Wフェミナクリニック(婦人科)|手根管症候群

手根管症候群

手根管症候群とは

親指、人差し指、中指にしびれと痛みが出る病気です。明け方にしびれや疼痛が出ます。手を振ったり指を曲げ伸ばしすることで少し楽になります。症状が進行してしまうと、人差し指の筋肉が萎縮して、つまむような動作やボタンをかける動作、ペットボトルのふたを開けたりすることがしにくくなります。

50代、60代の方が多い病気なので、加齢による原因が考えられますが、70代以降に低下傾向がみられますので、加齢による病気とは言い切れません。手根管症候群の特徴として、女性が多いことが挙げられます。女性ホルモンの関係についての報告は多くみられます。手を使う仕事を多くする職業因子も考えられています。

手根管症候群の治療法

非手術治療と手術治療があります。外科的治療は、大きく分けて2つです。

しびれ、疼痛が主な方

横手根靭帯のみ切開し、腱、神経を開放する方法です。
局所麻酔で行いますので、15分程度で終了します。

つまみ動作がうまくできない方

掌の腱の一部を親指の根元に移植させ、萎縮してしまった筋の代わりさせる対立筋形成術を行います。
約1時間程度で手術は終了します。3週間の固定が必要です。
6週間ほどで通常生活に支障がない程度になります。