鼻のヒアルロン酸注入は、メスを使わずに理想の鼻になれると人気の施術です。しかし、失敗が多いという話を耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、鼻のヒアルロン酸注入の失敗例や失敗の原因、また、失敗しないためのポイントなどをわかりやすく解説します。

鼻のヒアルロン酸注入を受けてみたいけれど、失敗が怖くて踏み出せない、という方はぜひ参考にしてください。

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鼻のヒアルロン酸注入とは?

鼻のヒアルロン酸注入とは、注射器で鼻にゼリー状のヒアルロン酸を注入する美容施術です。

ヒアルロン酸は元々体のさまざまな箇所に存在し、化粧品などにも配合されている成分です。膝などの関節のクッション材と言った方がイメージしやすいかもしれません。

ヒアルロン酸を鼻に注入することで、鼻筋の通った鼻、高い鼻など、理想の鼻のラインを実現します。また、メスを使わない施術であるため、ダウンタイムがほとんどないということからも非常に人気の施術です。

鼻のヒアルロン酸は失敗が多い?

鼻のヒアルロン酸注射は、メスを使わない手軽な施術として人気ですが、失敗が多いという声も聞かれます。そのため、注射だから失敗はないだろうと軽く考えるのは大変危険です。

ここからは、鼻のヒアルロン酸注射による失敗例や、失敗しないためのポイントについて詳しく解説していきます。効果だけでなく、リスクがあることも理解して施術を受けるかどうか検討する必要があるでしょう。

鼻のヒアルロン酸注入でありがちな失敗例

鼻のヒアルロン酸注入には、どのような失敗例があるのでしょうか。ここでは、鼻のヒアルロン酸注入施術でよく見られる失敗例を4つ紹介します。

・理想の形にならなかった
・鼻筋が太くなってしまった
・ヒアルロン酸が鼻の左右に流れてしまう
・しこりができてしまう

それぞれ詳しく解説します。

理想の形にならなかった

鼻の形を変えたくて施術に挑んだにもかかわらず、希望した形にならなければ、その施術は失敗といえるでしょう。

まず、医師の技術が不足していては、理想の鼻の形を実現するのは難しいです。医師の技術不足で失敗した場合、ヒアルロン酸製剤の種類、注入量、注入箇所などが的確でなかったと考えられます。

さらに、カウンセリング時に、医師に希望する鼻のイメージをきちんと伝えることが大切です。言葉で伝えたはずでも、それが医師の考えるイメージと同じかどうかはわかりません。そのため、見本となる写真がある場合は提示すると良いでしょう。

鼻筋が太くなってしまった

鼻のヒアルロン酸注入でよくある失敗として、鼻筋が太くなってしまうことがあります。

鼻にヒアルロン酸を注入するとヒアルロン酸が少しずつ馴染んいき、しばらくすると効果が減ったように感じてしまいます。そこで「もう少し高くしたい」と考えてしまう方も少なくありません。

ヒアルロン酸注入を重ねるうちに、これまで注入したヒアルロン酸に重なっていき、徐々に鼻にボリュームが出ます。結果として、予定よりも鼻筋が太くなってしまっていることに自分では気付きにくい状態となってしまいます。

一方で、施術を重ねるうちにちょうど良い形になることもあります。追加のヒアルロン酸注入を見越して、きっちり医師とカウンセリングすることが大切です。

ヒアルロン酸が鼻の左右に流れてしまう

鼻を高くするための施術を受けたのに、注入したヒアルロン酸が鼻の左右に流れてしまうことがあります。

質の悪いヒアルロン酸や硬さの的確でないヒアルロン酸と注入すると、注入した箇所に想定どおりにヒアルロン酸が留まらず、鼻の左右に流れてしまうケースです。

鼻の左右にヒアルロン酸が流れてしまうと、鼻が横に広がり大きく見えてしまいます。このような状態にならないためにも、医師にカウンセリングで理想を伝え的確に施術してもらう必要があります。

しこりができてしまう

鼻に注入するヒアルロン酸製剤の質や医師の技術が十分なレベルでない場合は、しこりができることがあります。

また、注入されたヒアルロン酸は通常は徐々に馴染んで吸収されますが、吸収されずに残った部分がまれにしこりとなることがあることも覚えておきましょう。

ヒアルロン酸は、皮膚の浅く狭い箇所に大量に注入すると、吸収されにくく残りやすくなります。

できてしまったしこりは1週間ほどで馴染むため、あまり触らないようにしましょう。たとえ残ってしまっても体には害のない成分ですが、気になる方は焦らずに医師に相談してください。

鼻のヒアルロン酸注入の危険な失敗例

鼻のヒアルロン酸注入の失敗例の中でも、危険といわれる血流障害と失明について解説します。

ごくまれに起こることがありますが、厚生労働省からも正式に注意するように報告されているため、医師は最善の注意を払って施術します。どうしても気になる方は、カウンセリング時に医師に不安を伝え、施術に関する細かい説明を受けましょう。

参考文献:厚生労働科学研究補助金 令和3年度分担研究報告書

血流障害

鼻のヒアルロン酸注入で危険な失敗の1つが、血流障害や血管塞栓です。

鼻先には、血管や皮脂腺が数多く通っています。注入したヒアルロン酸が周りの血管を圧迫し、血液が流れなくなることがあります。また、誤って血管にヒアルロン酸を注入してしまうと、ヒアルロン酸が詰まって同じように血流障害を起こしてしまいます。

最近では、誤って血管を傷つけない先の丸い針(マイクロカニューレ)を使用するクリニックが多いです。このように、ヒアルロン酸注射が安全に受けられるように、どんどん改善されています。

失明

ヒアルロン酸注入による血流障害がおこると、最悪の場合失明に至ることもあります。

鼻と眼は近い位置にあり、眼につながる動脈に誤ってヒアルロン酸を注入してしまうことで血液が流れなくなります。そうすると失明してしまうかもしれません。

医師が危険を察知した時点で、即座にヒアルロン酸溶解剤を注入するなどの適切な処置をすることで血流障害や壊死、失明などは回避することができるでしょう。

リスクをしっかり理解し、さらに応急処置についても熟知している医師を選ぶことが大切です。

鼻のヒアルロン酸で失敗した時の対処法

鼻のヒアルロン酸注射で失敗した時の対処法は2つあります。

まず1つ目は、しばらく時間をおくことです。ヒアルロン酸は、注入後徐々に体に馴染んでいきます。注入直後は違和感があっても、しばらくすれば自然に違和感がなくなる可能性があります。許容範囲であればしばらく待ってみると良いでしょう。

もう1つの対処法は、医師に修正治療をしてもらうことです。ヒアルロン酸を分解する「ヒアルロニターゼ」を注射して、注入したヒアルロン酸を分解して元の状態に戻します。

その後、再度ヒアルロン酸を注入してやり直してもらうことができますが、修正治療も高い技術を必要とします。対応できるクリニックを探して、相談するようにしましょう。

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鼻のヒアルロン酸注入が失敗する原因

なぜ鼻のヒアルロン酸注入で失敗が起こるのでしょうか。ここでは、ヒアルロン酸注入で失敗が起こる理由として考えられるものを3つ紹介します。

・ヒアルロン酸の種類が合っていない
・ヒアルロン酸の注入量が多すぎた
・医師の技術不足

ヒアルロン酸の種類が合っていない

まず考えられる原因の1つとして、ヒアルロン酸の種類が的確でなかったことが挙げられます。

ヒアルロン酸は元々体内にある成分ですが、注入するヒアルロン酸にはさまざまな硬さがあります。一般的に、鼻には粘弾性の高い硬めのヒアルロン酸を注入します。皮膚に押しつぶされず、鼻の形をしっかりキープするためです。

判断を誤って柔らかいヒアルロン酸を鼻に注入してしまうと、ヒアルロン酸が鼻の皮膚に押しつぶされたり、鼻の左右に流されたりしてしまいます。カウンセリング時に注入するヒアルロン酸の硬さの説明がないときには、こちらから尋ねてみると良いでしょう。

ヒアルロン酸の注入量が多すぎた

ヒアルロン酸の注入量が多すぎることも原因の1つとして考えられます。

効果を得たいからとヒアルロン酸を大量に注入してしまうと、鼻筋が太くなったりしこりになったりすることがあります。

鼻に注入するヒアルロン酸の量は、一般的には0.2〜0.7ccほどです。0.5ccも注入すれば、十分効果は期待できるでしょう。カウンセリング時に理想とする鼻の希望を聞いて、医師が的確な注入量を決定します。そのため、カウンセリング時にしっかりと希望する鼻の形を伝えることが大切です。

医師の技術不足

鼻のヒアルロン酸注射の失敗の原因としてもっとも大きいのは、医師の技術不足です。

さまざまな失敗例は医師の技術や知識、経験が十分であれば回避できることがほとんどです。メスを使わず注射のみで行う施術ですが、ヒアルロン酸の製剤選びや注入する箇所、注入量など全てにおいて医師の高い技術を要します。

医師は、理想とする希望の鼻の形と元々の鼻の形をきちんと見極めて、これらを判断しなくてはいけません。施術を検討している場合には、クリニックのホームページに掲載される施術例や、カウンセリングの内容などで、医師の経験が豊富であるかどうか見極める必要があります。

鼻のヒアルロン酸注入で失敗しないためのポイント

では、鼻のヒアルロン酸注入で失敗しないためには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。

・カウンセリングは必ず受ける
・実績の豊富なクリニックを選ぶ
・手術歴や持病は事前に伝えるようにする
・ヒアルロン酸を注入しすぎないようにする

これらについて順に解説します。

カウンセリングは必ず受ける

事前のカウンセリングは必ず受けましょう。

カウンセリングでは理想とする鼻の形だけでなく、急激に変化しても良いのか、自然に変化させていくため施術回数を重ねるのかなど、詳細な部分まで決めておくことをおすすめします。

鼻の形は口で伝えてもうまく伝わらないため、自分の伝えたかった形と医師が受け止めて判断した形とが異なる可能性もあります。そのため、写真やイラストなどがある場合は提示すると良いでしょう。

また、手術歴のある方はその旨をカウンセリング時に医師に伝えることでリスクを減らせます。カウンセリング時には、不安に思うこと疑問に思うことは全て尋ねておきましょう。

実績の豊富なクリニックを選ぶ

鼻のヒアルロン酸注入で失敗しないためには、実績の豊富なクリニックを選ぶことも大切なポイントです。

「家の近くにあるから」、「新しくて綺麗そうだから」、「安いからと」いった安易な理由でクリニックを選ぶのは非常に危険です。先述したように、鼻のヒアルロン酸注入には高い技術を必要とします。

クリニックのホームページにはこれまでの症例が写真で紹介されていることが多いです。症例やクリニックとしてのリスク管理がしっかりされているかなどをチェックして、実績豊富で安心できるクリニックを選びましょう。

カウンセリングは、複数のクリニックで受けて比較してから選ぶことも可能です。

手術歴や持病は事前に伝えるようにする

カウンセリング時には過去の手術歴、持病は必ず伝えましょう。

特に顔の手術経験がある方は必ず医師にその旨を伝えてください。過去の手術で血管が影響を受けており、今回ヒアルロン酸を注入することで血流障害が起こりやすくなる可能性があるためです。

手術だけでなく持病がある方も重大な影響を及ぼさないために、必ず医師に伝えてください。また、当日やカウンセリングから当日までに体調不良があった際は、その旨を伝えましょう。

ヒアルロン酸を注入しすぎないようにする

鼻のヒアルロン酸注入で失敗しないために、適切な量を守って注入しましょう。

一度ヒアルロン酸で理想の鼻に近づいてしまうと、その鼻に見慣れてしまいます。すると、現状にもの足りなくなりさらなる変化を求めてしまいがちです。追加でヒアルロン酸を注入していくうちにヒアルロン酸が過剰になってしまい、違和感のある鼻になってしまうことがあります。

ときには他人から見てどうなのか、冷静に判断する必要があります。

鼻のヒアルロン酸に関するよくある質問

ここでは、鼻のヒアルロン酸に関するよくある質問に対して回答します。鼻のヒアルロン酸注射が気になっている方は参考にしてください。

万が一失敗した時の対処法はありますか?

あります。

まずは、我慢できる程度ならしばらく待ってみましょう。注入したヒアルロン酸は徐々に体に馴染んでいきます。最初は違和感があっても、しばらくすれば違和感もなくなる可能性があります。

もう1つの対処法は、ヒアルロン酸を分解する「ヒアルロニターゼ」を注入しヒアルロン酸を分解して、元の状態に戻す方法です。再度ヒアルロン酸を注入してやり直すことも、元に戻った状態で考え直すこともできます。

対処法はありますが、できれば最初から失敗しないことが最善です。

施術時間はどれくらいかかりますか?

鼻のヒアルロン酸注入の施術にかかる時間は10分程度です。痛みも感じにくくダウンタイムもほとんどないため、当日のメイクも可能です。

仕事の帰りや、数時間の空き時間などを利用して、施術を受ける方も少なくありません。

まとめ

鼻のヒアルロン酸注入は、手軽に受けられる点はメリットですが、失敗する可能性もある美容施術です。

注射だけで理想の鼻に近づけるため人気ですが、注射だけと軽く考えるのではなく、失敗例やリスクも理解しておくことが大切です。

そのうえで、この記事で解説したポイントを参考に、クリニックを選びましょう。

ヒアルロン酸注射を受けるなら、Wクリニック福岡院のヒアルロン酸注射がおすすめです。ヒアルロン酸注射をすることで、しわやたるみの改善、パーツや輪郭の形成をすることができます。さらに、近年肌質改善のできるヒアルロン酸も登場していて、肌のハリや弾力を出すこともできます。料金や施術の詳細、実際の症例が気になるという方は、Wクリニックのヒアルロン酸注射のページから確認することができます。

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記事監修医師プロフィール

Kaoru Matsui

Wクリニック福岡院院長

松井 郁

2001年 福岡大学医学部医学科 卒業
2003年 福岡大学病院
2008年 独立行政法人九州がんセンター
2009年 福岡医科歯科大学病院
2010年 福岡大学筑紫病院
2013年 医療法人 天翠会 小倉きふね病院
2021年 Wクリニック 勤務

日本美容外科学会所属