美容皮膚科でほくろ除去!安全で効果的な治療方法や施術後のケアを紹介

ほくろやいぼをコンプレックスに感じている方もいるのではないでしょうか。

本記事では、ほくろの種類や治療方法、おすすめのCO2レーザーについて解説します。

美容皮膚科がおすすめの理由や、治療にかかる費用や期間についても紹介するので「ほくろを除去したい」という方は、ぜひ参考にしてください。

ほくろ除去の基礎知識


ほくろ除去の基礎知識

ほくろ除去の治療では、ほくろの形状や種類に合わせて、クリニックでCO2(炭酸ガス)レーザーやメスを使用して、ほくろの原因となる組織を取り除きます。

ほくろ除去は基本的に「美容皮膚科」や「一般皮膚科」で行います。

美容皮膚科と一般皮膚科の違いは、以下のとおりです。

  • 美容皮膚科:美容のためのほくろ除去
  • 一般皮膚科:病的な治癒を目的としたほくろ除去

「ほくろの見た目が気になっている、施術後の跡をできるだけ残したくない場合」は美容皮膚科、

「ほくろの見た目だけでなく気になる症状がある場合」は一般皮膚科 というような選択肢になるでしょう。

ほくろの種類と特徴

ほくろと似ているものに「いぼ」がありますが、一般的にほくろといぼには以下のような違いがあります。

  • ほくろ:メラニン色素を含む細胞(メラノサイト)が、皮膚の一部に高い密度で集まった際にできたもの
  • いぼ:皮膚が盛り上がったできもの(ウイルス性疣贅が一般的)

ほくろにはさまざまな種類があり、一般的なほくろは「母斑細胞性母斑」と呼ばれます。

母斑細胞性母斑の種類と特徴を、以下の表でまとめました。

ほくろの種類 特徴
Miescher(ミーシャー)母斑 ほくろの大きさは7mm前後で半球状にふくらんだものが多い
Unna(ウンナ)母斑 10mm前後の大きさで、半球型や楕円型が多い
Clark母斑(クラーク)母斑 5~12mmほどの大きさで、薄く平らな形状をしている
Spitz母斑(スピッツ)母斑 ほくろが大きくなるスピードが速く、悪性黒色腫(メラノーマ)と見た目が似ている
青色母斑 人口の約3%に発生する非常に濃い青色のほくろで、足の甲や手、顔に発生することがある

ほくろの種類によって大きさやふくらみ、形状が変わります。

その中でも、Spitz母斑(スピッツ)母斑は悪性であるメラノーマと見た目が似ているため、不安な場合は一般皮膚科のクリニックを受診しましょう。

ほくろ除去が必要な場合

ここからはほくろ(いぼも含む)除去が必要となった場合、どのような方法で除去するのかを解説します。

ほくろは、皮膚の表面からではなく内側からできるため、表面の盛り上がった部分だけを取り除くだけでは意味がありません。

そこで以下のような施術法で、ほくろの組織全体をクリニックにて除去する必要があります。

  • CO2(炭酸ガス)レーザー
  • くりぬき法
  • 切除縫合法

CO2(炭酸ガス)レーザー

ほくろにレーザーを照射して除去します。

比較的短時間で施術できるため、一度に複数のほくろを除去したい方にもおすすめです。


くりぬき法

メスを使用してほくろを円形にくりぬく方法です。ほくろの大きさにもよりますが、治療したあとに傷が回復するまでは1~2週間ほどかかります。


切除縫合法

ほくろをメスで切除し、傷を縫い合わせる方法です。

この施術は、完全にほくろを除去することが前提のため再発のリスクが少なく、くりぬき法と比較すると、糸で縫い合わせるため傷口は早く治癒しやすい傾向にあります。

傷跡が残りにくい!CO2レーザーでのほくろ除去について


傷跡が残りにくい!CO2レーザーでのほくろ除去について

ここからは数あるクリニックのなかで美容皮膚科をおすすめする理由と、CO2(炭酸ガス)レーザーがほくろといぼの除去に最適な理由について解説します。

美容皮膚科をおすすめする理由

ほくろ除去は、一般皮膚科と美容皮膚科のどちらかのクリニックで行います。

一般皮膚科でもほくろ除去を行えますが、仕上がりの美しさを求めるなら、施術後の仕上がりに特化している美容皮膚科がおすすめです。

美容皮膚科では、ほくろやいぼの取り除きなどに力を入れており、まさざまな方法で施術を行えます。

そして治療後の跡にも配慮しているため、外見上の悩みを解消したい場合には、数あるクリニックの中でも美容皮膚科がおすすめです。

美容皮膚科での「CO2レーザー」がほくろ・いぼの除去に最適

CO2(炭酸ガス)レーザーは、波長が10,600nmの遠赤外線レーザーで、照射すると皮膚の水分に吸収されます。そして熱エネルギーを発生し、ほくろの原因であるメラノサイトと一緒に細胞を気化・蒸散させます。

この施術法は、ほくろやいぼだけでなく、ウオノメなどの除去にも有効です。

施術後は、一時的に小さな穴があいた状態になりますが、肌の自然治癒力によって徐々に修復されます。

CO2(炭酸ガス)レーザーの
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美容皮膚科でのCO2レーザーの効果とリスクを解説


美容皮膚科でのCO2レーザーの効果とリスクを解説

ここからは、美容皮膚科でのCO2(炭酸ガス)レーザーの効果とリスクや副作用を紹介したうえで、ほくろ除去後のケアについて解説します。

CO2レーザーの効果

CO2(炭酸ガス)レーザーは、美容皮膚科で照射したところの組織のみを除去します。メスを入れずにほくろやいぼを除去できるため、出血が少なく傷跡も残りにくいです。

ほくろの大きさや個数にもよりますが、施術時間は数分で治療が終わるため、比較的手軽な施術だといえます。

そして、ほくろやいぼ以外にも以下のようなお悩みがある方にもおすすめです。

  • シミやソバカス
  • ニキビやニキビ跡
  • 汗管腫、血管腫、脂腺増殖症

ニキビには、レーザーの熱による殺菌作用の効果も期待できます。

そして痛みが苦手な方でも比較的チャレンジしやすい施術法のため、ほくろやいぼなどの症状が気になっている方は、CO2(炭酸ガス)レーザーを検討してみましょう。

リスクや副作用はある?

CO2(炭酸ガス)レーザーは切開する施術法と比較すると痛みも少なく、身体に負担がかかりにくい傾向にあります。

ですが、まったく心配はないというわけではなく、以下のようなリスクが出ることも。

  • 再発の可能性がある
  • 一時的に患部がへこんだり傷跡が残ることがある

ほくろやいぼの状態にもよりますが、根が深い場合は再発することがあります。その場合は、施術後3か月経てば、美容皮膚科にて再治療が可能です。

そして施術後、一時的に傷口がへこむことがあります。一般的には期間が経つにつれだんだん傷口が平らになってきますが、もともとのほくろの根が深い場合は、最終的に少しへこみが残ることもあります。

ほくろ除去後のケア

クリニックでほくろ除去が終わったら、傷口の治癒がよくなるように以下を参考にして、ていねいなケアを心がけましょう。


施術後

クリニックで炎症を抑える軟膏を塗布して、専用のテープで傷口を保護します。


帰宅後のケア

処方された軟膏を1日2回塗布してください。この際、清潔な手・もしくは綿棒などで塗って、保護のテープを貼りましょう。

ほくろ除去後のクリニックでの診察は、約2週間後です。


入浴や洗顔時のケア

テープを剥がして、患部を洗浄します。洗顔後は患部のみ化粧水などのスキンケアは控え、軟膏を塗布してテープを貼りましょう。


メイク

患部以外は当日からできます。患部はテープ除去後から行ってください。


注意点

患部はとても敏感なため、日焼けにはくれぐれも気をつけましょう。万が一テープでかぶれる場合は軟膏のみ塗布して、どうしても心配な場合はクリニックに相談してください。

美容皮膚科でのほくろ除去についてよくある質問を紹介


美容皮膚科でのほくろ除去についてよくある質問を紹介

最後に、美容皮膚科でのほくろ除去についてよくある質問を紹介します。

  • クリニックでかかる費用はいくらくらい?
  • 保険は適用される?
  • 治療の回数と期間を知りたい

それぞれの疑問点が解決できるように、詳しくみていきましょう。

クリニックでかかる費用はいくらくらい?

美容皮膚科でほくろ除去を行う際にかかる費用相場を以下の表にまとめました。

ほくろのサイズ 診療の種類 治療方法 値段相場
直径2mm以下 保険診療 レーザー・切開・くりぬき 5,000~6,000円(3割負担の場合)
直径4mm以下 保険診療 レーザー・切開・くりぬき 10,000~16,000円(3割負担の場合)
直径5mm以下 自由診療 レーザー 4,000~15,000円
直径5mm以下 自由診療 切開 10,000~50,000円
直径5mm以上 自由診療 切開 50,000~100,000円

費用はほくろのサイズよって変化し、さらに自由診療のほくろ除去の場合は、クリニックによっても費用が変わります。

ほくろ除去に関する料金が知りたい方は、クリニックに問い合わせてみましょう。

保険は適用される?

ほくろ除去で保険適用されるには、以下のそれぞれの条件に当てはまる必要があります。

  • 悪性ほくろだと診断された場合
  • ほくろが精神面や生活で支障をきたす場合

ほくろだと思って診察を受けたら、悪性腫瘍(メラノーマ)だというケースがあります。

見た目の形がいびつだったり、徐々に大きくなっていたりする場合は、特に要注意です。

そして、「大きいほくろで入浴に支障をきたしている」「目の上のほくろで視界が悪い」など、ほくろがあることによって生活に支障が出たり、精神的に悪影響を及ぼしたりしているとクリニックで診断された場合も、保険適用になることがあります。

治療の回数と期間を知りたい

ほくろ除去の治療回数や期間は、ほくろの大きさや種類、除去方法によって異なります。

一般的には小さなほくろであれば1回の治療で除去できますが、大きなほくろや複数のほくろを除去する場合は、2~3回ほどに分けて治療することがあります。

CO2レーザーで深く削れば1回で取れる可能性は高くなりますが、深く削ると傷跡が目立ちやすくなってしまうことも。

そのため、治療後の跡を可能な限り目立たないようにするために、あえて2〜3回に分けて治療したほうがよい場合もあります。

まとめ


まとめ

この記事のポイントは、以下の3点です。

  • 美容皮膚科か一般皮膚科のどちらで治療するかは、ほくろの種類や治療目的で変わる
  • ほくろ除去の施術法の中でCO2レーザーがおすすめ
  • 施術後の跡を目立たなくするために施術回数を増やすこともある

ほくろの大きさや症状があるかないかによって、おすすめの施術法や保険適用できるかも変わります。そして治療にかかる費用や回数も変化します。

CO2レーザーであれば、メスを入れずに短時間で施術できるため、気軽に取り入れやすい治療法だといえます。

ほくろの見た目が気になっている方は、ぜひ美容皮膚科に相談してみてください。

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