いぼ(疣贅)とは
いぼは、皮膚や粘膜にできる小さな盛り上がりのことで、医学的には「疣贅(ゆうぜい)」と呼ばれます。
主にヒトパピローマウイルス(HPV)による感染が原因で発生しますが、加齢や皮膚の摩擦・刺激が原因でできるいぼもあります。
痛みやかゆみを伴うことは少ないものの、場所や大きさによっては日常生活に支障をきたす場合があります。
いぼの原因
いぼは以下の要因によって引き起こされます。
- ウイルス性いぼ(HPV感染)
- 傷口や皮膚の小さな裂け目からウイルスが侵入して発生。小児や免疫力が落ちている方に多い。
- 加齢性いぼ(脂漏性角化症)
- 中高年以降に多くみられる良性腫瘍。紫外線や加齢による皮膚変化が原因。
- その他
- 摩擦や刺激によって皮膚が厚くなり、いぼ状に見えることもあります。
いぼの種類と特徴
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肥厚性瘢痕
(ひこうせいはんこん)- 手足によくできる
- 表面がザラザラして硬い
- 放置すると数が増えることもある
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扁平疣贅
(へんぺいゆうぜい)- 顔や手の甲にできやすい
- 平らで小さなブツブツ
- 思春期に多い
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尖圭コンジローマ
- デリケートゾーンに発生
- 性感染症の一種
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脂漏性角化症(老人性いぼ)
- 中高年に多い
- 茶色〜黒色の盛り上がり
- 良性腫瘍で健康被害はない
いぼの症状
- 表面がザラザラした小さな突起
- 色は肌色〜茶色、黒色までさまざま
- 数が増えることがある
- 圧迫や摩擦で痛みが出ることもある
いぼの治療法
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① 液体窒素療法(凍結療法)
- マイナス196℃の液体窒素でいぼを凍らせて壊死させる
- 保険適応あり
- 複数回の治療が必要なことが多い
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② レーザー治療
- 炭酸ガスレーザーなどで焼灼
- 自費診療となることが多い
- 再発リスクが少ない
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③ 外科的切除
- 大きないぼや再発を繰り返す場合に行う
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③ 外用薬
- サリチル酸などで角質を柔らかくし、徐々に除去する方法
日常のスキンケア・
日常生活での注意点
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かき壊さない
(他の部位にうつることがあります) -
爪やすりで削ると感染を広げる原因になるのでNG
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手洗いや清潔保持を心がける
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デリケートゾーンのいぼは、パートナーに感染する可能性もあるため早めの治療が必要
まとめ
いぼは多くが良性で心配のないものですが、感染性のものは広がるリスクがあり、また中高年に多い「脂漏性角化症」は見た目がほくろや皮膚がんに似ている場合もあります。
W CLINIC 形成外科では、いぼの種類を正確に診断し、患者様の状態に合わせて適切な治療法をご提案します。











