
乳首が内側に埋もれている状態のことを、陥没乳頭と呼びます。
陥没乳頭は、乳首の形状により授乳が難しくなったり、美容的なコンプレックスになったりするだけではなく、かゆみや炎症などのトラブルが起こりやすくなることも。
本記事では、陥没乳頭で乳首がかゆい場合の原因・対処方法や、根本治療について詳しく解説します。
目次
陥没乳頭はかゆい症状が出ることもある?
陥没乳頭では、乳頭が乳輪よりもへこんでいたり、平坦になっていたりします。
見た目の問題だけで無症状の場合も多くありますが、陥没乳頭がかゆい場合は「病気では?」と心配になることもありますね。
陥没乳頭は、汗や汚れが溜まりやすく、雑菌が繁殖したり、炎症が起こりやすい状態。
皮膚の構造上、ケアもしにくいため、かゆい症状が出る方も多くいらっしゃいます。
乳首のかゆみの主な原因
乳首のかゆみの主な原因は、次の5つです。
- 肌の乾燥
- 乳首に溜まった汚れ
- 妊娠・授乳の影響
- 感染症
- 乳がん
乳首がかゆい症状は誰にでも起こる可能性がありますが、陥没乳頭の場合は特にかゆみの原因が発生しやすくなりますので、適切なケアが必要です。
肌の乾燥
皮膚がかゆい原因の一つに、肌の乾燥があります。
乾燥が進むと、かゆみや湿疹などの症状が起こりますね。
これは、乳頭でも同様。乳首の皮膚は非常にデリケートで、乾燥しやすい部分です。
特に、ホルモンバランスの乱れや授乳期には皮膚の乾燥が起こりやすいため、乳頭の保湿ケアも忘れずに行いましょう。
乳首に溜まった汚れ
陥没した乳頭と乳輪の隙間には、汚れや皮脂が溜まりやすくなります。
また、外気に触れないため蒸れやすく、雑菌が繁殖してかゆみや臭いを発することも。
乳頭を清潔に保つことが第一ですので、低刺激のボディソープやオイルなどを使用して汚れをやさしく除去しましょう。
妊娠・授乳の影響
妊娠や授乳期には、ホルモンバランスの変化によって乳首のかゆみが発生しやすくなります。
授乳による乳首の刺激が原因でかゆくなったり、皮膚が敏感になることもありますので、授乳時は特に丁寧なケアを心がけましょう。
また、十分な睡眠や栄養のある食事など、生活習慣の改善も有効です。
感染症
乳首にかゆみがあり、炎症や痛みも伴う場合は、感染症の可能性があります。
特に、陥没乳頭の場合、内部に溜まった汚れによって菌が繁殖しやすい環境になっています。
感染症を悪化させないためには、早期の治療が欠かせません。
強いかゆみや熱感、腫れがある場合は、念のため病院を受診することをおすすめします。
乳がん
稀ではありますが、乳がんが原因で乳首がかゆくなることもあります。
パジェット病と呼ばれる乳がんの一種では、しこりが現れず、乳頭のかゆみや皮膚の変色でがんが発見されることも。
乳がんのリスクを減らすためにも、乳首に異常を感じた場合は早めに検査を受けるようにしましょう。
かゆみの予防・改善方法
乳首がかゆい原因が重篤な病気ではない場合、日常的なお手入れでかゆみを予防したり、症状を軽減させることができます。
陥没乳頭や乾燥が原因でかゆくなってしまう方は、次に紹介するケアをぜひ採り入れてみてください。
刺激の少ないボディソープを使う
かゆみを防ぐには、乳首を清潔に保つことが重要です。
けれども、乳首の皮膚は特に敏感ですので、刺激の強いボディソープや洗剤の使用は避けましょう。
天然成分などの低刺激のボディソープをよく泡立てて、泡でやさしく洗い流すのがコツです。
陥没乳頭の汚れはオイルでパック
陥没乳頭の内部が洗いにくい場合、指や綿棒でゴシゴシ洗うと肌を傷つけてしまいます。
入浴前に、肌にやさしいオイルを染み込ませたコットンを陥没乳頭の部分に当て、ラップをかぶせて10分程度放置すると、肌がやわらかくなり汚れが取りやすくなります。
10分経ったら当てていたコットンで軽く汚れを取り除き、シャワーでやさしく洗い流してください。
肌の保湿
乾燥によるかゆみを防ぐためには、乳首の保湿が効果的です。
入浴で乳首を清潔にした後は、保湿クリームやオイルを塗ってケアしましょう。
乳首の保湿ケアには、デリケートゾーンに使える低刺激の保湿剤や、ワセリン、リップクリーム等が使えます。
肌にやさしい下着をつける
蒸れやすい下着や締め付けのきつい下着の着用は、かゆみを悪化させてしまいます。
乳首やバスト周りがかゆい方は、敏感肌用の下着や、蒸れない素材の下着を選びましょう。
また、レースなどの装飾もかゆみの原因になることがありますので、シンプルなデザインのものがおすすめです。
記事まとめ・陥没乳頭や乳首がかゆい場合はW クリニックへ
乳首のかゆみの原因となりやすい陥没乳頭は、手術で治すことができます。
大阪・梅田にある美容クリニック「Wクリニック 梅田院」では、陥没乳頭の症状に合わせて最適な手術法で治療しますので、重度の方も根本治療が可能。
陥没乳頭を治療することにより、かゆみが発生する原因を取り除き、乳頭のケアも簡単になります。
また、一般皮膚科の診療も行っていますので、アトピー性皮膚炎やアレルギーによる乳首のかゆみも治療できます。
陥没乳頭や乳首のかゆみでお悩みの方は、ぜひ一度Wクリニック 梅田院へご相談ください。
陥没乳頭手術

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