多汗症とは
日常生活に支障が出るほど汗が多く出る状態を「多汗症」といいます。
日本では約720万人が悩んでいると言われ、特にワキの汗に困る方が多くみられます。
汗が出る仕組み
わきには2つの汗腺があります。
- エクリン汗腺:
全身に分布し、サラサラとした汗 - アポクリン汗腺:
わきやおへそ周りなど局所的に分布し、粘りのある汗
エクリン汗腺の汗はほとんど臭いがありませんが、アポクリン汗腺からの汗は成分が濃く、皮膚表面の雑菌と混ざることで、わき特有のニオイの原因となります。
どちらの汗腺も「アセチルコリン」という神経伝達物質によって発汗が促されています。
多汗症の治療法
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ボトックス®注射
多汗症にはさまざまな治療がありますが、「汗の量を抑えたい」「すぐに効果を実感したい」という方に選ばれているのがボトックス®注射です。
ボトックス®は、汗を出す指令を送る神経伝達物質「アセチルコリン」の働きを抑え、汗腺の活動を弱めます。
その結果、発汗量を大きく減らすことができます。 -
ボトックス®注射には、
次のような特徴があります。
- 約1週間で効果を実感
- 傷跡が目立たず、短時間で受けられる
- わきのニオイ対策としても有効
当院では、厚生省認可のボトックス製剤「GSKボトックス®」を使用しており、 持続性・安全性の面でも安心して受けていただけます。
輸入製剤ではありません
両わきは保険適用になります。手の平、足の裏、頭などは保険適応外になります。
多汗症治療(保険適応外)はこちら
原発性腋窩多汗症の診断基準
原発性腋窩多汗症とは、 明らかな原因(病気や薬の影響)がないまま、ワキに多量の汗をかく状態が6ヶ月以上続くことを前提に、以下の6項目中2つ以上を満たす場合に診断されます。
- 両わきに多量の汗が出て、左右の量がほぼ同じである
- 多汗により、日常生活に支障がある
- 週1回以上、多量の汗をかく日がある
- 最初の発症が25歳未満である
- 家族・親族に同じ症状の人がいる
- 睡眠中は多量の汗をかかない
原発性腋窩多汗症の重症度判定
原発性腋窩多汗症の重症度は、日常生活への影響によって以下の4段階で評価します。
3・4に該当する場合は重度と判定され、治療適応となります。
- 1. 発汗は気にならず、日常生活に支障がない
- 2. 発汗は気になるが、我慢でき、時々支障がある
- 3. 発汗はほとんど我慢できず、日常生活に頻繁に支障がある
- 4. 発汗は我慢できず、日常生活に常に支障がある
施術について
- 施術時間
- 10分ほどで終了します。
- 麻酔
- 通常は使用しません。
痛みが心配な方には、麻酔テープまたは麻酔クリームを使用できます(別途料金)。 - 腫れ・傷跡
- 注射のため大きな腫れはありません。
直後は針穴程度の赤みが出る場合がありますが、すぐに消失します。 - 通院ペース
- 定期的な検診は不要です。2回目の施術は、4ヶ月以上間隔を空けて行います。
- シャワー
- 当日より可能です
(熱いお湯は避けてください)。 - 温泉・サウナ
- 数日間は控えてください。
- その他
- 5〜14日ほどで徐々に効果が現れます。
効果が完全になくなる前に追加で施術を行うと、持続しやすくなります。
まとめ
多汗症は、治療することで改善できる症状です。
当院では、厚生省認可のGSKボトックス®のみを使用し、 安全性と効果にこだわった治療を行っています。
「汗の悩みを減らしたい」「日常生活に支障がある」という方は ぜひ一度ご相談ください。











