ボトックス注射は、しわやエラ張りの改善など、さまざまな悩みに対して効果のある美容施術の1つです。そんなボトックス注射について「どのようなデメリットがあるのだろう」と思う方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ボトックス注射のデメリットや、部位別のデメリットを解説します。また、メリットやボトックス注射のデメリットをできるだけ回避するための注意点も併せて紹介します。
この記事を読めば、ボトックス注射について理解できるので、施術を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ボトックス注射とは

ボトックス注射は、美容医療の中でも人気のある施術の1つです。ボツリヌストキシンという成分を注入し、筋肉の動きを一時的に抑制します。
ボトックス注射は、しわを目立たなくしたり、フェイスラインを引き締めたりする効果が期待できます。また、エラ張りの改善や肩こりの緩和、発汗抑制など、さまざまな悩みに対応できるのが特徴です。
一方で、リスクや注意点も存在するため、施術前にしっかりと情報収集をしておくことが大切です。
ボトックス注射のデメリット

ボトックス注射のデメリットとして、以下の5つが挙げられます。
- 不自然な表情になる可能性がある
- 腫れや内出血が起こる場合がある
- 皮膚のたるみができる可能性がある
- 噛む力が落ちる可能性がある
- アレルギー反応が出る可能性がある
1つずつ詳しく解説します。
不自然な表情になる可能性がある
ボトックス注射は、筋肉の動きを制御する特性がありますが、効き目が強いと不自然な表情になることがあります。額や目尻への施術では、表情筋が硬直することで、笑顔や驚いた表情がぎこちなく見えることもあるため注意が必要です。
不自然な表情になる原因として、施術を担当する医師の技術不足が挙げられます。ボトックス注射では、初回の施術において、薬剤を少量ずつ注入し、仕上がりを確認しながら調整するアプローチが推奨されています。
そのため、経験が豊富な医師の施術を受けるようにしましょう。
腫れや内出血が起こる場合がある
ボトックスを注射した後に、軽度の腫れや内出血が起こることがあります。腫れや内出血は、注射針が血管を傷つけることが原因です。
多くは数日から1週間程度で自然に改善しますが、施術後の過ごし方によっては治りにくくなる可能性があります。アルコールや激しい運動は、腫れや内出血を助長する可能性があるため、注意が必要です。施術後に、注射部位を冷やすことで、症状を和らげられる可能性もあります。
腫れや内出血は医師の技量によっても程度が異なるため、クリニックの施術実績や口コミを確認し、信頼できる施設を選ぶことでリスクを軽減できます。
皮膚のたるみができる可能性がある

ボトックス注射は、筋肉の動きを制御する特性がありますが、皮膚のたるみが生じるリスクもあります。エラや肩へのボトックス注射でたるみがみられることが多く、筋肉のボリュームが減少することで、皮膚が余る結果、たるみが生じます。
たるみを防ぐには、適切な注入量と施術範囲を慎重に選定する必要があるため、クリニック選びがとても重要です。ボトックス注射で得られる効果とリスクを十分に理解したうえで施術を受けるか否かを決めるようにしましょう。
たるみが心配な方は、スキンケアやたるみ予防の美容施術を併用することで、予防できる可能性があります。
噛む力が落ちる可能性がある
エラのボトックス注射では、噛む力が低下する場合があります。顎の咬筋と呼ばれる筋肉の働きを弱めることでフェイスラインをシャープにする効果が期待できる一方で、硬い食べ物を噛む際に違和感を覚える可能性があります。
生活に支障をきたさないためには、注入量を最小限に抑えることがポイントです。また、施術後には、柔らかい食材を選ぶなどの工夫を行うことで、不便さを軽減できます。
アレルギー反応が出る可能性がある
ボトックス注射でのアレルギー反応はまれですが、ボツリヌストキシンに対するアレルギーをもっている方もいます。アレルギーの症状として注射部位のかゆみや発疹・腫れ・呼吸困難などが挙げられます。
アレルギーのリスクを回避するためには、施術前に過去のアレルギー歴や体調について正確に医師に伝えることが重要です。また、施術後に異常を感じた場合は、速やかに医師に連絡し、適切な処置を受けることで症状を最小限に抑えられるでしょう。
【部位別】ボトックス注射のデメリット

ここからは、以下の部位別にボトックス注射のデメリットを解説します。
- エラ
- 肩
- 脇
- おでこ
施術にはいくつかのデメリットがあるため、事前にしっかりと把握しておくことが重要です。
エラボトックスのデメリット
エラボトックスのデメリットは、以下の4つです。
- フェイスラインがたるむ可能性がある
- 頬がコケて見える可能性がある
- 硬いものが食べづらくなる
- 笑いづらくなる
1つずつ詳しくみていきましょう。
フェイスラインがたるむ可能性がある
エラボトックスでは、咬筋を弱めることで、フェイスラインを細く見せる効果があります。しかし、筋肉の動きを抑制するため、皮膚が余ってフェイスラインがたるんでしまう場合があります。
フェイスラインのたるみは、肌のハリが低下している人や、アフターケアの保湿ケアを怠った場合にみられるため注意が必要です。肌のハリの低下は、肌の乾燥や紫外線、生活習慣の乱れ、表情筋の低下などが原因のため、当てはまる方はケアをしておくと良いでしょう。
施術後は、保湿ケアを徹底することで、肌のたるみを予防できます。また、たるみを防ぐためには、適度な量の薬剤を注入することも重要です。経験が豊富な医師を選ぶことで、たるみを防げる可能性が高まります。
頬がコケて見える可能性がある
咬筋が細くなることで頬のボリュームが減少し、コケて見えることがあります。疲れた印象や、老けた印象を与える可能性があるため注意が必要です。
リスクを避けるためには、医師とのカウンセリングで仕上がりのイメージを明確に共有し、必要に応じてヒアルロン酸注入などでバランスを取ることが推奨されます。
硬いものが食べづらくなる
咬筋を弱めることで、硬い食べ物を噛む力が低下する可能性があります。ステーキや硬い野菜などを食べる際に、違和感を覚えることがあるかもしれません。
食生活への影響を最小限に抑えるために、医師と相談しながら注入量を調整し、柔らかい食材を取り入れるようにすると良いでしょう。また、施術後数日間は、あまり硬いものを食べないようにすることで、食べづらさを和らげられます。
笑いづらくなる
エラボトックスの影響で筋肉が硬直し、笑顔がぎこちなくなることがあります。口角を動かす筋肉にも影響が出た場合には、自然な表情が損なわれる可能性があります。
リスクを避けるためには、実績のある医師に施術を依頼し、少量ずつ調整を行う方法が効果的です。また、笑顔に違和感を覚えた場合には、早めに医師に相談しましょう。
肩ボトックスのデメリット

肩ボトックスは首や肩のこりを軽減する目的や、肩の盛り上がりを解消して美しいシルエットを手に入れる目的で行われる施術ですが、以下の3つがデメリットとして挙げられます。
- すぐに効果を実感できない
- 痛みが伴う場合がある
- 施術直後に筋トレやマッサージができない
それぞれ詳しく解説します。
すぐに効果を実感できない
肩ボトックスでは、筋肉の緊張を和らげられる効果が期待できますが、効果を実感できるまでに数日から数週間かかる場合があります。肩こりの症状緩和に対して即効性を求める方にとっては、不向きといえるでしょう。
肩ボトックスの施術を受ける際は、スケジュールを考慮し、余裕を持った計画を立てることが重要です。効果が現れるタイミングについて疑問や不安がある方は、カウンセリングの際に医師へ質問すると良いでしょう。
また、肩ボトックスは一回の施術で完全な効果を得るのではなく、数回の施術を繰り返すことで持続的な効果が期待できます。
痛みが伴う場合がある
ボトックスは注射で薬剤を注入するため、注射時に痛みを感じることがあります。針は細いため、痛みを感じにくくなっていますが、痛みが苦手な方などはチクッとした痛みを感じる可能性が高いでしょう。
クリニックによっては、麻酔クリームの使用や冷却処置が可能なところもあるため、カウンセリング時に聞いてみることをおすすめします。
クリニックのアフターケアが充実しているかどうかも、確認しておくと安心です。施術後は肩を温めたり、過度に動かしたりするなど、血行を促進する行為を控えることで、痛みを軽減できる可能性があります。
施術直後に筋トレやマッサージができない
肩ボトックスの施術後は、一定期間は筋トレや肩のマッサージを控える必要があります。施術直後にこれらの行為を行うと、ボトックスの効果を最大限得られない可能性があります。筋肉に過度な負担をかけないことが、施術効果を高めるポイントです。
施術後はアフターケアを徹底することで、ボトックスの効果を最大限に引き出せます。リラックスを心がけ、必要以上の負担を避けるようにしましょう。
また、医師からの具体的なアドバイスを基に、術後の生活スタイルを調整することも効果を長持ちさせるために役立ちます。
脇ボトックスのデメリット

脇ボトックスは、多汗症の治療や美容目的で行われる施術です。しかし、脇ボトックスには、以下のデメリットがあります。
- 多汗症の改善には継続的な施術が必要
- 注入箇所が多く痛みが伴う
- 施術箇所以外の汗が増える可能性がある
施術を検討する際には、それぞれのリスクを事前に把握し、継続が可能か・自分に適しているかを判断することが大切です。各デメリットを詳しく解説していきます。
多汗症の改善には継続的な施術が必要
脇ボトックスによる多汗症の改善効果は、持続期間が限られています。通常、効果は4ヶ月〜6ヶ月程度続きますが、効果が薄れていくため継続的な施術が必要です。1回の施術で永続的な効果を得られるわけではなく、定期的に施術を受けなければならない点がデメリットです。
継続的な施術を受けることで効果を維持できますが、その分コストがかかります。事前に費用やスケジュールを計画し、長期的に治療を続けられるかどうかもチェックしましょう。
注入箇所が多く痛みが伴う
脇ボトックスでは、広範囲にわたって注射を行うため、痛みを感じやすい傾向にあります。ボトックス注射の中でも注射箇所が多いため、痛みに敏感な方には、針を刺す際にチクチクした痛みが続くこともあります。
痛みを軽減するためには、施術時に麻酔クリームを使用したり、冷却処置をしてもらったりするのが効果的です。また、施術後に患部を冷やすことで、痛みを和らげられます。
痛みに対する不安がある場合は、事前に医師に相談し、対応策を講じてもらうようにしましょう。
施術箇所以外の汗が増える可能性がある
脇ボトックスの施術後は、脇汗が抑制されることで、他の部位の発汗量が増えるケースも見受けられます。他の部位で発汗がみられるのを「代償性発汗」といい、背中や手足などの汗の量が増えることが多くなっています。
代償性発汗は個人差が大きいため、すべての方に起こるわけではありませんが、施術後に症状がみられる可能性があるため把握しておくと良いでしょう。
おでこボトックスのデメリット

おでこボトックスは、表情じわの改善や若々しい印象を取り戻せると人気の施術です。しかし、施術には以下のデメリットが伴います。
- 目が開きにくくなる可能性がある
- 眉毛が吊り上がる可能性がある
それぞれ詳しく解説します。
目が開きにくくなる可能性がある
おでこにボトックスを注入することで、眉毛を上げる筋肉の動きが抑制され、目を開けにくくなったり、まぶたが重く感じたりすることがあります。これらの症状は、注入量や注入位置が適切でない場合に発生しやすいとされているため、クリニック選びがとても重要です。
リスクを避けるために、注入量や注入部位を慎重に調整できる経験豊富な医師に施術を依頼しましょう。施術後に違和感を覚えた場合は、すぐにクリニックに相談し、適切な対応を受けると安心です。
眉毛が吊り上がる可能性がある
おでこの筋肉にボトックスを注入すると、筋肉の動きが不均一になり、眉毛が吊り上がる場合があります。コブのように盛り上がり、目立つこともあるため、医師とのカウンセリングで希望する仕上がりを具体的に伝えることが重要です。
施術後に問題が発生した場合でも、修正ができる可能性があるため、医師に相談するようにしましょう。
【デメリットだけではない】ボトックスのメリット

ボトックス注射は、しわの改善や顔の小顔効果、肩こりや多汗症の緩和など、美容と健康の両方で多くのメリットをもたらす施術です。施術部位別の主な効果を以下の表にまとめました。
|
部位 |
主な効果 |
|
エラ |
小顔効果 フェイスラインのシャープ化 |
|
肩 |
肩こりの緩和 肩のラインをなだらかにする |
|
脇 |
多汗症の改善 |
|
おでこ |
表情じわの改善 若々しい印象を与える |
|
目尻 |
笑いじわや目元のしわの改善 |
|
眉間 |
眉間の縦じわの改善 |
|
鼻 |
バニーライン(鼻のしわ)の改善 |
|
口元 |
口角の引き上げ ガミースマイル(歯茎が目立つ笑顔)の改善 |
ボトックス注射は施術が短時間で完了することや、メスを使わない非外科的な方法であることから、リスクが比較的少ない施術となっています。
ボトックス注射のデメリットをできるだけ回避するための注意点

ボトックス注射のデメリットをできるだけ回避するための注意点として、以下の2つが挙げられます。
- 施術後は医師の指示を守る
- 信頼できるクリニックで施術する
それぞれ詳しくみていきましょう。
施術後は医師の指示を守る
ボトックス注射後のアフターケアは、リスクを回避し、施術効果を最大限得るために非常に重要です。施術後は、以下の点に注意して過ごすようにしましょう。
- 施術後4時間は横にならない
- 施術当日は注射部位を強くこすらない
- 寝る際に顔を圧迫しないようにする
- 激しい運動やサウナ・入浴を控える
施術後2日〜3日間は、運動やサウナ・入浴などの、血行が良くなる行為を控えることが推奨されます。血行が促進すると、ボトックスの薬剤が意図しない部位に広がるリスクがあるため注意しましょう。
信頼できるクリニックで施術する
ボトックス注射を成功させるためには、経験豊富で信頼できるクリニックを選ぶことが不可欠です。クリニックを選ぶ際は、施術実績や医師の資格、口コミや評判を確認しましょう。
また、安価な価格設定に惑わされず、品質の高いボトックス製剤を使用しているかどうかもチェックしておくと安心です。
事前のカウンセリングでは、自分の希望や不安をしっかり伝え、できる限り医師とコミュニケーションを取ることで、より満足度の高い結果が得られます。
まとめ

この記事では、ボトックス注射のデメリットを詳しく解説しました。ボトックス注射は、美容と健康の両面で多くのメリットを提供する一方で、部位ごとに特有のリスクが伴います。
施術を検討する際には、デメリットを十分に理解し、信頼できるクリニックで適切なカウンセリングを受けることが重要です。十分な準備と適切なアフターケアを行うことで、ボトックス注射の効果を最大限得られます。
この記事を参考に、ボトックス注射のリスクを低減できるクリニックを選びましょう。
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