目の下のクマは、疲れた印象や老けた印象を与えやすく、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。美容整形でのクマ治療を検討する際、気になるのは費用面です。「クマ治療って保険適用になるの?」「どんな場合なら保険が使えるの?」と疑問に思う方も少なくないでしょう。

そこでこの記事では、クマ治療における保険適用の有無について詳しく解説します。クマ治療と保険適用に関する疑問を解消することで、安心して治療を検討できるようになるでしょう。

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クマ治療は保険適用される?

クマ治療は、美容目的で行うことが多いため、基本的には保険適用の対象外です。しかし、特定の疾患が原因でクマが現れている場合、医療行為とみなされ、健康保険が適用されるケースがあります。

たとえば、眼瞼下垂やバセドウ病眼症など、日常生活に支障をきたす病状が原因である場合が該当します。これらのケースでは、見た目の改善だけでなく、視力や健康を守るための治療として認められることがあります。

ただし、症状によって判断するのはあくまでも医師であるため、保健適用されるかどうかはケースバイケースです。

クマ治療が保険適用となるケース

クマ治療が保険適用となるのは、疾患が原因でクマが生じ、医療的な治療が必要とされる場合です。ここでは、代表的な保険適用ケースを解説します。

眼瞼下垂が原因によるクマ

眼瞼下垂は、まぶたが下がることで目の下に影ができ、クマのように見える症状です。この状態は、視界が狭くなるだけでなく、頭痛や肩こり、眼精疲労といった症状を引き起こします。

眼瞼下垂が原因で日常生活に支障が出ている場合、保険適用で治療を受けることが可能です。手術では眼瞼挙筋(まぶたを持ち上げる筋肉)の調整が行われ、視界を改善することが目的です。

保険適用の費用は数万円程度で済み、美容目的の治療と比較すると負担が大幅に軽減されます。保険適用を受けるためには、専門医による診断を受け、症状の程度を正確に把握することが重要です。

バセドウ病眼症が原因によるクマ

バセドウ病眼症は、甲状腺機能の異常によって目が突出する症状が特徴です。この突出により、目元に影ができたり、下まぶたがたるむことでクマが目立つ場合があります。この状態は、美容的な問題にとどまらず、視力の低下やドライアイなどの症状を伴います。

治療には手術や薬物療法が選択され、保険適用での治療が可能です。治療費は数万円から10万円程度で、医療行為として認められれば、経済的負担を抑えることができます。クマがバセドウ病に起因していると疑われる場合は、甲状腺の専門医に相談し、適切な治療を受けることが大切です。

クマ治療が保険適用にならないケース

クマ治療が保険適用になるかどうかは、治療の目的や症状の重さによって異なります。美容目的の治療や、日常生活に支障がない軽度のクマに対する施術は、保険適用外となるケースがほとんどです。ここでは、具体的な理由とその背景について解説します。

美容目的の治療

美容目的のクマ治療は、保険適用外として扱われます。

ヒアルロン酸注入や脂肪移植、レーザー治療など、見た目の改善を目的とした治療は「美容医療」として分類され、医療行為として認められません。これらの施術は、費用が数万円から数十万円になることが多く、自己負担となります。

また、美容目的の治療では、施術を受ける患者の希望が優先されるため、クリニックごとに費用が大きく異なる点にも注意が必要です。費用を抑えるためには、複数のクリニックを比較検討し、自分の目的に合った施術を選ぶことが大切です。

治療前には、効果やリスクについて医師と十分に話し合い、納得したうえで施術を受けましょう。

日常生活に影響のない症状の治療

日常生活に支障がない軽度のクマに対する治療も、保険適用の対象外です。

たとえば、加齢や睡眠不足によって一時的に現れるクマや、疲労による青クマなどは、医療的な治療の必要性が低いと判断されます。この場合、スキンケア製品や生活習慣の改善が推奨され、医療機関での治療は美容目的と見なされるため、全額自己負担となります。

保険適用を希望する場合には、クマが視力や健康に影響を与えているか、医師による診断を受けることが重要です。症状が重い場合でも、必ずしも保険が適用されるとは限らないため、事前にクリニックで確認し、治療計画を立てることが必要です。

保険適用でクマ治療を受けるメリット

保険適用が認められるクマ治療では、経済的な負担が軽減されるだけでなく、根本的な原因を解決することが可能です。ここでは、保険適用で治療を受ける主なメリットを詳しく解説します。

治療にかかる費用が抑えられる

保険適用による治療では、自己負担額が治療費の3割程度に抑えられるため、経済的な負担が大幅に軽減されます。

たとえば、眼瞼下垂の手術やバセドウ病眼症に関連する治療は、保険適用の対象となることがあり、総額数十万円の治療費のうち自己負担額が数万円で済む場合があります。これにより、費用を気にせず必要な治療を受けることが可能です。

また、保険適用の範囲内で行われる治療は、医療的な必要性が認められたものに限られるため、信頼性が高い点も大きな利点です。治療の選択肢を広げ、負担を軽減するためには、保険適用の条件を理解しておくことが重要です。

日常生活の支障が無くなる

保険適用で行われるクマ治療は、単なる見た目の改善だけでなく、日常生活の質を向上させることを目的としています。

たとえば、眼瞼下垂による視界の狭まりや、バセドウ病眼症による眼球突出の改善は、日常生活に大きな影響を与える症状です。これらの治療を受けることで、視界がクリアになり、仕事や日常生活でのストレスが軽減されるだけでなく、自信を持って人と接することができるようになります。

さらに、治療後のアフターケアが保険適用内で行われる場合もあるため、長期的な視点で安心して治療を受けることが可能です。症状が日常生活に影響を及ぼしている場合は、早めに専門医に相談することをおすすめします。

保険適用でクマ治療を受けるデメリット

保険適用でクマ治療を受ける場合、どのようなデメリットがあるのでしょうか。ここでは、保険適用でクマ治療を受けるデメリットについて解説します。

美容目的ではない

保険適用でのクマ治療は、基本的に医療的な理由を目的としたものです。そのため、仕上がりの美しさよりも機能改善が優先されます。

たとえば、眼瞼下垂や眼窩脂肪の治療で保険適用となる場合、視野の改善が目的となるため、見た目に関する希望は反映されないことが一般的です。また、治療後にたるみや色素沈着が残ることもあり、美容目的の施術と比べて仕上がりに満足できない可能性があります。

理想の外見を目指したい場合は、美容クリニックでの施術を検討する方が適している場合もあるでしょう。

治療優先のため負担の大きい施術の場合がある

保険適用での治療は、患者の健康や機能改善を目的としているため、負担の大きい施術が選ばれることがあります。

たとえば、全身麻酔を伴う手術や、皮膚を大きく切開する方法が採用される場合があります。このような施術はダウンタイムが長く、日常生活への復帰に時間がかかることが多いです。また、治療後の痛みや腫れが強く出るケースもあり、精神的・身体的な負担が増す可能性もあるでしょう。

保険適用の治療を選ぶ際には、あらかじめ十分な情報を得ることが重要です。

保険適用されるケースが少ない

クマ治療において、保険が適用される条件は非常に限定的です。眼瞼下垂やバセドウ病眼症のように、日常生活や視界に支障をきたす重大な症状がある場合に限られます。美容目的や軽度のクマに対する治療は保険が適用されないため、全額自己負担となります。

このため、保険適用を希望して治療を受けようと考えても、適用条件を満たさない可能性が高い点がデメリットです。治療前には、クリニックで保険適用の可能性について詳細に相談することが重要です。

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クマの種類と原因

クマの種類には、青クマ、黒クマ、茶クマ、赤クマなどがあり、それぞれ原因は異なります。クマの原因を理解することは、適切な治療方法を選ぶうえで非常に重要です。ここでは、各クマの特徴と原因について詳しく解説します。

青クマ

青クマは、目の下が青っぽく見えるタイプのクマで、血行不良が主な原因です。

目の周りの皮膚は非常に薄く、血液の流れが悪くなると酸素が不足し、青紫色に見えるようになります。特に、睡眠不足や冷え性、長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用が血行を悪化させる要因です。さらに、ストレスや体調不良も青クマを引き起こす要因になります。

このタイプのクマを改善するには、目元を温める、血行を促進するマッサージを行う、栄養バランスの取れた食事を摂ることなどが効果的です。

黒クマ

黒クマは、目の下が黒ずんで見えるタイプで、主に皮膚のたるみや影が原因です。

加齢により肌の弾力が低下すると、目元の皮膚がたるみ、光の影響で影ができて黒っぽく見えることがあります。また、眼窩脂肪が突出している場合も、影が強調されやすいです。さらに、目の周りの骨格や皮膚の構造も黒クマに影響を与えると考えられます。

このタイプのクマを改善するには、たるみを解消する施術(例えば、脱脂やハムラ法など)や、目元のリフトアップを目的としたスキンケアが有効です。

茶クマ

茶クマは、目の下が茶色く見えるクマで、色素沈着が主な原因です。

紫外線によるダメージや目元をこする癖が色素沈着を引き起こします。また、アトピー性皮膚炎やアレルギー性結膜炎による炎症が継続することで、色素沈着が進行する場合もあります。

このタイプのクマには、美白成分を含むスキンケア製品を使用することや、摩擦を避けることが重要です。さらに、レーザー治療やピーリングを取り入れると、色素沈着を効率的に薄くすることが可能です。

赤クマ

赤クマは、目の下が赤みを帯びたクマで、血行不良や炎症が主な原因です。

肌が薄く敏感な方に多く、アレルギー体質の方や乾燥が悪化する冬場には、赤クマが目立ちやすいです。また、目元を頻繁にこする癖がある方や、コンタクトレンズを装着する方にも見られることがあります。

赤クマを改善するためには、目元の保湿ケアや抗炎症作用のあるスキンケア製品を活用することが有効です。生活習慣の改善や十分な睡眠も、赤クマの予防につながります。

クマ治療の主な施術方法

クマ治療にはさまざまな方法がありますが、クマの種類や症状に応じて異なります。適切な治療を選ぶためには、各施術の特徴や効果を理解することが大切です。ここでは、クマの主な治療方法について、それぞれ詳しく解説していきます。

注入治療

注入治療は、美容成分を目元に注入してクマを改善する方法です。

ヒアルロン酸は、目の下のへこみによる影を埋めることでクマを目立たなくします。一方、PRPは患者自身の血液を採取して血小板を抽出し、これを注入することで肌の再生を促進します。肌のハリや弾力が増し、クマだけでなく目元全体の若返り効果も期待できる治療方法です。

メスを使用しないため施術後のダウンタイムがほとんどなく、翌日から普段通りの生活を送れる点が大きな魅力です。ただし、効果の持続期間は一時的であるため、継続的な治療が必要です。

経結膜脱脂術

経結膜脱脂術は、下まぶたの内側にある結膜からアプローチし、余分な脂肪を取り除く手術です。

この方法は、目の外側を切開しないため、外見上の傷跡が残らないのが大きな特徴です。特に、目の下に脂肪が多く溜まり、それが原因で黒クマや影が生じている方に適した治療法です。また、施術は比較的短時間で終了し、ダウンタイムも軽度で済むため、仕事や日常生活への影響が少ない点が人気の理由です。

ただし、脂肪を取り除きすぎると目元がくぼんでしまい、別の老けた印象を与えることがあります。施術を受ける際は、実績のある医師が在籍するクリニックを選びましょう。

ハムラ法

ハムラ法は、下まぶたの外側を切開して脂肪を再配置する施術です。

余分な脂肪を除去するだけではなく、脂肪を適切な位置に移動させることで、目元全体のなめらかなラインを形成します。この方法は、加齢によるたるみやクマを包括的に改善できるため、目元の総合的な若返りを目指す方に適しています。

しかし、外側を切開するため、施術後に一時的な腫れや赤みが生じることがあります。また、切開部分に薄い傷跡が残る可能性がある点には注意が必要です。施術を受ける際は、カウンセリングで仕上がりの希望を医師に詳しく伝えることが大切です。

裏ハムラ法

裏ハムラ法は、結膜側からアプローチして脂肪を再配置するため、外側を切開するハムラ法と異なり、表面に傷跡が残らないのが特徴です。

この方法は、たるみやクマだけでなく、目元全体の自然な若返りを実現するため、見た目の美しさを重視する方に適しています。脂肪の再配置によって目元の凹凸を整え、なめらかで立体感のある目元を作り出します。

ただし、結膜からの施術は高度な技術を要するため、経験豊富な医師の技術が必要です。また、施術後に軽度の腫れや内出血が見られることがありますが、これらは数日から数週間で解消します。

まとめ

この記事では、クマ治療における保険適用に関して解説しました。美容目的の治療は基本的に保険適用外ですが、クマが原因で日常生活に支障がある場合は、保険適用となる可能性があります。

保険適用かどうかは医師の診断によるため、まずは医療機関を受診し症状を説明しましょう。保険適用外でも、医療費控除などで費用負担を軽減できる場合があります。

クマの種類や治療方法で費用は大きく異なるため、保険適用の有無に関わらず、複数のクリニックでカウンセリングを受け、見積もりを取ることを推奨します。

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記事監修医師プロフィール

Kaoru Matsui

Wクリニック福岡院院長

松井 郁

2001年 福岡大学医学部医学科 卒業
2003年 福岡大学病院
2008年 独立行政法人九州がんセンター
2009年 福岡医科歯科大学病院
2010年 福岡大学筑紫病院
2013年 医療法人 天翠会 小倉きふね病院
2021年 Wクリニック 勤務

日本美容外科学会所属