ボトックス治療は、しわの改善や小顔効果など、美容目的で多くの方に選ばれていますが、一方で「ボトックスは体に悪いのでは?」と心配する声も少なくありません。

そこでこの記事では、ボトックスの安全性や、実際に治療を受ける際に知っておくべき情報をわかりやすく解説していきます。ボトックスに関する噂についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

ボトックス注射の施術を受けるなら、Wクリニックがおすすめです。ボトックス注射の施術を受けることで、ガミースマイルが改善されたり、シワを目立たせなくさせたり、肌のハリや弾力を出したりなど、若々しい印象を持ってもらえるようになるでしょう。若々しい見た目のままでいたいという方は、ぜひ一度Wクリニックに相談してみてください。料金や施術の詳細、実際の症例が気になるという方は、Wクリニックのボトックスのページから確認することができます。

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ボトックスは体に悪い?

美容医療の分野で注目されているボトックスですが、効果と安全性について不安があるという方も多いのではないでしょうか。ここからは、多くの方が抱える「ボトックスは体に悪いのか」という疑問について確認していきます。

ボトックスとは

ボトックスの主成分は、ボツリヌス菌から作られたボツリヌストキシンです。筋肉の過剰な収縮を抑える効果があるため、しわの治療やエラの除去、リフトアップ、過剰な発汗や肩こりを抑制するための医療で使用されています。

しかし、どのような治療にもいえることですが、正しく使用しないと副作用のリスクも伴います。

ボトックスが体に及ぼす影響とは

ボトックスの主成分であるA型ボツリヌス毒素の効果は、筋肉の神経に対して一時的に働きかけて、筋肉の緊張を減少させることです。これによって、目尻の笑いじわや額の横じわ、眉間の縦じわなど、多くの方のコンプレックスとなっている表情に関連するしわを減少させます。

また、 顔の筋肉、特に咬筋(顎の筋肉)に注入することで、筋肉のボリュームが減少し、顔の輪郭がシャープになります。

効果が継続する期間には個人差がありますが、通常3~6ヶ月程度続きます。再注入することで効果を維持することも可能です。

ボトックスの効果は非常に魅力的ですが、副作用がまったくないわけではありません。たとえば、注射部位に赤みや腫れ、痛みが出ることもあります。また、稀にですが、注射したボトックスが拡散して周囲の筋肉に影響を及ぼすことで、発声や嚥下に障害を起こすこともあります。

ボトックスは体に悪い?ボトックスに関する噂を徹底調査!

美容と若々しさを保つための強力なツールとして人気の高いボトックスですが、一部には体に悪い影響を及ぼしかねないという噂もあります。

これらの噂が真実かどうかをみていきましょう。

ボトックスは元々毒で体に悪い

美容や医療の分野で広く用いられるボトックスですが、「元は毒」という事実が多くの不安を生んでいると考えられます。

美容医療として使用される「ボトックス」は、アラガン社製の「ボトックスビスタ」を指すことが多いです。この「ボトックスビスタ」は、FDA(米国食品医薬品局)によって安全性が認められています。

ボトックスの主成分であるA型ボツリヌス毒素は、大量に体内に摂取するとボツリヌス中毒を起こすことがあります。しかし、美容治療で使用される量は極めて微量であり、さらに生理食塩水で薄められているため、人体に対して影響はないとされているのです。

ボトックスを打つとその部位が動かなくなる

「ボトックスを打つと顔が固まって表情がなくなる」という話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

ボトックスには、筋肉の動きを一時的に制限することでしわを滑らかにする効果があります。しかし、適切な量が正しく注入されれば、顔が固まって表情が無くなるということはほとんど起こりません。技術と実績のある医師によって施術してもらえば、表情が動かないということはほとんど起こりえない事象といえるでしょう。

ボトックスを打った後一度筋肉が弛緩したらもう戻らない

「筋肉が一度弛緩したら元に戻らない」という噂もありますが、これは誤解です。ボトックスの効果は一時的なもので、通常は3〜6ヶ月程度で元の筋肉の動きが戻ります。

治療を継続することで、より長期的な効果を期待する方もいますが、治療をやめれば徐々に筋肉の動きも元に戻ります。

ボトックスを何度も打つと体に悪い

繰り返しボトックスを受けることに対して、身体に悪影響ではという懸念もあるでしょう。しかし、専門医の監督のもとで適切な間隔を守って治療を受ける場合、重篤な健康問題が生じる可能性はきわめて低いとされています。

逆に、時間とともにボトックスの効果は薄れるため、定期的な治療を必要とする治療でもあります。

ボトックスをやめると逆に体に悪い

ボトックスの注射をやめた後に、体に悪影響が出るこはとありません。治療を中断したことで体に異常が起こることはなく、安全に施術を止めることができます。

ただし、ボトックス注射の効果は一時的なものであるため、継続的に施術を受けることをやめれば徐々に筋肉の動きが戻り、顔の表情や皮膚の状態も元の状態に近づきます。審美的な効果に関しては、施術を続けることによって維持されるため、止めた場合効果は低下していくでしょう。

ボトックスは一度に打つ量に注意

ボトックス注射においては、量と頻度が最も重要です。

適切な量であれば副作用のリスクは大きく減少し、求める美容効果を得ることができます。しかし、大量に投与すると筋肉の動きが過度に抑制され、不自然な表情や動きにつながる可能性があります。

ボトックスは体に残って体に悪い

ボトックスには、長期間にわたって体内に残るという噂があります。しかし、ボトックスは一時的な施術であり、体内に長期間留まることはありません。

ボトックスに使用される薬剤は、ボツリヌス菌から抽出されたボツリヌス毒素を希釈したもので、特定の筋肉を一時的に弛緩させることでしわや表情の改善を図る効果が期待できます。

施術後、ボトックスは徐々に体から分解・排出され、通常は3〜6ヶ月でその効果が消滅していきます。そのため、ボトックスが長期にわたって体に残ってしまうことはありません。

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ボトックスの副作用

ボトックスの効果には個人差があるため、治療を検討している場合は専門の医療機関でしっかりと相談し、体質や既往歴に基づいたリスクについて説明してもらうと良いでしょう。医師に任せきりにするのではなく、治療後の注意点や副作用に関する情報を自分でも知っておくことが大切です。

ボトックスの副作用として、以下の症状が報告されています。

・腫れや内出血
・アレルギー反応
・施術部位の痛み
・倦怠感
・眼瞼下垂
・左右非対称の仕上がり
・噛む力が弱くなる
・表情に違和感が出る

ボトックス注射後、腫れや内出血が生じることがありますが、通常は数日で自然に治ります。施術部位の痛みも一時的な副作用です。倦怠感や眼瞼下垂(まぶたの垂れ)、左右非対称の仕上がりや噛む力の低下、表情に違和感が出ることもあります。

これらの副作用のほとんどが、一時的かつ注入量や技術によるもので、専門医による正確な施術で最小限に抑えられるものです。

ボトックス注射後に気をつけたいこと

ボトックス注射は、しわや顔の表情を整えるために広く使用されている美容治療です。しかし、ボトックス注射後には、最適な結果を得るために注意すべきポイントがいくつかあります。ここでは、ボトックス注射後に気をつけたい主な点について解説します。

施術部位を触らないようにする

ボトックスの施術直後は、患部が敏感な状態にあります。注射部位は、ボトックスの効果を最大限に引き出すため、また安全を確保するためにも、触らないようにしましょう。

触れることによって、薬剤が意図していない範囲に広がる可能性があり、注入した位置から移動してしまうリスクも否定できません。その結果、余分な腫れや痛みを感じることになったり、時には施術効果が期待どおりにいかなかったりすることも考えられます。

施術当日は洗顔やメイクを含めた、患部への刺激を避けることが望ましいです。そうすることで、施術後のトラブルを未然に防ぎ、ボトックスによる改善効果をしっかりと実感できるでしょう。

血行が良くならないようにする

ボトックス注射後に運動をしたり、サウナや温泉などで暖まると血流が増加します。血行が良くなると、ボトックスが意図しない筋肉に拡散するリスクが高まるため、施術後は激しい運動や高温多湿の環境は避け、安静な環境で過ごすことが推奨されます。

また、大量のアルコールを摂取することは、体内の血流を増加させるだけでなく、腫れや痛みを増加させる原因となるため注意が必要です。理想の結果を得るためには、アルコールはほどほどにし、バランスの良い食生活を心がけましょう。

治療部位を擦ったりマッサージしたりしないようにする

施術部位を強く擦ったり、マッサージすることは避けましょう。

なぜなら、ボトックスが移動したり、注入した部分が均一でなくなったりする可能性があるためです。結果的に、治療の効果を損なわせるリスクや不自然な表情を引き起こす可能性があるため、治療部位を擦ったりマッサージしたりなどの行為は控えましょう。

施術後にどのような兆候を見たら注意が必要か、またいつから通常のスキンケアを再開しても良いかなど、不明点がある場合、施術を行った医師やクリニックに相談すると良いでしょう。

ボトックスに関するよくある質問

ここからは、ボトックスに関するよくある質問について3つ回答します。

ボトックスは脳梗塞に効果がありますか?

ボトックスは、美容目的だけでなく、医療用としても幅広く用いられています。

脳梗塞自体にボトックスが効果があるわけではありません。ボトックスはあくまで脳梗塞の後遺症である痙縮の管理に役立ちます。

脳卒中後の後遺症によって生じる痙縮は、患者の日常生活における動作を困難にすることがあります。ボトックス治療では、ボトックスを痙縮している筋肉に注入することで、過度な筋肉の収縮を抑制し、患者の動きをスムーズにしたり痛みを軽減したりすることが可能です。

筋肉の過緊張を緩和し、患者が自由に動けるようになる助けとなります。

ボトックスの施術は子宮に影響がありますか?

妊娠や授乳期におけるボトックスの使用に関しては、医師としっかりと相談することが必要です。ボトックスの成分が胎児や乳児に影響を与える可能性が完全に否定できないため、多くの専門医は妊娠中や授乳中の施術を避けること推奨しています。

これは、胎児や乳児への影響がはっきりとわかっていないため、リスクを避けるためです。実際には、ボトックスを受けても問題なく出産された事例が報告されていますが、これがすべての場合にあてはまるわけではありません。科学的に十分な安全性が証明されたわけではないのです。

海外の研究では、多妊娠した女性に大量のボトックスを与えたときの症例が報告されており、これによって流産のリスクなどが指摘されています。

女性は最後にボトックスを受けてから2回の月経を終えるまで、男性は少なくとも3ヶ月間は避妊することが推奨されています。これは、生殖細胞に潜在的な影響を及ぼす可能性を避けるためです。

授乳中の場合も、赤ちゃんに影響が出る可能性があるため、ボトックスは控えた方が良いとされています。

ボトックスの施術の死亡例はありますか?

日本では、ボトックスによる死亡例は報告されていません。

ボトックス自体は比較的安全な治療法とされていて、非常に薄く薄められた状態で使われるため、治療用途での使用量では全身に危険な影響を及ぼすことはほとんどありません。適切な量を専門の医師が正しい方法で注入すれば、全身に影響を与えたり死に至るリスクは非常に低いです。

しかし、あくまでもこれは認可され、安全性が確立された製品が正しい方法で投与された場合に限ります。

A型ボツリヌストキシンを使用したボトックスはアラガン社から供給されており、その安全性と有効性は多数の臨床試験を経てFDA(アメリカ食品医薬品局)などの薬事当局に承認されています。

一方、韓国製のボツリヌストキシン製剤が日本で薬事承認を得ているかどうかは、具体的な製品名や製造元により異なります。治療を受ける際は必ず信頼できる医療機関と医師を選ぶことが重要です。

まとめ

噂に対して不安を抱えるのは仕方のないことかもしれません。しかし、信頼できる医師のもとで正しい情報に基づいて施術を受けた場合、ボトックスは効果的かつ安全な治療法といえるでしょう。

副作用や懸念される点はありますが、ボトックスに限らずあらゆる医療行為に伴うものであり、十分に理解した上で治療を受けることで対策・心の準備もできるでしょう。

万一の副作用に迅速に対応できる体制が整っているクリニックを選ぶことが、安心して治療を受ける上での鍵となります。

ボトックス注射の施術を受けるなら、Wクリニックがおすすめです。ボトックス注射の施術を受けることで、ガミースマイルが改善されたり、シワを目立たせなくさせたり、肌のハリや弾力を出したりなど、若々しい印象を持ってもらえるようになるでしょう。若々しい見た目のままでいたいという方は、ぜひ一度Wクリニックに相談してみてください。料金や施術の詳細、実際の症例が気になるという方は、Wクリニックのボトックスのページから確認することができます。

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記事監修医師プロフィール

Kaoru Matsui

Wクリニック福岡院院長

松井 郁

2001年 福岡大学医学部医学科 卒業
2003年 福岡大学病院
2008年 独立行政法人九州がんセンター
2009年 福岡医科歯科大学病院
2010年 福岡大学筑紫病院
2013年 医療法人 天翠会 小倉きふね病院
2021年 Wクリニック 勤務

日本美容外科学会所属