美容に関する成分として、ジュベルックに注目が集まっています。ジュベルックはPDLLAとも呼ばれており、ポリ乳酸を成分としている注入用の薬剤です。美容先進国である韓国で製造されているものであり、美にこだわる個性に特に注目されています。

では、ジュベルックに期待できる効果には具体的にどのようなものがあるのでしょうか。この記事では、ジュベルックに期待できる効果やメリット、デメリットについて詳しく解説します。

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ジュベルックとは?

女性に特に注目されているジュベルックですが、具体的にどのようなものなのかが理解できていない人も多いのではないでしょうか。ここでは、ジュベルックの概要について解説するので、ぜひ参考にしてください。

ジュベルックとは?

ジュベルックとは、ポリ乳酸(PDLLA:Poly-DL-lactic acid)と非架橋ヒアルロン酸の成分が組み合わさっている、スキンブースター製剤のことです。PDLLAはL-乳酸とD-乳酸の両方の立体異性体を含んでいるポリ乳酸です。

L-乳酸は、急激な運動を行うと筋肉の細胞内でエネルギー源として糖が分解されて、ピルビン酸を経て乳酸が蓄積されます。L-乳酸は、すべての生物の代謝において、最終産物となるものです。一方、D-乳酸はいくつかの微生物のみが生成するものであり、L-乳酸とは微妙に特性が異なります。

ジュベルックに期待できる作用

ジュベルックに期待できる作用は、主に以下の成分ごとに異なります。

  • ポリ乳酸(PDLLA:Poly-DL-lactic acid)
  • 非架橋ヒアルロン酸

ここでは、ポリ乳酸と非架橋ヒアルロン酸それぞれの作用について解説します。

「ポリ乳酸(PDLLA:Poly-DL-lactic acid)」の作用

ポリ乳酸には、皮膚内に注入されることで体内で分解される過程において、コラーゲンの生成を促進する作用があります。コラーゲンの生成を促すことで、皮膚のハリや弾力性が向上してしわやたるみを改善できる可能性があります。

また、PDLLAには細胞を活性化する作用もあるので、肌の若返りも期待できるでしょう。PDLLAの皮膚充填剤を注入することで、コラーゲン生成が徐々に進行するので効果が長続きしやすいです。

「非架橋ヒアルロン酸」の作用

非架橋ヒアルロン酸とは、架橋と呼ばれる添加材の効果で体内への吸収・分解を遅延させる処置を施していないヒアルロン酸のことです。非架橋ヒアルロン酸の場合、肌を保湿して潤いをキープできる作用をもたらします。また、アミノ酸がコラーゲンやエラスチンの合成を促すので、肌に弾力やハリを与える効果ももたらします。

非架橋ヒアルロン酸の場合、従来のボリュームを出すために用いられるヒアルロン酸とは異なり、さらさらな点が特徴的です。さらさらしていることで、毛細血管に詰まってしまうリスクが低い特徴があります。

ジュベルックに期待できる効果

ジュベルックの施術を受けることで、主に以下の効果が期待できます。

  • 肌のハリつやがアップする
  • 毛穴の引き締め
  • しわの改善
  • ニキビ跡の改善
  • 赤ら顔の解消

各効果の詳細についてみていきましょう。

肌のハリつやがアップする

ジュベルックには、肌のハリつやをアップさせる効果があります。これは、ジュベルックの主成分がポリ乳酸と非架橋ヒアルロン酸であるためです。主なメカニズムとしては、非架橋ヒアルロン酸が水分を十分に吸収することで、肌の弾力を高める効果をもたらします。

次に、ポリ乳酸が1年から2年と長期にわたって線維芽細胞を活性化し、コラーゲンの生成を促すのです。これにより、コラーゲンが増加して相乗効果により弾力とハリのある肌をキープできます。

毛穴の引き締め

ジュベルックには、毛穴を引き締める効果も期待できます。どれだけスキンケアを実施して綺麗な状態にしても、毛穴が開いたままでは再び汚れを蓄積してしまいます。また、毛穴が開いていると見た目にも影響するため、常に引き締めた状態を維持しなければなりません。

ジュベルックでは、ポリ乳酸の働きによって肌の弾力を増すことができ、自然と毛穴が引き締まります。また、ヒアルロン酸の効果で肌の水分量がアップして毛穴周辺の肌がふっくらして毛穴が目立ちにくくなります。

しわの改善

ジュベルックのもたらす効果として、しわの改善も見逃せません。加齢によって徐々にしわが目立つようになり、しわ対策が必須となります。そこで、ジュベルックの注入により肌内部のコラーゲンを増生できるので、肌の内側よりナチュラルにボリュームアップできます。

肌のボリュームがアップすることで、自然と顔や首のしわが目立たなくなる効果を期待できます。ジュベルックの場合、肌の基底層に対して直接作用するので、より内側から押し上げられます。

ニキビ跡の改善

ジュベルックには、ニキビ跡を改善できる効果も期待できます。化膿した赤ニキビが進行すると、毛穴の奥にある組織が破壊されます。そして、炎症がおさまった後に肌表面に凹凸が発生してしまいます。これがニキビ跡と呼ばれるものです。

ニキビ跡は、肌の見た目にも大きく影響します。そこで、ジュベルックを真皮層に注入することで、ポリ乳酸がコラーゲンを増加させます。そして、ダメージが発生している真皮層をナチュラルな状態で持ち上げて、肌の表面をなめらかにする効果をもたらすのです。

赤ら顔の解消

ジュベルックは、肌の見た目を悪化させる赤ら顔の解消できる効果ももたらします。赤ら顔となる原因には、主に以下が挙げられます。

  • 皮膚の炎症
  • 皮膚の下の毛細血管の拡張

上記のなかで、表皮直下の毛細血管が拡張して透けて見えるケースでジュベルックが効果を発揮します。具体的には、ポリ乳酸が肌内部のコラーゲンを増生させて薄くなった皮膚の再構築を促します。これにより、赤ら顔を自然な形で改善できるでしょう。

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ジュベルックのメリット

美容のためにジュベルックを注入する効果は以下のとおりです。

  • 副作用が少ない
  • 効果が長持ちする
  • 仕上がりが自然
  • 施術部位を選べる

各メリットについて、詳しくみていきましょう。

副作用が少ない

ジュベルックの場合、副作用が少ないです。ジュベルックは肌に直接注射します。注入する際は、基本的に効果をもたらしたい範囲のみにピンポイントで施術をするので、副作用のリスクが低いです。

また、ポリ乳酸の粒子が丸い形状となっているので、周囲組織に対する刺激が少ない特徴があります。これにより、しこりや炎症といった副作用が発生しにくいです。比較的安全に施術を受けられる点がジュベルックの魅力です。

効果が長持ちする

ジュベルックは、効果が長持ちしやすいです。美容に関する施術のなかで、即効性が高いものの効果が長続きしないケースも少なくありません。そこで、より長期かつ安定して効果をもたらしてくれるものが望まれています。

その点で、ジュベルックでは非架橋ヒアルロン酸が水を集めて、施術を受けてから早い段階で肌の保水力を高められます。また、ポリ乳酸の効果によって、肌のハリや弾力に直結する真皮の細胞を刺激して、継続的にコラーゲンの生成を促進可能です。

仕上がりが自然

ジュベルックのメリットとして、仕上がりが自然な点が挙げられます。ヒアルロン酸の注入の場合、物理的にボリュームをアップさせてしわ改善を図ります。一方、ジュベルックの場合はコラーゲン生成を促す作用によって、肌のハリや弾力に対してナチュラルに改善を促すのです。

ジュベルックは、施術した後2週間から3週間後より徐々に効果を発揮するので、周囲に気づかれにくいです。不自然な仕上がりとならず、自然な若返り効果が期待できるでしょう。

施術部位を選べる

ジュベルックの場合、施術部位をある程度自由に選べます。広範囲に効果をもたらすのではなく、ピンポイントに集中して注入することが可能です。また、顔全体に分散させて注入し、ハリ感を向上させることもできます。

肌の場所によって、悩みが異なる場合が多いです。そこで、小じわやニキビ跡などが気になる場所にピンポイントで注入すれば費用を抑えて効果的に効果を実感できます。どの部分に効率良く注入するかは、医院側と相談して決めます。

ジュベルックのデメリット

ジュベルックの注入によってさまざまな効果をもたらす一方、以下のデメリットがあることも理解しておく必要があります。

  • 施術には痛みを伴う場合がある
  • 副作用が起こる可能性がある
  • 施術は複数回必要

各デメリットの詳細は、以下のとおりです。

施術には痛みを伴う場合がある

ジュベルックは、肌に直接注射して注入する形で施術してもらいます。主に、水光注射や医師の手打ち注射で注入されるのが一般的です。基本的に細い針を使用するので痛みが少ない一方、人によっては痛みを感じる場合があります。

特に、針を刺す瞬間の痛みや、薬剤を注入する際に皮膚に広がることによる圧迫感が不快に感じるケースが多いです。痛みを軽減したい場合は、麻酔クリームや局所麻酔も使用できますが、別途費用がかかることもあります。

副作用が起こる可能性がある

ジュベルックの施術においては、以下のような副作用が発生する可能性があります。

  • 赤み
  • 腫れ
  • 内出血
  • かゆみ

上記の副作用は、基本的には数日から2週間程度で自然に消えるケースが多いです。そのため、深刻な状態になる可能性は高くありません。ただし、まれに長引くこともあるため、2週間以上経った段階でも反応が消えない場合は医院に相談してください。

また、アレルギー反応が発生するケースもあるので、アレルギー体質の場合は事前にクリニックに相談しましょう。

施術は複数回必要

ジュベルックの施術は、1回実施しただけでは劇的な変化をもたらすのは難しいです。そこで、数週間の間隔を空けて数回の施術を受けなければなりません。さらに、1年おきにメンテナンスの意味合いで施術を継続する必要があります。

施術間隔や回数は、肌のコンディションをみながらクリニックとコミュニケーションを取りながら決めるのが重要です。また、金銭的なコストや時間の負担が増える点も考慮して、施術を受けるかどうかを決める必要があります。

ジュベルックの施術方法

ジュベルックの施術方法として、主に以下の方法があります。

  • 医師の手打ちによる注入
  • 機械による注入

それぞれのメリットやデメリットなどについて、詳しくみていきましょう。

医師の手打ちによる注入

手打ち注入は、医師がワンポイントずつ注射器が付いた極細針を用いて、丁寧に注入する方法です。手打ちによる注入の場合、効果をもたらしたい箇所にピンポイントで注入できるメリットがあります。また、肌のコンディションに合わせて注入する際の深さや量をコントロール可能です。

経験豊かな医師の場合、場所ごとに注入する深さや量を調整して顔全体を施術することもできます。手打ち注入の場合、施術する医師によって良し悪しが分かれます。

機械による注入

機械による注入とは、真皮層に対して一定の深さかつ均一な量を注入できる方法です。以下の機械を使用するケースが多いです。

  • ポテンツァ
  • 水光注射

それぞれの特徴や施術方法、効果を紹介します。

ポテンツァ

ポテンツァは、1本から49本までの極細針を、まるでスタンプを押すように刺していく方式です。ポテンツァはドラッグデリバリーシステムと呼ばれる薬剤を確実に肌の内部まで届ける仕組みが特徴です。

吸引しつつ肌に確実に針を刺して、ラジオ波を照射した後に針を抜いていきます。この際に空気が押し出されるので針穴に薬剤が押し込まれる過程で薬剤を真皮層へ確実に届けられます。ラジオ波の照射により肌内部のタンパク質が変化を促し、リフトアップ効果をもたらします。

水光注射

水光注射とは、5本から9本の極細サイズの針を用いて、スタンプするように刺して注入する方式です。ジュベルックの効果だけでなく、針で刺されたことによる創傷治癒効果を期待できます。これにより、コラーゲンの増生や肌の再生の効果を期待できるでしょう。

水光注射の場合、肌を吸引して確実に密着させて注入します。その際、施術を受ける人の意識が吸引の方に向くので、痛みを軽減できます。また、短時間で効率良く注入できる点も魅力的な施術です。

リジュランとジュベルックの違い

ジュベルックと同じく、リジュランも美容にこだわる人にとって欠かせない施術方法です。ジュベルックとリジュランは、両方とも肌の内側よりアプローチする次世代型の注射治療法という共通点があります。ただし、使用している成分には大きな違いがあります。

ジュベルックについてはポリ乳酸と非架橋ヒアルロン酸であるのに対し、リジュランはサーモンが由来のポリヌクレオチドが主成分です。期待できる効果としては、コラーゲンの生成促進や肌のはり・弾力の向上、小じわ改善などが挙げられます。

ただし、効果が表れる方法や持続期間には違いがあります。

まとめ

ジュベルックは、エイジングケアや肌質改善を促せるものとして、美容の本場である韓国で製造されている美容医療製剤です。特に、しわやたるみが気になる場合や、ニキビ跡を改善したい人におすすめです。

また、ジュベルックの場合は物理的にボリュームアップするだけでなく、内面からアプローチして改善を図れる点が魅力です。ただし、ジュベルックではまれではあるものの副作用があります。

この記事で紹介した内容を参考に、安全にジュベルックの施術を受けて若々しさをキープしてみてください。

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記事監修医師プロフィール

Kaoru Matsui

Wクリニック福岡院院長

松井 郁

2001年 福岡大学医学部医学科 卒業
2003年 福岡大学病院
2008年 独立行政法人九州がんセンター
2009年 福岡医科歯科大学病院
2010年 福岡大学筑紫病院
2013年 医療法人 天翠会 小倉きふね病院
2021年 Wクリニック 勤務

日本美容外科学会所属