
陥没乳頭(かんぼつにゅうとう)は、人には話しづらい悩みのひとつ。
できれば、誰にも知られずこっそり治したいと思う方も多いのではないでしょうか。
陥没乳頭の治し方は症状の重さによって異なるため、症状に合わせた適切な治療が有効です。
本記事では、セルフケアから手術まで、陥没乳頭のさまざまな治し方を解説します。最後にはクリニックで治療を受けたい方へ向けて、おすすめのクリニックをご紹介していますので、ぜひ最後前ご覧ください。
目次
軽度の陥没乳頭の治し方
軽度の陥没乳頭は「仮性陥没乳頭」と呼ばれ、指で乳首をつまみ出すことができる状態です。
症状が軽度であれば、陥没乳頭はセルフケアでも治療できることがあります。
ここでは、軽度の陥没乳頭を自宅で治す方法を2つ紹介します。
バストマッサージ
軽度の陥没乳頭は、毎日のバストマッサージで改善できることもあります。
乳房周辺の皮膚を優しくマッサージして乳頭を出しやすくし、乳頭を指で引っ張ったり圧をかけることで突出した状態を定着させていきます。
お風呂上がりなど、皮膚がやわらかくなっている時に行いましょう。
刺激の少ないマッサージクリームを使うとより効果的です。
乳頭吸引器
乳頭吸引器は、自宅で使える陥没乳頭の治療器具で陥没乳頭の治し方の一つの方法です。
比較的安価で、育児用品店やネットショップで購入できます。
使い方は、乳頭に装着し、ポンプやシリンダー等を使って空気圧で乳頭を引き出すだけで非常に簡単。
陥没乳頭のために授乳が難しい方は、授乳時だけ使用する授乳サポート用の吸引器もあります。
外見的な問題も改善したい場合は、常時装着するタイプの乳頭吸引器を選びましょう。
軽度から重度まで根本治療には手術がおすすめ
セルフケアで改善しない場合や、乳頭がまったく出てこない(真性陥没乳頭)など重度の症状がある場合の治し方には、外科的手術があります。
手術は一度で見た目が改善され、授乳の問題も解決できるため、症状が軽度でも、手術による根本治療を選択される方も多くいらっしゃいます。
陥没乳頭の手術とは
陥没乳頭の手術は、乳頭を引き出し、固定することで形状を改善する方法です。
周辺の皮膚を切開しますので、マッサージや吸引器に比べて乳頭が出やすくなり、皮膚が再形成されることにより乳頭が突出した状態で定着します。
手術は局所麻酔で行われることが多く、日帰りでの施術が一般的。
術後は短期間で回復するため、日常生活への影響も最小限に抑えることができます。
授乳が困難な場合は保険適応も
真性の陥没乳頭で授乳が物理的に難しい場合、手術に健康保険が適応されることがあります。
ただし、保険適用には、出産・授乳に適した年齢であることも条件となります。
保険診療では診察や手術にかかる費用が3割負担になりますので、妊娠・出産を希望される方は早めに治療しておくことをおすすめします。
陥没乳頭の治し方FAQ
陥没乳頭の治し方について、多くの方から寄せられる質問にお答えします。
治療に関する疑問・不安を解消し、自分に合った治し方の選択に役立ててください。
セルフケアだけで完治する?
仮性陥没乳頭など軽度の場合は、乳頭が出た状態を維持できるようマッサージや吸引器で癖をつけていけばセルフケアだけで完治することもあります。
ただし、セルフケアの治し方には即効性がないため、早く効果を出したい方には向きません。
また、長期間セルフケアを行っても改善しない場合は手術を検討する必要が出てくる場合もあります。
治療は何歳からできる?
医療機関における陥没乳頭の治療は、一般的に20代半ば以降から行われることが多いです。
これは、成長や乳房の発達に伴い、陥没乳頭が自然軽快する可能性があるからです。
ただし、中学生や高校生でもセルフケアは可能ですので、陥没乳頭で外見的なコンプレックスがある方はまずマッサージなどから始めてみるのが良いでしょう。
手術後の日常生活への影響は?
陥没乳頭の手術は、症状や手術方法により多少の違いはあるものの、1~2時間で終了し、その日に帰宅できます。
手術後は体を温めると腫れが悪化する場合がありますので、飲酒や入浴は避けましょう。シャワーは当日から可能です。
腫れや赤みが出る場合もありますが、1~2週間で治まり、手術跡も徐々に目立たなくなっていきます。
日常生活への影響は最小限に抑えられていますので、忙しい方にも受けていただきやすい手術です。
男性の陥没乳頭も治療できる?
男性の陥没乳頭も治療可能です。
ただし、授乳を行わないため保険が適用されず、ほとんどの場合は自費診療となります。
放置することのリスクは?
陥没乳頭を放置すると、陥没した部分に皮脂や汚れが溜まりやすくなり、雑菌が増殖してにおいやかゆみが生じたり、乳腺炎などの感染症リスクが高まることもあります。
特に真性の陥没乳頭では、乳頭を清潔に保つことが難しいため、手術での根本治療が推奨されます。
一人で悩まず、W クリニックへご相談ください
陥没乳頭の治し方には、セルフケアから手術までさまざまな方法があります。
軽度の仮性陥没乳頭であれば、バストマッサージや乳頭吸引器の使用で改善されることもありますが、重度の場合や即効性のある治療方法を希望される場合には手術が有効です。
症状の程度や期待する効果によって最適な治し方がありますので、治療を検討されている方は、まずはクリニックでカウンセリングを受けてみましょう。
大阪・梅田にあるW クリニック 梅田院では、陥没乳頭でお悩みの方が安心して治療を受けていただけるよう、専門知識豊富なスタッフが全力でサポートいたします。
「自己流のセルフケアで効果が出なかった」「保険適用で治療したい」など、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。
W クリニックの陥没乳頭手術の詳細はこちらからご確認いただけます。
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