暑い夏やマスクで蒸れた肌におすすめのトーニングローションは化粧水の一種で、収れん化粧水やアストリンゼントローションとも呼ばれます。
一般的な保湿化粧水とはちがう効果があるため、使う順番や使い方にポイントがあります。
正しい使い方で、トーニングローションの効果を最大限に活かしましょう。
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キメを整え、過剰な皮脂を抑えてくれるトーニングローション

トーニングローションの効果は大きく3つあります。
・毛穴を引きしめ、肌のキメを整える
・皮脂分泌を抑える
・肌にさっぱりとした感覚をあたえる
トーニングローションは毛穴を引きしめ角栓がつまるのを防ぐため、肌のキメを整えることができます。
使い続けているとしだいに、使用時だけでなく日常的にもキメの整った肌になるともいわれています。
また、過剰な皮脂分泌を抑えてくれるため、暑い季節やマスクの中の蒸れによる化粧崩れを予防してくれる効果も魅力的です。
さらに、皮脂を抑えることからニキビ予防の効果がある商品もあります。アルコールを使用しているものが多くさっぱりとした使い心地なので、使用感が好きで愛用している人がいるのも特徴です。
トーニングローションの使う順番と使い方
毛穴を引きしめる効果があることから、使い方やスキンケア用品を使う順番が一般的な化粧水とは少しことなります。
商品によって違いもあるため、使うときは使用方法を確認しましょう。
スキンケア時に使うタイプは乳液後
スキンケアに使用するトーニングローションは、乳液後に使うタイプが一般的です。
トーニングローションは肌を引きしめるため、洗顔後すぐに使うとそのあとに使うスキンケア用品の保湿成分や有効成分が肌に浸透しにくくなってしまいます。
しかしなかには、洗顔後すぐに使用することで毛穴にダイレクトに働きかけ素肌の調子を整えるものもあります。洗顔後すぐに使用する場合はとくに、乳液やクリームでの保湿をしっかりと行うと乾燥を感じにくくなるためおすすめです。
使い方はコットンに500円玉ぐらいしっかりとトーニングローションをつけ、顔に優しくパッティングします。素手でもいいですが、コットンを使うと肌にまんべんなくつけることができるためおすすめです。
そして、肌から素早くコットンを離すようにすると風の力で肌温度が下がり、よりトーニングローションの引きしめ効果を得ることができます。
特に皮脂や毛穴が気になるTゾーンなどを中心に、肌がひんやりすると感じるぐらいしっかりとつけましょう。
メイクの上から使えるタイプは化粧直しに
ミストタイプでメイクの上から使用できるタイプのトーニングローションは、化粧直しにおすすめです。
浮いた皮脂をティッシュで抑えるように取り除いたあと、顔全体にミストをかけます。
手で顔全体を包むようにして、顔についたトーニングローションをなじませます。その後、通常の化粧直しをおこなってください。
トーニングローション使うときの注意点
トーニングローションはアルコールを使っているものも多く、肌を引きしめる成分は肌への刺激も強いため使用には以下のような注意が必要です。
・敏感肌、乾燥肌の人はとくに注意が必要
・肌の調子が悪いときは使用を控える
・目の周り、口元など皮膚の薄い部分にはつけすぎない
トーニングローションは一般的な化粧水より保湿力が弱いため、乾燥肌の人にはあまり向いていません。乾燥肌、敏感肌の人は、皮脂やテカリが気になる部分だけに使うなどの工夫をするといいでしょう。
また、使い始めは必ず自分の肌に合うかを確認するため、おでこや鼻など肌トラブルがおきにくい部分で試してください。
いつもは使用に問題がなくても肌につけたときにヒリヒリしたり、ニキビや日焼けにしみたりなどの異常がある場合は使用をいったん中止しましょう。
トーニングローションの選び方
トーニングローションを選ぶときは、肌を引きしめる成分の違いとそれ以外の成分の違いの2点にわけると選びやすくなります。
特に肌の引きしめ効果のある成分については、効果の強い成分を使っているものほど、肌への負担も大きいことが多いので注意が必要です。
引きしめ効果のある成分で選ぶ
肌を引きしめる効果があらわれる作用は2通りあります。
①アルコールや冷たい化粧水で肌温度をさげる
②肌のタンパク質を収縮させる
肌を引きしめる効果がおだやかなのは、肌温度をさげる作用の方なので初めてで効果に不安のある方はこちらのタイプから初めてみてください。
効果がおだやかな一方、肌温度をさげる作用はアルコールに弱い人には注意が必要で、アルコール濃度の低いものやアルコールフリーのタイプを選ぶようにしましょう。
もう1つの作用は、タンパク質を収縮させて肌を引きしめる作用です。
タンパク質を収縮させる効果のある成分を、収れん剤といいます。収れん剤の中にも効果の強弱があり、効果が最も強いのは、金属塩の酸化亜鉛や硫酸亜鉛、アラントインヒドロキシアルミニウムです。その次は有機酸で、クエン酸やコハク酸、タンニン酸といった成分です。
最も効きめが穏やかなのは、植物抽出物でアロエやサルビア、ハマメリスエキスなどがあげられます。
引きしめ効果を強く感じたい場合は有効成分に金属塩を配合しているものを選び、強すぎる効果が不安な場合や敏感肌の方は、植物抽出物から試してみることをおすすめします。
収れん剤以外の効果のある成分で選ぶ
毛穴の開きや皮脂の過剰な分泌を抑えるには、肌を引きしめる収れん剤だけでは不十分です。乾燥による毛穴の開きを抑えるためには、セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸などの保湿成分が配合されたものがおすすめ。
また、皮脂の過剰な分泌を抑えるにはライスパワーNo.6やビタミンC誘導体などの成分が有効です。
トーニングローションは開いた毛穴やテカリに効く
トーニングローションは肌への刺激がやや強いスキンケア用品ですが、肌のキメを整え、皮脂分泌を抑えるなどの暑い時期やマスク生活に嬉しいメリットがあります。
正しい使い方や使用の順番を守って、毛穴の引きしまったテカリ知らずの肌作りをしてみてください。
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Kaoru Matsui
Wクリニック福岡院院長
松井 郁
| 2001年 | 福岡大学医学部医学科 卒業 |
|---|---|
| 2003年 | 福岡大学病院 |
| 2008年 | 独立行政法人九州がんセンター |
| 2009年 | 福岡医科歯科大学病院 |
| 2010年 | 福岡大学筑紫病院 |
| 2013年 | 医療法人 天翠会 小倉きふね病院 |
| 2021年 | Wクリニック 勤務 |
日本美容外科学会所属
