顎ボトックス注射とは、顎の筋肉にボツリヌス毒素を注入することで、顎の輪郭を整え、フェイスラインをスリムに見せる効果が期待できる施術のことです。人気が高い美容治療法の1つですが、注意点やダウンタイムもしっかりと理解しておくことが大切です。

この記事では、顎ボトックス注射の効果や注意点について詳しく解説していきます。顎にコンプレックスを抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ボトックス注射の施術を受けるなら、Wクリニックがおすすめです。ボトックス注射の施術を受けることで、顎のラインが綺麗に見えたり、シワを目立たせなくさせたり、肌のハリや弾力を出したりなど、若々しい印象を持ってもらえるようになるでしょう。若々しい見た目のままでいたいという方は、ぜひ一度Wクリニックに相談してみてください。料金や施術の詳細、実際の症例が気になるという方は、Wクリニックのボトックスのページから確認することができます。

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顎ボトックス注射とは?

顎ボトックス注射は、顎の筋肉にボツリヌス毒素を注入し、顎の輪郭を整え、フェイスラインをスリムに見せる効果が期待できる美容施術のことです。ボトックスは、ボツリヌス菌から抽出された「A型ボツリヌス毒素」を加工した薬剤で、神経の伝達を阻害することで筋肉を一時的に麻痺させます。

ボトックス注射は、美容医療だけでなく、眼瞼けいれんや多汗症の治療にも用いられます。副作用やダウンタイムが少ないことから、多くの患者から人気です。ただし、効果の実感には時間がかかるため、複数回の通院しなければなりません。施術を受ける際には、クリニックや医師の選択にも注意が必要です。

顎ボトックス注射の効果

顎ボトックス注射には、さまざまな効果が期待できます。ここからは、顎ボトックスで期待できる効果を紹介します。顎ボトックスで期待できる効果は、以下のとおりです。

  • 梅干じわが無くなる
  • 肩こり・頭痛に効果がある
  • 顎のラインが綺麗に見える

1つずつ見ていきましょう。

梅干じわが無くなる

顎ボトックス注射には、梅干じわを改善する効果が期待できます。顎は顔の中でも目立つ部位であり、梅干じわが刻み込まれると顔全体の印象に影響が出ます。顎のボトックス注射は、この部位を滑らかでフラットな形状に整え、顔全体の美しさを向上させます。そのため、顎ボトックス注射は梅干じわでお悩みの方におすすめです。

肩こり・頭痛に効果がある

顎ボトックス注射は、肩こりや頭痛の緩和にも効果があります。顎の筋肉が緊張していると、これが肩こりや頭痛の原因になることも。ボトックス注射により顎の筋肉の働きが弱まることで、緊張がほぐれ、肩こりや頭痛が軽減されることがあります。肩こりや頭痛の軽減は、顎ボトックス注射の副次的な効果であり、多くの患者にとってのメリットです。

顎のラインが綺麗に見える

顎ボトックス注射は、顎のラインが綺麗に見せられます。顎の筋肉は発達すると、顎が太く大きく見えたり、出っ張った印象を与えたりすることがあります。ボトックス注射によって顎の筋肉の働きが抑制されると、顎のラインが細くなり、出っ張りも解消される可能性も。その結果、顎の輪郭が滑らかでシャープに見えるようになるため、フェイスラインの美しさが引き立つでしょう。

顎ボトックス注射の注意点

ここからは、顎ボトックス注射の注意点を紹介します。顎ボトックス注射の注意点は、以下のとおりです。

  • 継続的に通う必要がある
  • ダウンタイムが発生することがある

施術を検討している方は、事前にしっかりチェックしておきましょう。

継続的に通う必要がある

顎ボトックス注射の効果は約半年間持続しますが、永久的なものではありません。時間が経過するとともに、効果が薄れ、再び注射を受ける必要があります。2回目以降は持続時間が長くなる可能性がありますが、完全に効果が持続するわけではありません。また、顎ボトックス注射の場合は、定期的な通院が必要であるため、面倒と感じる方もいるでしょう。

ダウンタイムが発生することがある

顎ボトックス注射は基本的にダウンタイムはありませんが、施術後2~3日間、赤みが出ることがあります。顎の細い血管に注射されることで内出血が生じる場合もあります。これらの症状は、通常は1週間ほどで収まることが多いです。このような一時的な副作用は、施術後の経過観察と適切なアフターケアで軽減されます。

顎ボトックス注射はこんな人におすすめ

顎ボトックス注射は、表情の変化や口元に力を入れると梅干シワができる方におすすめです。梅干シワなどはオトガイ筋の緊張によって引き起こされるものであるため、顎にボトックス注射を行うことで改善が期待できます。特に、歯並びが悪い方や下顎が引っ込んでいる方などは、口を閉じる際に顎の筋肉を多く使うため、梅干しジワができやすい傾向にあります。

さらに、顎ボトックス注射はヒアルロン酸注射との併用で相乗効果があります。効果を実感するまでには時間がかかりますが、約1週間で効果が表れ、1ヶ月ほどで症状が落ち着きます。ボトックス注射のみでは改善が難しい場合でも、ヒアルロン酸注入との併用で効果を感じる場合があるでしょう。

顎ボトックス注射はこんな人にはおすすめできない

顎ボトックス注射は、筋肉の働きを抑える作用がメインです。そのため、脂肪や骨格が原因で梅干しジワが生じている場合は、満足のいく効果は得られません。脂肪が原因でフェイスラインが崩れている場合は、脂肪溶解注射で除去することで改善が期待でき、骨格が原因の場合は手術によって口元を整えることが可能です。どのような悩みに対しても最適な施術があるため、医師に相談を乗ってもらいましょう。

顎ボトックス注射後にやってはいけないこと

ここからは、顎ボトックス注射後にやってはいけないことを紹介します。顎ボトックス注射後にやってはいけないことは、以下のとおりです。

  • 血行が良くなる行動を行わない
  • ボトックスした箇所をマッサージしない

効果を長く持続させたい方は、ぜひチェックしてみてください。

血行が良くなる行動を行わない

顎ボトックス注射後は、血行が良くなる行動を避けましょう。血行が良くなると、注射後の血管拡張や内出血を引き起こす可能性があります。これらの行動は、注射後の組織の状態を悪化させるおそれがあるため、避けるようにしましょう。

ボトックスした箇所をマッサージしない

顎ボトックス注射後、ボトックスした箇所をマッサージしないようにしましょう。マッサージは血行を促進し、筋肉を刺激するため、ボトックスの効果を薄れさせる可能性があります。また、マッサージによって注入されたボトックスが不均等に広がり、望ましくない効果が生じることもあります。注射後は、施術を行った医師の指示に従い、適切なアフターケアを行うことが大切です。

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顎ボトックス注射のダウンタイム・副作用

顎ボトックス注射の副作用には、いくつかの症状があります。顎ボトックス注射の副作用は、以下のとおりです。

  • 腫れや内出血
  • 何かを噛んだときに違和感が生じる
  • 発声時に違和感を感じる
  • 施術時に痛みを伴う

ボトックス注射は針を使用するため、施術箇所に軽度の内出血や腫れが生じることがあります。しかし、細い針を使用するため大きな問題にはなりません。また、顎は皮膚が薄い部位なので、施術時に痛みを感じる場合もあります。

また、ボトックスは筋肉の働きを抑えるため、一時的な違和感や動きにくさを感じることがあります。これらの症状は時間の経過とともに改善されます。施術後の副作用に不安を感じている場合は、担当医に相談するようにしましょう。

顎ボトックスの効果の持続期間

効果の持続期間は、施術を受ける人によって異なります。一般的に顎のボトックス注射は、施術から1週間ほどで効果が現れ始めます。定着は、1ヶ月ほどといわれています。一般的には半年ほどの間、効果が持続しますが、注入量や筋肉の状態、シワの深さなどによって個人差があります。

顎ボトックスの費用相場

顎ボトックス注射の価格は、数千円から十数万円まで幅広いです。価格が決められる要因は、以下のとおりです。

  • 製剤の違い
  • 注入量の差
  • 医師の技術
  • クリニックの種類と立地

ボトックス製剤には、さまざまな種類があります。日本でよく使用されるのは、アメリカや韓国製のものが一般的です。それぞれの製剤がFDAやMFDS、厚生労働省の承認を受けているかが価格に影響します。

また、施術箇所や注入量によって価格が変わります。広範囲な施術箇所への注入や多量の製剤が必要な場合は、価格が高くなるでしょう。さらに、施術の精度や安全性は医師の技術に左右されます。経験豊富な医師が在籍している場合は、価格が高めに設定されることがあるでしょう。

施術を受けるクリニックの種類や立地によっても価格が変わります。都心部や繁華街のクリニックは、賃料や人件費が高く、それが価格に反映されます。一部分のみの施術であれば、注入範囲が狭いため価格も安くなりますが、複数箇所への施術や高品質の製剤を使用する場合は、価格が高くなるでしょう。

顎ボトックス注射の種類

顎ボトックス注射に使用される薬剤は、いくつかの種類があります。顎ボトックス注射に使用される薬剤は、以下のとおりです。

種類 特徴
ボトックスビスタ アラガン社製の製剤で、厚生労働省や世界90か国以上で認可されている。
ボツラックス 韓国向けの製剤で、韓国MFDSで承認されているが、日本では未承認。
ニューロノックス 韓国MFDSで承認されているが、日本では未承認。
ボコーチュア ゼオミンとも呼ばれ、米FDAや韓国MFDSで承認済み。日本では未承認。

これらの薬剤は、ボトックスの後発品として製造・使用されています。ただし、日本で保険診療として承認されているのは「ボトックスビスタ」のみであり、他の製剤は保険診療での使用が認められていません。

顎ボトックス注射に関するよくある質問

ここからは、顎ボトックス注射に関するよくある質問についてお答えしてしていきます。顎ボトックス注射に疑問がある方は、最後までご覧ください。

顎ボトックス注射で効果を感じられるまでの注射回数は?

顎ボトックス注射で効果を感じられるまでの注射回数は、個人差があります。初回の施術ですぐに効果を感じることがありますが、場合によっては数回の施術が必要な場合もあります。また、効果の持続期間も個人差があり、半年ほど持続することが一般的です。しかし、ボトックスの効果は一時的なものであり、元の状態に戻ってしまう可能性もあります。そのため、効果が消える前に定期的な施術が必要です。継続的な通院が必要であり、半年から1年程度の間隔で施術を行うことが推奨されています。

顎ボトックス注射は打ち続けても問題ない?

顎ボトックス注射の過剰な注入は表情の不自然さやボトックス耐性のリスクを引き起こす可能性があります。頻繁な施術は抗体生成につながり、効果が減退する恐れがあるでしょう。特に深刻なリスクは呼吸困難です。

医師の指示に従い、適切なスケジュールで施術を行いましょう。美容医療では安全性を考慮し、過度な注入はほとんど行われませんが、スケジュールを守ることは必要です。適切な管理下での施術は安全であり、心配の必要がありません。

顎ボトックス注射とヒアルロン酸注入の違いは?どっちが良い?

ボトックス注射は筋肉の働きを抑えることで、しわを治療します。一方、ヒアルロン酸注入は皮膚をフラットにしてしわやくぼみを目立たなくする治療法です。また、ヒアルロン酸注入はたるみの解消にも効果的です。

どちらの施術を受けるかは個人の状況によります。一方だけでなく両方を組み合わせることで効果が高まる場合があります。特に、ボトックス注射だけでは不十分な場合は、ヒアルロン酸注入を併用することで効果が向上するでしょう。医師との相談を通じて、最適な治療プランを見つけることが重要です。

まとめ

顎ボトックス注射は、顎の筋肉を緩めることで、梅干しジワや口元のしわを軽減する美容治療です。効果は約1週間後に現れ、半年ほど持続しますが、個人差があります。ダウンタイムはほとんどなく、最適な効果を得るには定期的な通院が必要です。顎へのボトックス注射を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

ボトックス注射の施術を受けるなら、Wクリニックがおすすめです。ボトックス注射の施術を受けることで、顎のラインが綺麗に見えたり、シワを目立たせなくさせたり、肌のハリや弾力を出したりなど、若々しい印象を持ってもらえるようになるでしょう。若々しい見た目のままでいたいという方は、ぜひ一度Wクリニックに相談してみてください。料金や施術の詳細、実際の症例が気になるという方は、Wクリニックのボトックスのページから確認することができます。

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記事監修医師プロフィール

Kaoru Matsui

Wクリニック福岡院院長

松井 郁

2001年 福岡大学医学部医学科 卒業
2003年 福岡大学病院
2008年 独立行政法人九州がんセンター
2009年 福岡医科歯科大学病院
2010年 福岡大学筑紫病院
2013年 医療法人 天翠会 小倉きふね病院
2021年 Wクリニック 勤務

日本美容外科学会所属