ボトックス注射は、しわやエラ張りの改善など、さまざまな悩みに対して効果のある美容施術の1つです。そんなボトックス注射について「注入をやめるとどうなるのだろう」「持続期間はどれくらいなのだろう」と思う方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ボトックス注射をやめるとどうなるのか、やめた後の状態やメリット・デメリットについて解説します。また、持続期間やクリニック選びのポイントも併せて紹介します。
この記事を読めば、ボトックス注射について理解できるので、施術を検討している方や施術を受け続けているけれど辞めたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ボトックス注射をやめるとどうなる?やめた後の状態や影響について

ボトックス注射をやめると、以下のような変化が現れます。
- しわや表情線が再び現れる
- 表情筋の動きが再び活発になる
- 皮脂や汗の分泌が再び活発になる
ボトックス注射は、アセチルコリンと呼ばれる神経伝達物質の分泌を抑えることで、注入した部位の筋肉の動きを抑制します。そのため、ボトックス注射を辞めたあとは、筋肉の動きが戻るのが一般的です。
ボトックス注射をやめると、症状が進行するのではなく、打つ前の状態に戻ります。ここから、ボトックス注射をやめた後の状態や影響について詳しく解説します。
しわや表情線が再び現れる
ボトックス注射をやめると、効果が薄れるにつれてしわや表情線が徐々に現れてきます。眉間や額・目尻などのしわ改善のためにボトックス注射を受けていた場合は、変化を感じやすい傾向にあります。
ボトックス注射は、筋肉の動きを一時的に抑えることでしわを防ぐ効果のある施術です。そのため、注射をやめると筋肉の働きが元通りになることから、以前と同じようにしわが現れ、表情筋が働くようになります。
表情筋の動きが再び活発になる
ボトックス注射をやめると、抑制されていた表情筋の動きが再び活発になります。笑顔を作る際や眉を上げる動作がスムーズになり、日常生活での表情が豊かに感じられるでしょう。
ただし、表情筋が元に戻るまでの期間や程度は個人差がありますが、ボトックス注射を継続していた期間が長いほど、筋肉の動きが復活するまでに時間がかかる傾向にあります。
また、表情筋が再び活発になることで、しわが再び目立ち始める可能性があります。しわが気になる方は、表情の癖を改善するトレーニングを取り入れたり、他のエイジングケアを取り入れたりするか、ボトックスについて再び検討するのが良いでしょう。
皮脂や汗の分泌が再び活発になる
ボトックスは筋肉の動きを抑えるだけでなく、皮脂腺や汗腺の働きを抑える効果もあります。そのため、ボトックス注射をやめると皮脂や汗の分泌が元に戻ります。
額や頭皮にボトックス注射を施した方は、汗が増えたと感じるでしょう。汗が増えるのは、施術の効果が切れた後に、体が自然な状態に戻ろうとする過程の一部です。顔の皮脂が増えることでメイク崩れが気になったり、肌の状態が以前より脂っぽくなったりすることも考えられます。
皮脂が気になる方は、皮脂コントロールに優れた基礎化粧品を選び、日常的にスキンケアを行うことが重要です。また、皮脂の分泌量を減らすために、低刺激で肌を整える製品を取り入れるのもおすすめです。
多汗症が気になる方は、専用の制汗剤やクリニックでの他の治療法を検討すると良いでしょう。
エラボトックスをやめるとどうなる?

エラボトックスは、咬筋(こうきん)と呼ばれる顎の筋肉を縮小させ、小顔効果をもたらす治療法です。しかし、ボトックス注射をやめると、以下のような変化が起こります。
- フェイスラインが元に戻る
- 食いしばりが再発する
- 小顔効果が薄れる
ボトックスの小顔効果は一時的なものであり、やめると効果が徐々に薄れていきます。そのため、小顔効果を持続させるためには、再度ボトックスや他の施術を検討する必要があります。
エラボトックスをやめる際は、自分が求める効果について医師と相談することが重要です。
ボトックス注射をやめると3〜6ヶ月で元の状態に戻る

ボトックス注射の効果は一時的で、3ヶ月〜6ヶ月間持続するといわれています。薬剤が体内で分解されるにつれて、注射を打つ前の状態に戻っていくのが特徴です。
やめた後に肌質や表情の変化が気になる場合は、信頼できるクリニックで再びカウンセリングを受けるのがおすすめです。信頼できる医師と相談することで、最適なスキンケア方法や美容治療の選択肢を見つけられるでしょう。
ボトックス注射を打ち続けるとどうなる?

ボトックス注射を打ち続けるとどうなるのか、気になる方もいるでしょう。ボトックスの健康被害はほとんどありませんが、薬剤耐性がつく可能性があります。
ここからは、健康被害と薬剤耐性について詳しく解説します。
健康被害はほとんどない
ボトックス注射は医療用として安全性が確立されている薬剤のため、適切に使用すれば健康被害が生じるリスクは非常に低くなっています。
一般的な副作用として挙げられるのは、注射部位の一時的な腫れや赤み、軽い筋肉の違和感程度です。これらの症状は数日から数週間以内に、自然に解消されることがほとんどです。
安全性をさらに高めるためには、信頼できるクリニックを選び、施術前に医師と十分に相談することが大切です。
薬剤耐性がつく可能性がある
ボトックス注射を長期間使用し続けると、稀に薬剤に対する耐性がつく場合があります。ボトックスの薬剤耐性とは、体内でボツリヌストキシンに対する抗体が作られ、効果が得られにくくなることを指します。
薬剤耐性がつくのを防ぐためには、適切な治療間隔で施術を受けることが重要です。万が一、薬剤耐性がついた場合でも、他の代替治療法を検討することで、シワ改善や小顔効果を得ることが可能な場合もあります。
「効果の持続期間が短くなった」「効果があまり得られなくなった」場合は、薬剤耐性がついている可能性が高いため、医師に相談すると良いでしょう。
ボトックス注射で期待できる効果

ボトックス注射は顔だけでなく、肩や脇などの体の悩みにも適用でき、幅広い効果が期待できます。ここでは、ボトックス注射による主な効果を詳しく紹介します。
表情ジワの改善効果
ボトックス注射は、顔の表情筋の動きを抑制することで、しわや表情線を目立たなくする効果があります。額の横じわや眉間の縦じわ、目尻の笑いじわといった「表情じわ」の改善に効果的です。
額や眉間・目尻などのしわは、日常生活の中で繰り返される筋肉の動きが原因ですが、ボトックスを注射することで筋肉の動きを一時的に和らげ、しわができるのを防げます。
小顔効果
ボトックス注射は、小顔効果も得られます。特に「エラ張り」が気になる方には、顎の筋肉にボトックスを注射することで筋肉を縮小させ、フェイスラインをすっきりさせられます。
エラボトックスは、施術後3週間程度で筋肉の縮小が始まり、顔がシャープに見えるようになります。定期的に治療を続けることで、効果がより長続きするでしょう。
ガミースマイルの改善

笑ったときに歯茎が見えすぎる「ガミースマイル」にも、ボトックス注射が効果を発揮します。ガミースマイルは、上唇を引き上げる筋肉の動きが強いことが原因で起こります。ボトックスを注射することで筋肉の動きをコントロールし、自然な笑顔を作り出せるのが特徴です。
注射後は上唇の動きが抑えられるため、笑ったときの歯茎の露出が減少し、バランスの取れた表情が可能になります。
肩こりや頭痛の改善
美容目的だけでなく、ボトックスは肩こりや緊張性頭痛の緩和にも効果的です。肩や首周りの筋肉に注射することで、筋肉の緊張が和らぎ、症状が和らぎます。
特に、デスクワークやスマートフォンの使用で慢性的な肩こりに悩む方にとっては、ボトックス注射を受けることで症状が楽になったと感じられるでしょう。
多汗症やわきがの改善
ボトックスは汗腺の働きを抑える効果があることから、多汗症やわきがの治療にも広く利用されています。脇や手のひら、足の裏など、汗が多く出る部位に注射することで発汗を抑制できます。
発汗が減少するまでには1週間程度かかりますが、数ヶ月にわたって効果が持続するのが特徴です。施術によって、わきがの臭いも軽減されるため、日常生活の悩み解消に役立つでしょう。
ボトックス注射のメリット

ボトックス注射のメリットは、以下のとおりです。
- メスを使わない
- 短期間で効果を実感しやすい
- ダウンタイムが短い
それぞれ詳しくみていきましょう。
メスを使わない
ボトックス注射の最大のメリットは、メスを使わない施術であることです。顔や体に傷をつけることなく、美容効果や医療効果を得られるため、外科的な処置に抵抗がある方でも気軽に施術を受けられます。
治療時間は10分から20分程度と非常に短く、痛みも少ないため、初めて美容医療を受ける方にもおすすめです。
ボトックス注射は施術後すぐに普段の生活に戻れるため、仕事や家庭の都合で長期の休みが取れない方にも適しています。
短期間で効果を実感しやすい
ボトックス注射は、短期間で効果を実感しやすい治療法です。多くの場合、施術から数日〜1週間程度で効果が現れ始め、しわの改善や多汗症の抑制は早い段階で目に見えるようになるでしょう。
顔の引き締めや小顔効果に関しても、数週間以内に実感できることがほとんどです。効果の持続期間が3ヶ月〜6ヶ月程度のため、予定に合わせて計画的に治療を受けられます。
ダウンタイムが短い
ボトックス注射は、ダウンタイムが非常に短い治療法として知られています。施術直後からメイクが可能で、日常生活に支障をきたすことは滅多にありません。まれに、注射部位が赤くなることがありますが、数時間から数日で自然に治まります。
ボトックス注射のデメリット

ボトックス注射は、手軽で効果的な美容治療として人気がありますが、リスクやデメリットが全くないわけではありません。
ここからは、ボトックス注射に関するデメリットについて詳しく説明します。
内出血や腫れが出る可能性がある
注射をする際に血管に針が触れることで、局所的に赤みや腫れが生じることがあります。これらの症状は数日から1週間程度で消えることが一般的です。
適切な技術を持った医師が施術を行えば、リスクを最小限に抑えることが可能です。クリニック選びの際には、医師の経験や実績を確認しておくと良いでしょう。
アレルギー反応が出る可能性がある
ボトックス注射は安全性が高い治療法として評価されていますが、まれにアレルギー反応が現れることがあります。ボトックスの成分に対して体が過敏に反応することで、施術部位に発疹やかゆみ、腫れなどの症状が出る場合があります。
全身の倦怠感や呼吸困難といった重篤な症状を引き起こすことも報告されてるためリスクを踏まえたうえで施術を受けることが重要です。施術後に異常を感じた場合は、すぐにクリニックに相談しましょう。
不自然な表情になる可能性がある
ボトックス注射は、表情を自然に保ちながらしわなどを改善する治療法ですが、注入量が多すぎたり施術部位が不適切であったりする場合に、不自然な表情になることがあります。
眉間のしわを改善するためにボトックスを注射した場合に、量が過剰だと眉が不自然に下がったり、逆に上がりすぎたりすることがあります。また、笑顔や目の動きがぎこちなく見えることもあるため注意が必要です。
皮膚がたるむ可能性がある
ボトックス注射を頻繁に繰り返すことで、一部の筋肉が衰える可能性があります。筋肉が使われない状態が続くと、たるみが目立つようになります。
ボトックス注射を受ける際は、適切な間隔で施術を受け、必要以上に施術を繰り返さないことが大切です。皮膚がたるむ兆候が見られる場合は、別の美容治療やスキンケアを組み合わせて行うことで改善が期待できます。
噛む力が弱まる可能性がある
エラボトックスを受けた際、咬筋の動きが抑制されることで一時的に噛む力が弱くなることがあります。硬い食べ物を噛むのが難しくなったり、食事中に違和感を覚えたりすることがあります。
ボトックス注射は、効果が切れると元の状態に戻りますが、施術後に強い違和感を覚えた場合は、注入量が適切でなかった可能性があるため術後の変化に注意が必要です。
施術前に医師としっかり相談し、適切な量と部位を選ぶことが重要です。噛む力が弱まるリスクを理解したうえで施術を受けることで、安心して治療が受けられるでしょう。
ボトックスの効果を最大限引き出すためにはクリニック選びが重要

ボトックス注射の効果を最大限に引き出すためには、信頼できるクリニックを選ぶことが何よりも大切です。以下のポイントを踏まえて、クリニック選びをしてみてください。
- 症例実績
- 医師の経歴
- 医師の技術力
- 追加施術が可能か
信頼できるか否かは、実際にカウンセリングへ足を運んで判断するのがおすすめです。
まとめ

この記事では、ボトックス注射をやめるとどのような変化があるのかを解説しました。
ボトックス注射は、しわ改善や小顔効果、多汗症の緩和など、さまざまな悩みを解決する効果的な治療法です。一方で、内出血や腫れ、不自然な仕上がりなどのリスクがあるため、事前にデメリットを十分に理解し、信頼できるクリニックで施術を受けることが重要です。
経験が豊富な医師による施術は、副作用を最小限に抑え、自然な仕上がりを実現する鍵となります。
この記事を参考に、ボトックス注射で肌悩みを解消しましょう。
- ・本コンテンツの情報は、充分に注意を払い信頼性の高い情報源から取得したものですが、その正確性や完全性を保証するものではありません。
- ・本コンテンツは一般的な情報の提供を目的としています。医療上のアドバイスや診断、治療に関しては、必ず医療従事者にご相談ください。
- ・本コンテンツの情報は、その情報またはリンク先の情報の正確性、有効性、安全性、合目的性等を補償したものではありません。
- ・本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。












