美容業界における若々しさと美しさを保つ手段として、ボトックスは広く知られています。しかし、この施術が多くの人に選ばれる一方で、デメリットや副作用もあります。

この記事では、ボトックスのメリットとあわせて、そのデメリット、副作用、そして施術を受けることが適さない人についても詳しく解説していきます。

ボトックス注射の施術を受けるなら、Wクリニックがおすすめです。ボトックス注射の施術を受けることで、ガミースマイルが改善されたり、シワを目立たせなくさせたり、肌のハリや弾力を出したりなど、若々しい印象を持ってもらえるようになるでしょう。若々しい見た目のままでいたいという方は、ぜひ一度Wクリニックに相談してみてください。料金や施術の詳細、実際の症例が気になるという方は、Wクリニックのボトックスのページから確認することができます。

福岡院へのお問い合わせ・カウンセリングのご予約はこちらから

福岡院へのお問い合わせ
カウンセリングのご予約はこちらから

ボトックスとは?

ボトックス注射は、美容医療で顔のしわや表情ジワの治療に使用されることが多く、非常に人気のある施術の1つです。

ボトックスは、美容治療に使われるボツリヌス菌由来のA型ボツリヌス毒素のことで、筋肉の収縮を抑制する効果があります。

薄めた生理食塩水で安全に使えるよう調整されていて、副作用の心配が少ないのが特徴です。注射することで、筋肉の動きを一時的に止めることができるため、しわを減らしたり、エラを小さくしたり、顔のリフトアップができます。さらに、多汗症の治療や肩こりの軽減にも効果的とされています。

 

ボトックスのデメリット

ボトックスの施術は多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットが存在します。以下は、ボトックス施術を検討している人が知っておくべきデメリットです。

  • 効果が永続的ではない
  • 効果を維持するには追加の施術が必要
  • 施術部位が動かしにくくなることもある
  • 注射に痛みがある
  • 左右非対称になることがある
  • 思ったような効果が出ないことがある
  • 効果が出過ぎてしまうことがある
  • 副作用が出ることがある

施術を検討している方は、しっかり確認しておきましょう。

 

効果が永続的ではない

ボトックスの効果は一時的です。一般的には3〜4ヶ月持続し、その後、徐々に元の状態に戻ってしまいます。

この期限が過ぎると、再びしわが目立ち始めるため、持続的な結果を求める場合は定期的に施術を受ける必要があります。

 

効果を維持するには追加の施術が必要

上記で書いたように、ボトックスの効果は一時的なため、継続的なメンテナンスをすることでしか、しわを減少させた状態を保持できません。

そのため、継続的なコストと治療にかける時間が必要になってしまいます。

 

施術部位が動かしにくくなることもある

施術を受けた後、笑顔を作ろうとした際に引きつりを感じたり、目を細めにくくなったりなど、施術部位が動かしにくくなる可能性があります。

これは、ボトックスが筋肉の動きを抑制するためにおこるデメリットです。ボトックス注入が過剰に行われたり、不適切な部位へ注射されたりした場合、顔の一部が硬直して自然な表情を作るのが難しくなることがあるのです。

 

注射に痛みがある

ボトックス注射をする際、多くのクリニックでは局所麻酔クリームやアイシングで痛みを軽減してくれますが、部位や注射針によっては痛みを伴うことがあります。

痛みに敏感な方や、できるだけ快適な施術を求める方は、予約の際や初診時に医師に相談してみましょう。

 

左右非対称になることがある

注射の量や筋肉への作用により、顔の左右で異なる効果が現れる場合があります。正確な注射位置や量の調節が重要なため、施術者の技術の未熟さによって起こることもあります。

ボトックス注射はプチ整形として気軽に行える施術ですが、人間の顔はもともと非対称なものなので、正確に対称に打つには医師の高い技術が必要になるのです。

 

思ったような効果が出ないことがある

ボトックス注射を行っても、期待していたほどの効果が得られない場合があります。これは、施術を受ける方の筋肉の状態や反応の個人差、注入するボトックスの量、正確な注入場所など多くの要因に左右されます。

また、体内でのボトックスの持続性にも個人差があり、一般的な期間は3〜4ヶ月程度とされていますが、体質によってはそれより短いこともあります。

 

効果が出過ぎてしまうことがある

上記とは逆に、希望した以上に筋肉の動きが制限され、表情が不自然になってしまうことも考えられます。

注入量が多すぎるか、注入される場所が全く適切でない場合に起こることがあります。これを防ぐためには、経験豊富な医師を選ぶこと、施術前のカウンセリングで期待する結果を明確に伝えることが重要です。

通常は時間が経過することで自然とボトックス効果は減少しますが、心配な場合は病院・医師に相談して対処を検討しましょう。

 

副作用が出ることがある

ボトックス注入は、ほかの美容医療と同様に副作用が発生する可能性があります。

施術後の腫れや内出血、痛みは比較的よくみられる軽度のものですが、まれに頭痛やめまい、筋力の低下などの症状が出ることもあります。

福岡院へのお問い合わせ・カウンセリングのご予約はこちらから

福岡院へのお問い合わせ
カウンセリングのご予約はこちらから

 

ボトックスのメリット

ここでは、ボトックス治療の主なメリットを紹介します。

  • ダウンタイムが短い
  • 注射の痛みが少ない
  • やり直すこともできる

ボトックスのデメリットを踏まえて、メリットと比較してみましょう。

 

ダウンタイムが短い

ボトックス注射は、レーザー治療や外科的な美容手術に比べてダウンタイムが短く、回復が速いことが大きな魅力です。

ほとんどの場合、注射後すぐに日常生活に戻ることができます。もちろん、腫れや赤みが一時的に現れることはありますが、これらは数時間から数日で自然に消退していくため、大きな負担になることは少ないでしょう。

周囲に気付かれることなく治療を受けられるので、忙しい人にとってはとても便利な治療法といえます。

 

注射の痛みが少ない

ボトックスの注射には非常に細い針が使用されるため、痛みは非常に少ないです。多くの人が少しのチクッとする感覚を覚える程度で、ほとんどの場合、注射による不快感は短時間で済みます。

痛みの感じ方には個人差があるため、完全に痛みがないとは限りませんが、その場合は痛みを抑えるための局所麻酔クリームを使用することも可能です。針が苦手な方でも安心して治療を受けられるでしょう。

 

やり直すこともできる

ボトックス治療の効果は一時的なものです。そのため、結果に満足できなかった場合や、もう少し改善を望む場合には、再度治療を受けることが可能です。

繰り返し行うことでより効果を実感できる場合もあり、施術を調整しながら理想の外見に近づけることができます。

ただし、治療の頻度や量には配慮が必要です。ボトックスを打ち続けることの効果やリスクについて、医師と十分に相談して決定しましょう。

 

ボトックスの副作用

ボトックスはその手軽さと効果の高さから多くの支持を得ています。

しかしながら、どのような医療行為にもリスクは伴います。

ボトックスの効果は魅力的ですが、副作用のリスクには十分な注意と正確な情報が必要です。施術を受ける前には、専門の医師としっかりと相談をし、安全で快適な結果を得るための準備を整えましょう。

ここでは、ボトックス治療を検討する際に知っておくべき副作用について解説していきます。

 

アレルギー反応

ボトックス(ボツリヌストキシン)に対してアレルギー反応が出ることはまれですが、薬品や注射針の金属などによって、アレルギー反応が起こる可能性はあります。

一般的には内出血や赤み、腫れなどの軽いものが多いですが、皮膚の発疹、痒み、呼吸困難、アナフィラクシーなどの重篤な症状が現れる可能性もあります。施術前にアレルギー歴を医師に伝えるようにしましょう。

 

内出血・赤み・腫れ

ボトックス注射のもっとも一般的な副作用は、内出血や赤み、腫れです。

赤みなどの症状を最小限に抑えるために、治療後は患部を冷やすことや、血流を増加させる激しい運動は避けるようにしましょう。

これらは注射による物理的な反応で、大抵の場合は数日から一週間で自然に解消します。症状が長引く場合や予期しない反応がみられる場合は、すぐに医師の診断を受けましょう。

 

表情が不自然になる

過剰にボトックスを注入したり、不適切な箇所に注入すると、筋肉の動きが鈍くなり、顔の表情が不自然になることがあります。

表情筋は非常に繊細で、微妙な調整が必要な箇所です。過剰なボトックスの注入は、表情筋の一部を過度に弛緩させ、さまざまな表情を作る際に必要な筋肉のバランスを崩すことがあります。

表情が不自然になるのを防ぐためには、経験豊富なクリニックやドクターを選ぶことが重要です。事前のカウンセリングで希望する結果と可能なリスクについてしっかり話し合っておきましょう。

 

瞼がたるむことがある

ボトックスは筋肉の動きを一時的に抑えることでしわを滑らかにする効果がありますが、場合によっては瞼のたるみが起こることがあります。

これは「眼瞼下垂」とも呼ばれ、注射されたボトックスがまぶたを持ち上げる筋肉に影響を及ぼし、想定外の弛緩を引き起こすケースです。眼瞼下垂は見た目にも影響を及ぼすだけでなく、視界を妨げる可能性もあります。

 

噛む力が弱くなることがある

ボトックスを顎周りに注入した際に副作用として現れることがあるのが、噛む力の弱まりです。これは、ガミースマイル・エラ・肩こりなどのボトックス注射を行ったときに発生します。

噛む力の低下により、食事の際に違和感を生じることがあります。ただし、これも一時的な副作用であり、1週間程度経過すると元の力を取り戻すことが多いです。

 

頭痛

ボトックス注射後に頭痛が発生することがあります。

施術後に顔の形が変わると、新しい筋肉の動きによって顔のバランスが崩れ、通常使用しない筋肉が使われることで、頭痛などの副作用が現れる場合があります。

この頭痛は通常軽度であり、数時間から数日で自然に消失します。しかし、数日経っても改善しない場合や、重い痛みを伴うこともあります。

頭痛が強い場合や長期にわたる場合は、医師の診断を受けることが重要です。

 

ボトックス治療を受けられない人

ボトックス治療は多くの人にとって安全なアンチエイジング手法とされていますが、すべての人に適しているわけではありません。以下で、ボトックス治療を受けられない人について見ていきましょう。

 

妊娠中・授乳中の人

ボトックスの施術は、妊活をしている方、妊娠している方、そして授乳中の方には行いません。

治療自体が直接問題を引き起こすわけではありませんが、未だに精子、胎児、そして乳児にどのような効果があるのかについては明らかになっていないため、完全な安全を約束することはできないためです。

妊活中の方が知らずにボトックスを受けた後、無事に出産した事例も報告されていますが、安全だという保証にはなりません。

 

高齢者

ボトックス注射の使用に関して、年配の方への推奨は控えられています。

その理由は、65歳未満の方々に対するボトックスの有効性が確認されており、年齢が進むごとにその効果が薄れる傾向があるとされているからです。

加えて、高齢者の場合、すでに治療中の疾患があり、ボトックスと相互作用する薬物を服用している可能性が高いです。これにより、ボトックスによる副作用が起こりやすくなるおそれがあります。

参照:A 型ボツリヌス毒素療法の小児科領域における医療上の必要性

 

神経疾患の治療中の人

ボトックスは、神経疾患の治療中の場合やその薬を服用している方には適していません。

ボトックスは筋肉を弛緩させる効果があるため、既に神経筋伝達に影響を与える薬を服用していると、その作用が強まったり弱まったりする恐れがあります。

具体的な禁忌薬

  • スぺクチノマイシン
  • アミノグリコシド系
  • ポリペプチド系
  • テトラサイクリン系
  • リンコマイシン系の抗弛緩剤
  • 抗生剤
  • 抗痙攣罪剤
  • 抗コリン剤
  • 精神安定剤
  • ぺニシラミン
  • キニジン
  • カルシウム拮抗剤

また、他のボツリヌス毒素系治療を受けている方もボトックスは使用すべきではありません。なぜなら、筋肉が過剰にリラックスし、噛む動作などに障害が生じる可能性があるからです。

これらに限らず、他の薬を服用中の方は治療前に必ず医師に相談し、安全にボトックスを使用できるかを確認することが重要です。

まとめ

ボトックスは効果的かつ速やかに顕著な改善が見込める安全な治療方法です。

ダウンタイムが短く、注射時の痛みも少ないため、手軽に若々しさを取り戻すことができます。また、施術後に結果が満足できない場合でも調整が効くため、患者さんのニーズに合わせた美容医療を提供できるメリットがあります。

ボトックス注射は基本的には安全な施術ですが、体質や反応には個人差があるため、施術を行う前に医師としっかりとリスクについて話し合い、施術後の体調の変化にも注意して適切なケアを行う必要があります。

また、予定されている施術内容や注入箇所、使用するボトックスの量など、十分理解し納得した上で施術に臨むことが望ましいでしょう。

ボトックスを考えている方は、これらのメリット・デメリットを十分に理解し、信頼できる医師やクリニックを選んで施術を受けましょう。

ボトックス注射の施術を受けるなら、Wクリニックがおすすめです。ボトックス注射の施術を受けることで、ガミースマイルが改善されたり、シワを目立たせなくさせたり、肌のハリや弾力を出したりなど、若々しい印象を持ってもらえるようになるでしょう。若々しい見た目のままでいたいという方は、ぜひ一度Wクリニックに相談してみてください。料金や施術の詳細、実際の症例が気になるという方は、Wクリニックのボトックスのページから確認することができます。

福岡院へのお問い合わせ・カウンセリングのご予約はこちらから

福岡院へのお問い合わせ
カウンセリングのご予約はこちらから

記事監修医師プロフィール

Kaoru Matsui

Wクリニック福岡院院長

松井 郁

2001年 福岡大学医学部医学科 卒業
2003年 福岡大学病院
2008年 独立行政法人九州がんセンター
2009年 福岡医科歯科大学病院
2010年 福岡大学筑紫病院
2013年 医療法人 天翠会 小倉きふね病院
2021年 Wクリニック 勤務

日本美容外科学会所属