ハイフ(HIFU)は、肌のリフトアップやたるみ改善を目的とした人気の施術です。しかし、正しい知識なしに受けると、思わぬトラブルにつながることもあります。特に、打ってはいけない箇所に誤って照射してしまうと、深刻なダメージを引き起こす可能性があるため注意が必要です。
この記事では、ハイフを打ってはいけない部位や施術前に知っておきたい注意点、トラブルが起きたときの対処法を解説します。安心してハイフ施術を受けるために、事前に正しい情報を身につけておきましょう。
目次
ハイフを打ってはいけない箇所

ハイフ施術では、安全のために照射を避けるべき部位が存在します。誤った箇所に当ててしまうと、痛みや後遺症につながる恐れがあるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。
骨に近い箇所
ハイフは超音波で熱エネルギーを皮膚の奥へ届ける施術ですが、骨に近い箇所へ照射すると強い痛みを感じやすくなります。骨の表面には「骨膜」という薄い膜があり、刺激が加わると施術中に「ゴンゴン」と響くような違和感が生じやすいです。
さらに骨に近い場所は熱が逃げにくく、やけどのリスクも高まります。特に喉元などは皮膚が薄く、デリケートな組織が集中しているため適切な施術が求められます。無理に照射すると、痛みだけでなく後遺症が残るケースもあるため、施術者と相談のうえ慎重に施術部位を決めることが重要です。
脂肪が少ない箇所
脂肪が少ない場所へのハイフ施術は、思わぬトラブルを引き起こすリスクがあります。目の周りやこめかみのような部位は、皮膚が薄く脂肪も少ないため、熱エネルギーによるダメージが直接肌に現れやすいです。
特に、神経が多く集まる部位では、やけどや感覚異常などの症状が起きる危険性もあります。また、脂肪が少ない場所は効果が出にくいうえに、痛みや腫れが強く出やすい傾向にあるため、基本的には施術を避けるのが賢明です。安全にハイフを受けるためには、脂肪の量や皮膚の状態を見極めたうえで、慎重に施術プランを立てましょう。
プレートや糸リフトが入っている箇所
過去に美容施術を受けて糸リフトや金属プレートが挿入されている場合、その箇所へのハイフ照射は避けなければなりません。金属やシリコンなどの異物は超音波の熱を異常に集めてしまうため、局所的な高温状態となり火傷を引き起こしやすいです。
特に金の糸やシリコンインプラントは、熱による損傷が深刻化しやすいため注意が必要です。また、直近で美容施術を受けたばかりの場合は、肌がまだ回復しきっていないこともあります。そんため、ハイフ施術の前に十分な間隔をあけることが大切です。必ずカウンセリング時に申告し、安全を最優先に対応してもらいましょう。
ハイフを打ってはいけない箇所に打ってしまって起こる症状

ハイフは基本的に安全性の高い施術ですが、打ってはいけない箇所に照射してしまうと、深刻な症状が現れることがあります。ここでは、代表的なトラブルや起こりうるリスクについて詳しく解説します。
神経・感覚の麻痺
ハイフを誤った部位に照射すると、神経を刺激してしまい、しびれや感覚の麻痺が生じることがあります。神経障害の症状は一過性の場合もありますが、重症化すると数週間から1カ月以上続くケースも少なくありません。
特に顔面神経の近くを誤って刺激すると、顔の一部の感覚異常や表情筋の動きに違和感が出る場合もあるため注意が必要です。施術後、しびれや麻痺の症状が長引く場合は、放置せず早めに医師へ相談しましょう。
腫れや赤み
ハイフ施術後に腫れや赤みが出るのは一般的な副反応の1つです。しかし、照射すべきでない箇所に当ててしまった場合、症状が通常よりも強く現れる傾向があります。
目の周囲や喉元など皮膚が薄くデリケートな部位では、赤みが広範囲に広がったり、腫れが強く残ったりするリスクが高まります。数日で治まりますが、1週間以上改善しない場合や悪化していく場合は、必ずクリニックに相談しましょう。
やけどや色素沈着が残る

誤って脂肪が少ない箇所やデリケートな部位に高出力のハイフを照射すると、皮膚が耐えられずやけどが発生することがあります。やけどを起こした肌はバリア機能が低下し、紫外線の影響を受けやすくなるため、色素沈着が残りやすいです。
特にダメージを受けた箇所を放置すると、肌にシミや色むらが定着してしまう恐れがあります。やけどや色素沈着の初期症状に気づいたらすぐにクリニックへ相談し、適切な治療を受けることが重要です。
皮膚障害
ハイフによる皮膚障害は、発疹、かゆみ、赤み、ヒリヒリ感などさまざまな形で現れることがあります。これは、打ってはいけない場所に照射してしまった場合、皮膚の深層に過剰な熱エネルギーが加わり皮膚組織に負担がかかるためです。
場合によっては軽い炎症で収まることもありますが、重症化すると皮膚の赤みや発疹が長引くことも考えられます。異常を感じたら、自己判断で様子を見ず、必ず専門の医師に相談しましょう。
肌の凹凸
ハイフ施術を適切に行えば引き締まったフェイスラインを得られますが、照射ミスがあると肌の凹凸が目立つリスクがあります。脂肪層に均一に熱が加わらなかった場合、一部だけ脂肪が減少し、凹みや段差のような違和感が肌表面に現れやすいです。
特に脂肪が少ないエリアではリスクが高まるため注意が必要です。
ハイフを安全に受けるコツについては、以下の記事でも詳しく解説しているので併せてご覧ください。
ハイフに危険性はある?施術の失敗を避けるためのポイントや安全に受けるコツを解説
ハイフでトラブルが起きてしまったらどうすれば良い?

ハイフ施術後に異常を感じた場合、自己判断で様子を見るのは危険です。ここでは、万が一トラブルが発生したときに取るべき適切な対処法を具体的に解説します。
施術を受けたクリニックに相談する
ハイフ施術後に痛みやしびれ、腫れなどの異常が現れた場合は、まず施術を受けたクリニックに速やかに連絡しましょう。ハイフは比較的安全な施術ですが、個人差によって思わぬ副作用が起こることもあります。
特に、施術ミスや機器トラブルが原因の可能性も否定できないため、違和感を覚えた時点で放置するのは危険です。クリニックでは、状況に応じて薬の処方や経過観察、必要に応じて他医療機関への紹介を提案してくれることもあります。症状が長引く場合には、診療情報提供書(紹介状)を作成してもらい、専門医の診察を受けることが大切です。
消費者センターに相談する
もし施術を受けたクリニックで十分な対応が得られなかった場合は、消費者センターに相談する方法もあります。消費者センターでは、美容施術に関するトラブル相談や情報提供を行っています。そのため、適切なアドバイスや対応窓口を紹介してもらうことが可能です。
消費者ホットライン(局番なし188)に電話すれば、地域の窓口へ案内してもらえます。1人で悩まず、専門機関を積極的に活用しましょう。
当院では、医療機関ならではの安全性に加え、ハイフ施術の豊富な実績と高い技術力に定評があります。肌状態に合わせた細やかな照射調整ができ、効果をしっかり引き出しながら肌への負担を最小限に抑えることが可能です。ハイフでリフトアップや小顔効果を目指したい方は、ぜひご相談ください。
ハイフの施術前の準備

ハイフ施術を受ける前には、肌や体の状態を最適なコンディションに整えておくことが重要です。効果を高めトラブルを防ぐために、事前にしっかり準備しておきましょう。ここではそのポイントを解説します。
カウンセリングをきちんと受ける
ハイフ施術を受ける前には、医師や施術者とのカウンセリングをきちんと受けることが不可欠です。肌悩みやたるみの程度、脂肪の厚みなどを詳しく確認することで、施術の適否やリスクを適切に判断できます。また、カウンセリングを通して、希望している施術が本当に最適か、あるいは他の施術が効果的かどうかも提案されることがあります。
さらに、ハイフで施術を避けるべき部位のチェックもこの段階で行われます。無理に希望を押し通すのではなく、プロの意見をしっかり聞き入れることが、安全で満足度の高い結果へとつながるでしょう。
肌のコンディションを整える
ハイフの施術を安全かつ効果的に受けるためには、事前に肌のコンディションを整えておくことが大切です。特に注意したいのは日焼けと乾燥です。施術前に肌がダメージを受けていると、熱による刺激で火傷や炎症を引き起こしやすくなります。そのため、日焼け対策を徹底し、保湿ケアにも力を入れておきましょう。
また、ケミカルピーリングや強い角質ケアを直前まで行うと、肌が敏感になりリスクが高まるため、施術の1週間前には控えると良いです。肌の調子を万全に整えておくことで、施術効果もより高く感じられるようになります。
健康状態を確認する
施術前は、体調管理にも十分な注意が必要です。風邪や体調不良の状態でハイフを受けると通常よりも肌へのダメージが強く現れたり、回復に時間がかかったりするリスクがあります。
また、施術部位に皮膚疾患がある場合や、ヘルペスなど感染症を患っている場合も、治療が完了するまでは施術を延ばすべきです。施術を安全に受けるためにも、少しでも不安があるときは遠慮なく日程の変更を申し出ましょう。万全な体調で臨むことが、美容効果を最大限引き出すための基本となります。
ハイフの施術の注意点

ハイフ施術を受ける際には、施術場所の選び方や施術後のケアについても十分な注意が必要です。効果を最大限に引き出し、トラブルを防ぐために、事前に押さえておきたい重要な3つのポイントを紹介します。
- エステハイフは危険を伴う
- 施術後のアフターケアを怠らないようにする
- 定期的に施術を受けることで効果が長持ちする
各ポイントを詳しく解説します。
エステハイフは危険を伴う
ハイフは医療機関だけでなくエステサロンでも施術可能ですが、エステハイフにはリスクが伴います。エステサロンでは医療資格を持たないスタッフが施術を行うため、照射ミスや出力設定の誤りが起こりやすいのが現実です。万が一、神経や皮膚にダメージを与えてしまった場合でも、医療機関のように即座に適切な対応ができないケースもあります。
また、施術中に痛みを感じても、適切な判断ができず症状が悪化するリスクも考えられます。安心してハイフ施術を受けるためには、必ず医療機関を選び、専門医の管理下で施術を受けることが大切です。
施術後のアフターケアを怠らないようにする
ハイフ施術後の肌は、熱ダメージにより一時的に敏感で乾燥しやすい状態にあります。そのため、施術直後から紫外線対策と保湿ケアを徹底することが非常に重要です。紫外線は、肌の老化を加速させる大きな要因となるため、日中はもちろん室内でも低刺激の日焼け止めを塗るよう心がけましょう。
また、乾燥した肌はバリア機能が低下して外部刺激に弱くなるため、化粧水や乳液、クリームなどで水分と油分を補給してください。アフターケアを怠ると、せっかくの施術効果が半減するだけでなく、肌トラブルを招く原因にもなります。
定期的に施術を受けることで効果が長持ちする
ハイフ施術のリフトアップ効果は永続するものではなく、徐々に薄れていくのが一般的です。施術直後から効果は現れますが、ピークは施術後3〜6ヵ月になります。その後、肌の代謝や重力の影響により徐々にたるみが戻ってくるケースが多いです。
美しいフェイスラインを長く維持するためには、一定の間隔で定期的に施術を受けましょう。3~6ヵ月ごと、機種や個人の肌状態によっては年1回のペースでも十分効果が持続します。無理なく続けられる頻度で、メンテナンスを重ねていくことが大切です。
当院では、医療機関ならではの安全性に加え、ハイフ施術の豊富な実績と高い技術力に定評があります。肌状態に合わせた細やかな照射調整ができ、効果をしっかり引き出しながら肌への負担を最小限に抑えることが可能です。ハイフでリフトアップや小顔効果を目指したい方は、ぜひご相談ください。
ハイフに関するよくある質問

ハイフ施術に関する疑問や不安を感じている方も多いでしょう。ここでは、ハイフに関するよくある質問をいくつか紹介します。施術を検討する際の参考にしてください。
ハイフで頬コケすることはありますか?
顔の脂肪量が少ない方がハイフ施術を受けると、頬がこけたように見えてしまうリスクがあります。ハイフは熱エネルギーで脂肪組織にもアプローチするため、元々脂肪が少ない人はやりすぎると頬コケしやすいです。
特に若年層では、無理に施術を行うと将来的に老化が進んだような印象を与える場合もあるため注意が必要です。
ハイフが危険と言われている理由はなんですか?
ハイフが「危険」とされる理由の1つは、人体の構造に対する正確な知識を持たない施術者が施術を行うケースがあるからです。特にエステサロンでは、医療資格を持たないスタッフが高出力のマシンを扱うこともあり、神経や血管にダメージを与えるリスクが高まります。
また、弱い出力の機器でも、神経が走るエリアに繰り返し照射すれば副作用が起こる可能性は十分にあります。さらに、頻繁に施術を受けすぎると組織の回復が追いつかず、逆効果になることもあります。
ハイフで癌になるというのは本当ですか?
インターネットでは「ハイフが原因でがんになるのでは」という不安の声も見られます。
しかし、ハイフ施術が直接的にがんを引き起こす科学的な証拠は現在のところ存在しません。
ただし、頻繁なハイフ施術により知覚が鈍くなり、もしがんが発生しても発見が遅れるリスクが指摘されることはあります。過度な施術は避け、適切な頻度で行うことが大切です。
以下の記事では、ハイフと癌の関係性について詳しく解説しています。併せて、ご覧ください。
ハイフを受けると本当に癌になるの?リスクや施術を受けるポイントを解説
まとめ

この記事では、ハイフを打ってはいけない部位や施術前に知っておきたい注意点、トラブルが起きたときの対処法を解説しました。
ハイフは、正しく施術すれば高い効果が期待できる反面、注意点を守らないとトラブルを招くリスクもあります。施術前には打ってはいけない箇所をしっかり把握し、カウンセリングや肌・体調管理を怠らないことが大切です。
また、施術後のアフターケアも重要なポイントです。不安な点があれば医師に相談し、自己判断は避けましょう。安心してハイフの効果を実感するためにも、適切な準備と正しい知識をもって施術に臨んでください。
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