疾患ではないため、専門医に相談することをおすすめします。
ばね指の治療法は、大きく分けて次の3つがあります。
症状が比較的軽い場合には、ステロイド注射などの保存的治療を行います。
ただし、効果が一時的であったり、1~2回の注射でも再発を繰り返す場合には、根本的な治療として「腱鞘切開手術」が必要となることがあります。
当院では、従来のような皮膚を切開する手術ではなく、超音波ガイド下にダブルガイド式腱鞘切開器を用いた針1本で行う「切らないばね指手術」を採用しています。
これは、組織への侵襲を最小限に抑えながら、腱の滑走障害を解消する低侵襲の治療法です。
「なるべく体に負担の少ない治療を受けたい」「手のひらへの切開に抵抗がある」といった患者様にもご好評いただいており、術後の回復も早く、日常生活への復帰もスムーズです。
01高性能エコーで丁寧に確認
まずは、ばね指の症状や進行具合を正確に把握するため、高性能エコー(超音波)を用いて診断を行います。
02より安全なデバイスを用いた
経皮的腱鞘切開術
当院では、経皮的手術の安全性を高めることを目的に設計された専用器具を用いて、超音波ガイド下での腱鞘切開術を実施しています。手外科専門医が超音波で腱や神経の位置をリアルタイムに確認しながら行うため、安全性が高く、神経損傷などのリスクを最小限に抑えることが可能です。
03最小限の創部で体への負担を軽減
治療は1〜2mm程度の小さな針孔で行われるため、従来の切開手術に比べて創部が非常に小さく、術後の腫れや痛みも抑えられます。そのため、早期の社会復帰や日常生活への影響を軽減することが期待できます。
この超音波ガイド下経皮的腱鞘切開術は、まだ全国的に普及しているとはいえませんが、当院では手外科専門医による丁寧で正確な技術により、安心して受けていただけるよう体制を整えております。
ばね指は腱鞘炎のため、炎症の程度には個人差があり、術後の痛みの続く期間も人によって異なります。
自由診療となる理由
「腱鞘切開術」は健康保険で定められた術式として全国で行われていますが、当院で行う「切らないばね指手術」は、超音波ガイド下で特殊器具を用い、針1本で行う独自の手技となります。このため、保険診療の枠を超える高度な技術的内容を含むことから、自由診療(自費診療)としてご提供しています。
費用について
この治療は、保険適用外の自由診療となります。
当院では、エコーガイド下に針のみを用いた低侵襲手術を行っており、従来の切開手術に比べて傷がほとんど残らず、日常生活への復帰も非常に早いのが特徴です。
【手術費用(税込)】99,000円 2本目以降 77,000円
手術当日に必要な処置および薬剤を含む費用です。
術後6ヶ月以内に追加手術が必要となった場合の施術料については無料で対応いたします。それ以外の再発時の注射や診察等には、別途費用がかかります。
手外科学会専門医 指導医山本 研
経歴
資格
切らないばね指手術導入に至った経緯
2010年に手外科専門医を取得して以来、これまで私は、ばね指に対して約500例以上、1.5cm程度の皮膚切開による腱鞘切開術を行ってまいりました。 大多数の患者様において良好な結果が得られておりますが、ごく少数ながら、術後に痛みや可動域制限が残存する症例も経験しております。
より低侵襲で、患者様の術後負担を最小限にできる方法はないか。 そう考えていた中で、超音波ガイド下に針のみを用いる「切らないばね指手術」という技術に着目いたしました。
従来法と比較し、さらに組織への侵襲を抑え、早期の機能回復を期待できる点に可能性を感じ、このたび導入を決意いたしました。
これからも一例一例、丁寧に対応してまいります。
手外科専門医とは
手外科専門医は、整形外科または形成外科専門医の資格を持ち、上肢、特に手の疾患に精通した医学的スペシャリストです。
上肢の重要性を深く理解し、高い倫理観を持ちながら、最新の医療知識と技術を習得し、病態を的確に把握したうえで、優れた診療能力を発揮します。
また、生活習慣、災害、スポーツ活動による手や上肢の疾患・障害の予防と診療に取り組み、社会のニーズに応じた高度な医療を提供し、国民の運動器の健全な発育と健康維持に貢献します。
さらに、日常診療において、整形外科・形成外科専門医に対して指導や助言、支援を行い、質の高い、安全で心のこもった医療提供を目指しています。
専門医の高度技術
経皮的腱鞘切開術は高度な技術を要し、専門的な訓練を受けた医師のみが実施可能。精密なエコーガイド技術による安全確実な施術を提供します。
高度医療機器
最新の高解像度超音波エコー装置と特殊な手術器具を使用。従来の方法では得られない精度と安全性を実現しています。
仕事・生活への影響最小化
即日社会復帰が可能で、休職による収入損失を防止。家事や育児への影響も最小限に抑えられます。これらの機会損失を金額換算すると5~10万円相当のメリットがあります。
時間的価値
通院回数の減少と療養期間の短縮により、貴重な時間を節約。複数回の通院は交通費・時間的コストも発生します。この時間的価値は計り知れません。
QOL(生活の質)向上
痛み・不自由さからの早期解放、傷跡の心理的負担がないことによる精神的安心感。この生活の質の向上は金額に換算できない価値があります。
01.初診・診断
問診と手の診察を行います。治療方針の説明と手術日の相談をします。
02.施術
所要時間は約10~15分で、痛みは最小限です。
03.回復と経過
【術直後】
【3日〜1週間後】
術後のフォローも専門医としての
責任をもって対応いたします。
気になる症状があれば、
いつでもお気軽にご相談ください。
Q.痛みはどの程度ですか?
A.局所麻酔を使用するため、施術中の痛みは最小限です。麻酔注射時にチクッとした痛みがありますが、多くの方が十分に耐えられる程度です。
Q.当日に仕事に戻れますか?
A.デスクワークや軽作業であれば、当日から再開できる場合もあります。
ただし、力仕事や長時間の作業は数日間お控えいただくことをおすすめします。
Q.再発や再手術の可能性はありますか?
A.炎症の程度や腱の状態によっては、まれに再発し、再手術が必要となることがあります。
当院では、以下の2つの原因による再発に対しては、施術後6ヵ月以内であれば無料で再手術を行っておりますので、どうぞご安心ください。
〈再手術の対象となる主な原因〉
① 浅指屈筋腱の部分切除が必要な場合
② A2プーリーの切離が必要な場合
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