貴族フィラーという施術を聞いたことがあるでしょうか。「貴族ヒアル」や「貴族注射」とも呼ばれており、気軽に鼻や口元の印象を変えることができる施術として人気です。

「ほうれい線が深くなってきた」「鼻や口元の印象を変えたい」といった悩みを抱えている方は、美容整形の前に貴族フィラーを受けることを考えてみてもいいかもしれません。価格も手頃で、副作用も少ない手軽な施術です。

この記事では、ヒアルロン酸による貴族フィラー(鼻翼基部)について詳しく解説していきます。施術の特徴や効果について解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

ヒアルロン酸注射を受けるなら、Wクリニック福岡院のヒアルロン酸注射がおすすめです。ヒアルロン酸注射をすることで、しわやたるみの改善、パーツや輪郭の形成をすることができます。さらに、近年肌質改善のできるヒアルロン酸も登場していて、肌のハリや弾力を出すこともできます。料金や施術の詳細、実際の症例が気になるという方は、Wクリニックのヒアルロン酸注射のページから確認することができます。

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ヒアルロン酸による貴族フィラー(鼻翼基部)とは?

貴族フィラーは聞き慣れない言葉ですが、小鼻の付け根部分(尾翼基部)にヒアルロン酸を注入する施術です。ほうれい線を目立ちにくくする効果があるとして注目を集めています。もともと日本で行われていた施術方法ですが、的確な名称はありませんでした。

美容大国の韓国には、尾翼基部プロテーゼや尾翼基部形成術といったプロテーゼや脂肪を注入する施術があります。この施術により鼻のバランスが整い、口元が穏やかで上品に見えるようになることから「貴族手術」と呼ばれるようになりました。貴族手術よりも手軽で同様の効果が得られることから貴族フィラーという名称で呼ばれています。

貴族フィラー(鼻翼基部)施術の特徴

貴族フィラーの特徴として、切開が不要なことが挙げられます。美容医療でフィラーというのは、薬剤の注入治療のことをいいます。フィラーとは「亀裂や隙間を埋める」という意味の言葉です。貴族フィラーは小鼻のへこみの部分にヒアルロン酸を注入するだけなので、切開による傷跡の心配もなく、ダウンタイムが短い施術です。

また、施術で使われるヒアルロン酸は、肌のハリや弾力を保ちます。もともと人間の皮膚や関節に多く含まれている成分なので、アレルギーなどの副作用が起こる可能性は非常に低いです。

貴族フィラー(鼻翼基部)がおすすめな人は?

貴族フィラーは肌のハリや弾力を回復させるヒアルロン酸を小鼻に注入します。切開や異物を挿入する施術ではないのですぐに効果を感じられ、副作用も少ないです。貴族フィラー(鼻翼基部)は、次のような悩みを抱える方におすすめできる施術方法です。

・ほうれい線が気になる人

・上品な顔つきにしたい人

・鼻や口元の整形を検討している人

・口の突出感を気にしている人

ほうれい線が気になる人

ほうれい線があると、5歳老けて見えるといわれています。ほうれい線は加齢とともに表情筋が衰えたり、肌の真皮内のコラーゲンやエラスチンが減少したりして肌がたるむことで発生します。

ほうれい線が気になるけれどメスを入れるような手術はしたくない方や、手頃な金額でほうれい線を薄くしたい方におすすめの施術です。

上品な顔つきにしたい人

小鼻のへこみにヒアルロン酸を注入して、ふっくらさせることで相対的に口元がすっきり見える効果が得られます。貴族フィラーという名前の由来の通り、口元がすっきりし、顔つきが上品になります。

鼻や口元の整形を検討している人

小鼻が陥没していると、鼻が頬に埋まり低く見えることがあります。貴族フィラーでヒアルロン酸を陥没部分に注入すると、小鼻がふっくらと持ち上がり鼻が高い印象を与えることが可能です。小鼻を持ち上げることで尾翼の広がりも抑えられ、鼻が小さく見えたり、口元がすっきりしたりする効果もあります。

貴族フィラーでは、顔の印象を変えることができます。メスを入れる手術のダウンタイムや金額を考えると、その前に一度貴族フィラーを検討してみると良いでしょう。

口の突出感を気にしている人

口元が出ていると、「動物っぽい」「垢抜けない」印象をもたれがちです。貴族フィラーの施術で、小鼻の陥没部分を埋めると口元がすっきりして、突出感が目立たなくなります。

貴族フィラー(鼻翼基部)のデメリット

ヒアルロン酸は時間の経過と共に体内に吸収され、効果が薄れていきます。一度施術を受けたらその効果が永遠に続くものではないことを知っておきましょう。

また、ヒアルロン酸注入後に腫れや内出血といった軽度の副作用が起きることもありますが、数日でおさまることがほとんどなので心配はいりません。ただ、以下のようなことが起きるケースも稀にあるので注意しましょう。

・血栓障害になる危険性

・顔がパンパンになるリスク

血栓障害になる危険性

鼻翼基部の近くには大きな血管があり、誤ってこの血管にヒアルロン酸を注入してしまうと、血栓が作られてしまいます。血栓ができると血管がつまり、正常に血液が届かなくなってしまいます。

血液が届かなくなった部位や臓器は壊れたり、機能しなくなったりする恐れがあり、皮膚の壊死や失明などのリスクがあるため注意が必要です。

顔がパンパンになるリスク

ヒアルロン酸の効果を知ると、更なる効果を期待して注入量を増やしたくなるかもしれません。

貴族フィラーの適量は片側で約0.2~0.5ccといわれます。これ以上の量を一度に注入すると顔全体にヒアルロン酸が回り、顔が不自然にパンパンになってしまう可能性があります。

ヒアルロン酸による貴族フィラー(鼻翼基部)の失敗例

メスを使わず、気軽に施術を受けられる貴族フィラーですが、実は施術後しばらく経ってから違和感を覚えることもあるようです。周囲に気づかれなくても、違和感を感じるようなことがあれば失敗といえるかもしれません。以下のような症状がある場合は、すぐに施術してもらったクリニックに相談しましょう。

・しこりができた

・ぶよぶよしている

・ぼこぼこになっている

・変な段差がある

貴族フィラー(鼻翼基部)が失敗する原因

貴族フィラーは比較的手軽に受けられる施術といえるでしょう。しかし、プチ整形と呼ばれる手軽な施術でも失敗することはあります。貴族フィラー(鼻翼基部)が失敗する原因としては、以下のようなものが考えられます。

・適切なヒアルロン酸を使用していない

・ヒアルロン酸の量が多すぎる

・医師の技術・経験が不足している

それぞれ詳しく見ていきましょう。

適切なヒアルロン酸を使用していない

ヒアルロン酸にはいくつかの種類あり、少しずつ硬さや濃度が違います。期待する効果や使用する部位ごとに最適なヒアルロン酸を選ぶことが大切です。

鼻には硬めのヒアルロン酸を使うことで、形をしっかりと固定することができ、時間が経っても変に崩れることがないといわれます。柔らかいヒアルロン酸を使ったり、製剤を薄めて使ったりすると期待した効果は得られません。

ヒアルロン酸の量が多すぎる

ぼこぼこになったり変な段差ができるのは、使用するヒアルロン酸の量が多すぎることが原因です。ヒアルロン酸の量が多すぎると、不自然な仕上がりになる恐れがあります。量が多すぎたせいで顔中がパンパンになってしまうような失敗例もこれまでに報告されています。

医師の技術・経験が不足している

希望する仕上がりを聞いたうえで、どのように施術するかを事前のカウンセリングで決定します。その後顔全体のバランスを見ながら、ヒアルロン酸注入量や注入箇所を微調整するのが医師の腕です。

そのため、医師の技術・経験が不足していると施術の失敗につながってしまいます。十分な知識や経験を積んでいる医師に施術してもらうことが成功のカギになるでしょう。

貴族フィラー(鼻翼基部)で失敗しないコツ

施術で失敗しないために、事前の準備段階でできることがあります。貴族フィラー(鼻翼基部)で失敗しないコツは、以下のとおりです。

・信頼できるクリニックで施術を受ける

・しっかりとカウンセリングしてもらう

・持病・手術歴を事前に伝える

それぞれについて詳しく解説します。

信頼できるクリニックで施術を受ける

今はネットで多くの情報が得られる時代です。事前にホームページを見て安心できるクリニックを複数選んだ後に、複数のクリニックでカウンセリングを受けてみるのも1つの手です。

医師の施術歴や症例写真などを見せてもらい、希望する仕上がりに近い施術をしてくれるクリニックを選びましょう。クリニックや医師によって得意な施術や経歴は異なるため、事前のリサーチが大切です。料金の安さや家からの距離など、手軽さだけで決めてはいけません。

しっかりとカウンセリングしてもらう

カウンセリングに行くことで、クリニックの雰囲気やスタッフ・医師の態度、説明のわかりやすさなどを知ることができます。特に美容整形ではカウンセリングが非常に重要です。

医師は患者からの希望を聞き、共通認識を持ったうえで、施術方法やデザイン、使用する製剤の種類を決めていきます。しっかりとカウンセリングをしてもらうことで、理想の仕上がりに近づけることでしょう。

持病・手術歴を事前に伝える

持病があったり、体調が悪かったりする場合は、施術を受けると重大な副作用が起きる恐れがあります。また、これまでに手術をしたことがある場合は正直に報告しておかないと、動脈塞栓を起こす恐れもあります。動脈に血栓ができて、その先の組織が壊死する恐ろしい合併症です。

持病や手術歴がある場合は、医師へ事前にしっかりと伝えるようにしましょう。

まとめ

ヒアルロン酸を小鼻に注入する貴族フィラーはハードルの低い整形です。しかし、手軽とはいえリスクが全くないわけではありません。

ただ、たるみを解消したり、鼻を高くしたりといった効果を得られる施術です。満足できる仕上がりのためにも、貴族フィラー(鼻翼基部)を検討している方はこの記事を参考にして自分に合ったクリニックを選んでみてください。

ヒアルロン酸注射を受けるなら、Wクリニック福岡院のヒアルロン酸注射がおすすめです。ヒアルロン酸注射をすることで、しわやたるみの改善、パーツや輪郭の形成をすることができます。さらに、近年肌質改善のできるヒアルロン酸も登場していて、肌のハリや弾力を出すこともできます。料金や施術の詳細、実際の症例が気になるという方は、Wクリニックのヒアルロン酸注射のページから確認することができます。

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記事監修医師プロフィール

Kaoru Matsui

Wクリニック福岡院院長

松井 郁

2001年 福岡大学医学部医学科 卒業
2003年 福岡大学病院
2008年 独立行政法人九州がんセンター
2009年 福岡医科歯科大学病院
2010年 福岡大学筑紫病院
2013年 医療法人 天翠会 小倉きふね病院
2021年 Wクリニック 勤務

日本美容外科学会所属