ヒアルロン酸注射の施術をすると、内出血が起きることがあります。

ヒアルロン酸を注入すると、皮膚に潤いやハリが出ますし、唇やおでこ、鼻などの形を思い通りに整形できますが、内出血は不安な副作用の一つです。

ここでは、ヒアルロン酸注射後に起こる内出血について解説します。

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ヒアルロン酸注射後に内出血が起こる原因

ヒアルロン酸を注入した後に内出血が起こるリスクは、美容施術の中では比較的少ない方です

ヒアルロン酸を注入する際は、おでこや唇、鼻などに注射器でヒアルロン酸を注入して、ハリや潤いをもたせたり、形状を整形したりします。

注射針で血管を傷つけてしまうことがあり、それが原因で内出血が起きる可能性があります。

毛細血管という極めて細い血管から少量出血するだけなので、すぐに自然と止血してゆっくりと体に吸収されます。

内出血が起きてから治るまでの経過

ヒアルロン酸注射をした後、内出血が起きて皮膚が腫れて赤くなることがあります。

傷ついた毛細血管から出血して皮膚に近い部位に血液がたまるからです。

その後は、内出血の色が濃くなり、紫色になった後、体に吸収されはじめると、青色、緑色、茶色、黄色の順に少しずつ色が薄くなって完全に治ります

内出血が治るには個人差が大きい

内出血が完全に治るまでは一般的に1〜2週間程度かかります

内出血が治るスピードは、年齢や体質、内出血の程度によります。

年を取ると体の機能が落ちるため、内出血を吸収するのに時間がかかってしまいます。

また、体質によって治りにくい方もいます。

内出血の程度がひどい場合には、体に吸収する内出血量が増えるため、治るまで時間がかかってしまいます。

内出血の治り方、治るまでの時間には個人差が大きいため、一概にこの期間で必ず治るとは言えません。

内出血を早く治す方法

ヒアルロン酸注射後に内出血が起きたとしても、内出血を早く治すコツがあります。

ヒルドイド(ヘパリン類似物質)を塗る

内出血を少しでも早く治すには、ヒルドイドを塗るのがおすすめです。

ヒルドイドの主成分であるヘパリン類似物質は、血液を固まりにくくする作用があるので、内出血でできた血の固まりを溶かして体に吸収しやすくなります

患部を冷やす

内出血を起こしている皮膚を氷水や氷のうなどで冷やすことで早く治ります。

患部を冷やすと、毛細血管が収縮して出血しにくくなるので、早く治ります。

患部を冷やす際には、氷を直接皮膚にあてずにタオルなどで包むか、ビニール袋や氷のうに冷たい水などを入れてあてるようにしてください。

15分を目処に冷やして、皮膚の感覚が鈍くなったら一度やめ、感覚が戻ればもう一度あてるようにするのがおすすめです。

患部を心臓より高い位置にする

内出血を起こした時は、毛細血管から出血している状態です。

その後毛細血管が修復されますが、修復される前に患部に血液が集まると内出血する範囲が広がり、腫れが大きくなります。

体の血液は心臓へと流れるので、内出血している患部を心臓より高い位置にすれば、血液が患部に流れこみにくくなります

ヒアルロン酸を顔に注入した場合には、寝転んでいると顔の血流が増えてしまいます。

内出血が不安な場合にはできるだけ寝ないで、立ったり座ったりしてください。

内出血を予防、悪化させないポイント

ヒアルロン酸注入による内出血を予防したり、悪化させないために注意すべきことがあります。

気づかないうちに、内出血を起こしやすくしていないかチェックしてください。

施術した部位を触らない、こすらない

施術した部位を触ったりこすったりすると、傷ついた毛細血管に刺激が加わって、損傷がひどくなって、出血量が多くなる可能性があります

施術した部位を無意識に触ってしまうこともあるので、触れないように注意してください。

飲酒・激しい運動は避ける

アルコールを飲むと、血の中にアルコールの成分が溶けて血管が拡張し、血流が良くなります。

また、激しい運動をしても全身の血行が良くなります。

血流が増えれば内出血の範囲が広くなってしまいます

長風呂・サウナをしない

長風呂は内出血を悪化させる原因の一つです。

湯船に入ると体が温まり、血行が促進されます。

そのため内出血を起こしている部位に血液を多く送ることになり、内出血を悪化させる恐れがあります

ヒアルロン注射の経験豊富な医師に施術を頼む

内出血を予防するためには、ヒアルロン注射の施術経験が豊富な医師に施術してもらうのがおすすめです。

注射の針をどの程度挿入したり、ヒアルロン酸をどの程度注入すれば内出血が起こりにくいかや、内出血を起こしにくい注射の場所などを熟知しています。

内出血が起きにくい針で施術する方法を選ぶ

ヒアルロン酸注射を受ける場合には、内出血を起こしにくい美容施術方針かどうかを確認するのもおすすめです。

ヒアルロン酸の注射では、例えばマイクロカニューレという極めて細い注射針を使うと、針の先端が丸く、針が柔らかく曲がりやすいので毛細血管を損傷しにくくなります。

ヒアルロン酸注射後、内出血が長く続いて不安な場合は受診を

ヒアルロン酸を注入した後、内出血が目立って気になる方もいると思います。

通常は1〜2週間程度で治りますが、治る気配がない場合や、内出血が悪化してきていて心配な場合にはクリニックを受診してください

メイクでヒアルロン酸注射による内出血を目立たなくできる

ヒアルロン酸注射による内出血はメイクで隠せます。

内出血の色と反対の色の下地やコンシーラーなどを使ってメイクすれば綺麗に隠せます。

色が目立たなくなれば、パウダーで整えれば自然な仕上がりになります。

まとめ

ヒアルロン酸注射による内出血は、施術時の注射針などで毛細血管が損傷することで発生します。

1〜2週間で治ることが多いですが体質や年齢などで個人差があります。

メイクで内出血を隠すこともできます。

内出血を早く治すには、ヒルドイドを塗る、患部を冷やしたり心臓より高い位置にするなどが大切です。

予防としては、施術部位を触らない、血行がよくなるような入浴、アルコール、激しい運動などを避けるのが重要です。

内出血が起こりにくいような施術方法を採用しているクリニックや、経験豊富な医師に施術してもらうのもおすすめです。

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記事監修医師プロフィール

Mayumi Adachi

医療法人 涼葵会 理事長

足立 真由美

2001年 和歌山県立医科大学卒業、同年大阪医科大学形成外科教室入局
大阪医科大学大学院医学研究科卒業 医学博士取得
2003年 医療法人東和会 第一東和会病院形成外科勤務
同院、美容皮膚科・美容外科の設立に携わり、管理責任医師を担当。
2010年 某美容クリニック院長に就任
2014年 大阪心斎橋に、今までにない新たなコンセプトの美容クリニック「W CLINIC」を立ち上げる。
2017年 医療法人涼葵会 理事長に就任
2019年 医療法人涼葵会 W CLINIC 梅田院 開院