乳頭縮小

陥没乳頭で比較的症状が軽いものは「仮性陥没乳頭」と呼ばれています。

仮性陥没乳頭は、軽度とはいえ、授乳に影響が出たり、かゆみや炎症が起こりやすくなったりしますので、適切な治療を受けて改善させるのが望ましいと言えます。

本記事では、仮性陥没乳頭の症状や特徴、治療方法について、詳しく解説します。

自分に合った治療方法を見つけ、症状を軽快させるために、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

仮性陥没乳頭の症状・特徴

仮性陥没乳頭の症状・特徴

まずは、仮性陥没乳頭の症状のレベルや特徴について知っておきましょう。

乳首を引き出すことができる軽度の陥没乳頭を指す

陥没乳頭は、乳首が内側に引っ込んでいる状態のこと。

仮性陥没乳頭とは、症状が比較的軽く、指でつまんだり、刺激を加えたりすることで乳首を引き出すことができるのが特徴です。

乳頭を出すことができれば外観上は問題がないようにも見えますが、しばらく経つと元に戻ってしまうため、日常生活で違和感があったり、悩みを感じたりすることがあるかもしれません。

授乳が難しい場合もある

仮性陥没乳頭の状態では、授乳時に赤ちゃんが乳首をうまく吸うことができず、授乳がスムーズにいかないことがあります。

特に、乳首が容易に引き出せない場合には、赤ちゃんがミルクをうまく飲めません。

そのような場合は、授乳をサポートする吸引器やマッサージなどで対処する必要が出てきます。

かゆみ・炎症のリスクがある

仮性陥没乳頭は、乳首が引っ込んでいるため、皮脂や汚れ、湿気がたまりやすく、かゆみや炎症が起きやすくなっています。

乳首が不衛生な状態で雑菌に感染した場合、感染症を引き起こすリスクも。

そのため、日常的に乳首の清潔を保ち、細菌の入口となるような傷を作らないよう、特に入念なケアを行うことが大切です。

真性陥没乳頭との違いとは

より重度な陥没乳頭を「真性陥没乳頭」と呼びます。

仮性陥没乳頭と真性陥没乳頭の大きな違いは、一言でいうと乳首の引き出しやすさです。

仮性は手で引き出せるのに対して、真性陥没乳頭では乳首が完全に内側に固定されており、手で引き出すことができません。

真性陥没乳頭の場合、授乳をするためには、手術により乳頭を引き出して再形成する必要があります。

仮性陥没乳頭の主な治療方法

仮性陥没乳頭の主な治療方法

仮性陥没乳頭の治療では、必ずしも外科的な手術を行う必要はなく、目的や症状の程度によってさまざまな治療法の選択肢があります。

ここでは、仮性陥没乳頭の代表的な治療方法を紹介します。

吸引器(根本治療)

仮性陥没乳頭の治療方法としてもっともよく知られているのが、吸引器を使った治療です。

一般的な吸引器はキャップのような形で、乳頭に取り付け、空気を抜くことで陥没した乳頭を外に引き出します。

24時間装着し続けることで乳頭が出た状態に癖をつけ、根本治療を目指します。

吸引器(授乳サポート)

授乳時だけ一時的に乳頭を出せればよいという方向けの吸引器もあります。

ポンプ型やシリンダー型の吸引器は、乳頭に当てて空気圧で乳頭を引き出します。

このタイプの吸引器は比較的吸引力が強めのものもあるため、長時間の使用は推奨されません。

あくまで一時的な陥没乳頭の改善を前提とした製品です。

マッサージ

仮性陥没乳頭は、マッサージだけで治せる場合もあります。

さまざまなマッサージ方法がありますので、ここでは一例を紹介します。

  1. 乳輪を押し出すようにして乳頭を突出させる
  2. 乳輪を広げるように伸ばして柔らかくする
  3. 乳首をつまんで軽く引っ張って伸ばし、数秒間維持する
  4. つまむ位置や方向を変えながら1~3を繰り返す

乳頭の固さや痛みの感じ方には個人差がありますので、最初は痛みを感じない力加減から始めるのがコツです。

ただし、乳頭のマッサージによりホルモンバランスに影響が出る場合がありますので、妊娠中は医師に相談してから行いましょう。

手術

吸引器やマッサージは乳頭を徐々に癖づけしていくため、仮性陥没乳頭が根本的に改善されるまでには時間がかかります。

「もっと早く治したい」「続けるのが無理」という方は、手術による治療がおすすめです。

陥没乳頭手術は症状のレベルにより異なる方法が適用されるため、仮性陥没乳頭の場合は短時間で切開も最小限で済む可能性もあります。

最適な手術方法の選択は医師が行いますので、仮性陥没乳頭の手術をご希望の方は、まずは医療機関に相談してみてください。

日帰り手術も可能!根本治療はW クリニックへご相談ください

wクリニック

仮性陥没乳頭は吸引器やマッサージによる自宅治療も可能ですが、継続的に治療を行う根気が必要です。

時間や手間をかけずに治療したい方にとって、手術は魅力的な選択肢。

けれども、「切開や縫合が怖い」「痛みが心配」という不安がどうしても拭えない場合もありますね。

Wクリニック 梅田院では、患者様が安心して手術を受けられるよう、痛みを最小限に抑えた手術法や、リラックスできる快適な空間づくりに力を入れています。

ダウンタイムをできるだけ短縮するためのアフターケアや、術後の痛みを抑える薬の処方も行っておりますので、日常生活への影響が心配な方もまずはご相談くださいませ。

Wクリニック 梅田院で実施している陥没乳頭手術の詳細はこちらで詳しく解説しています。

陥没乳頭の手術をご希望の方は、ぜひ本記事とあわせてご覧になってみてください。

陥没乳頭手術

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